08:05
「←焼小屋」と岩に白ペンキで書かれている。
ボヤでも起こして焼けてしまったのか、と思ってしまうのでちゃんと「焼岳小屋」と書いたほうがいいと思う。
いや、でもここを通る人は全員焼岳登山をしているわけだから、間違える人はいないか。
だったらもう、「小屋」でいいじゃん、と思うけどそれはへりくつ。
08:13
別に僕はGoogleストリートビューの撮影をやっているわけではない。なので、常時カメラを撮影しっぱなし、というわけではない。
小雨が降っているということもあり、撮影していない時はカメラをちゃんとケースにしまっている。
そんな中でも、「ああ、この光景は撮影したい!」と思える何かが、このアングルにはあったんだろうな。きっと。
今となっては何のこっちゃ、さっぱりわからねぇ。何かあったのだろうか。それとも、頭がもうろうとしてきて、何かがここで見えたのか。
説明省略。というか説明するべき記憶が残っていない。
たぶん、「こんな岩肌の道を登り下りするんですよ」という程度しか意味はないのだと思う。
時折、焼岳小屋に泊まっていたグループとすれ違うようになってきた。僕なんて、朝食終了とともにすぐ出発してしまう身軽さだけど、団体の場合はそうはいかない。「朝食後すぐは便意を催すので時間がかかるのよ」という方もいるだろうし、「食べてすぐに動くと気分が悪くなるから、おなかがこなれるまで待って」という人もいるだろう。そういう人たちのリクエストを最大公約数でまとめると、行動がかなり遅くなる。
08:29
単独行おかでんの生きざまをごらんください。
山頂到着時点ではレインウェアの上着を脱いでいたけど、下山時はまた装着している。雨は断続的に降り続けている。やれやれ、7月末って本来は天気がもっとも安定している時期のはずなのに。
08:29
08:32
そういえば今更なのだけど、国土地理院1/25,000の地図で焼岳を見ると、山頂直前に登山道は峠沢の上端部分を横切るらしい。
多分、僕は既に行きも帰りも、峠沢を通過したはずだが・・・全然、わっかんなかったなぁ。
視界が悪いと、ほんとうにただひたすら目の前の段差にしか気が回らない。周囲を見渡しても何も見えないのだから当然なのだけど。
08:38
むしろ緑があるほうが少し落ち着く。
というか、光景に陰影とか遠近が出てくるので、ガスって視界が悪いときでも目を楽しませてくれる。
08:39
中尾峠に戻ってきた。
左に行けば新穂高。まっすぐいけば焼岳小屋。右は・・・あれ?右は?
おそらく、小屋を経由せずに下山できるルートがあるのだろう。しかし、登山地図にはその記載がない。行けるかもしれないし行けないかもしれない。ガスっていることだし、無理なチャレンジはやめておく。おとなしくまっすぐ進む。
08:39
中尾峠から伸びる「謎の道」。
うーん、踏み跡はしっかりしているっぽいんだよなぁ。
08:40
08:46
08:49
だいぶ木々の背丈が高くなってきた。そろそろ樹林帯。
08:53
焼岳小屋に戻ってきた。
まだこの時間になっても、山頂を目指していない人がいた。天候の回復を待っているのか、ノンビリ屋さんなのか。
いや、さすがにそれはあんまりか。朝食から2時間以上が経っている。今朝早く上高地を出発してここまでやってきた人なのかもしれない。
(つづく)
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