神社仏閣町歩き、おまけに登山【鎌倉・衣張山】

切通路

14:39
まんだら堂やぐら群の周囲は、第1~第3までの切通しがある。すぐ近くなので、切通しを見て行くことにする。

切通路

これが切通し。

ぱっと見は「狭い登山道」のように見える。

切通路

近づいてみると、人力で削った崖が待ち構えていた。

道路のためにわざわざここを掘ったとは大変なことだ。

切通しは、鎌倉防衛のためもあって幅が1メートルほどのところがある。敵がやってきたら、切通しを塞いでしまうとか、崖の上から石を投げつけるという作戦だったのだろう。

「海沿いを歩けばいいじゃないか」と今となっては思うけれど、海沿いは海沿いで岩がゴロゴロしていて、そう簡単に歩けるわけではないのだろう。

下山

さて、下山だ。これにて全行程終了。あとはここから鎌倉駅まで、歩いて行く。逗子と鎌倉の中間地点なので、ちょっとばかり距離はある。

谷

横須賀線の線路を見下ろしながら、集落に向け下りていく。

まんだら堂やぐら群がある山の地下には、横須賀線のトンネルの他に道路のトンネルもある。このトンネルは小坪トンネル・衣張トンネルと複数あるのだけど、全国でも屈指の心霊スポットとして古くから有名らしい。

逗子市街と鎌倉市街を結ぶ道路なので車の往来は激しいはずなのに、心霊スポット認定されている不思議。近くに火葬場があるからだ、とか、古くから「まんだら堂」のような慰霊の場所があるからだ、という説があるようだ。でも、そんなことを言い出したらこの狭い日本、どこでも心霊スポットだらけになってしまうじゃないか!?と思う。

原爆で何十万人もが亡くなった広島市で育った僕にとっては、「心霊スポット」というのは全く信じていない。そんなのが本当なら、広島は幽霊だらけだ。

「無念の死を遂げた武士の幽霊が出る」なんて話をこの手のスポットではよく聞くけど、戦国時代に限らず無念の死を遂げた人なんていうのは過去に何百万、何千万人もいるわけで、その霊はどうなっちゃったんだろう?東京だって大空襲や大地震があってとんでもない数の人が死んでいるし、それ以外の土地だってそうだ。

ただ、だからといって「心霊体験をした人」を嘘つきだとは思わない。その人なりに、何かを感じたのだろう。あと、こういう「心霊体験」を否定することを会話中にすると、一気に場がしらけて「何?この面白くない人」と白い目で見られるのがオチだ。信じている人がいるなら、そっとその話を聞いている方がいい。

平地

14:59
平野部におりてきた。

切通を振り返る

15:02
まんだら堂やぐら群や切通しがある丘を振り返ったところ。なんの変哲もない、里山だ。

アウトドアショップ

鎌倉駅への道の途中、リーダーが

「ここ、時々使うんですよ」

と指さす建物があった。なんの変哲もない建物のようだけど、よく見ると「山と道」という表札が出ている。アウトドアグッズの製造直売のお店だという。えー、こんなところに、こんなさりげなくお店があるのか。

土曜日だけオープンしていて、しかも事前予約制!だから、我々のような「山サークル」であっても、「じゃあちょっと中を覗かせてもらいましょう」と中に入るわけにはいかないのだった。

予約はオフィシャルサイトから行うのだけど、30分刻みになっていて厳格だ。面白いね、「先客万来!お客様は神様です!」ではなく、来る人を制限する商売。

境内

15:12
八雲神社に立ち寄る。

境内

15:19
「鎌倉駅はここを通り抜けた先です」

と言われ、本覚寺の境内を突っ切る。駅に向かうのにお寺の中を通っていくという体験があんまりないので、ちょっとびっくりした。ああそうか、僕が知っている「寺」というのは、山の中腹にあったり、町外れにあったりするからだ。

「駅のすぐ近くにある寺」というのには、あまり馴染みがない。

それにしても大きな境内だ。こんなお寺がボコンと鎌倉駅のすぐ近くにある、というのが鎌倉ならではだ。古い町だからだろう。

創業400年の石屋

古い町といえば、石屋さんの「石長」は創業400年だそうだ。なんだその伝説的な時系列の長さは。

ひょっとしたら、昔の石長は、「やぐら」に入れる五輪塔を売っていたりしたかもしれない。実際、店頭には五輪塔が展示されているし。

鎌倉駅

15:24
鎌倉駅に到着。ここで全員現地解散となった。

鎌倉駅ではお店が充実していて、電車が来るまでの時間にちょこっと土産物を買うのには最適。

登山の場合、「土産物を買う場所がなかったので、手ぶらで帰宅」ということがある。または、登った山とは全然関係のない場所の土産を買うといったこともある。その点、鎌倉駅なら完璧だ。ただし、「鎌倉に行ってきたんです。何しにって?ええ、もちろん登山なんです」と土産を渡した人に説明しても、全く理解されないだろうけど。

今回は本当に気軽な、時間としても短いハイキングとなった。こういう企画は、僕一人じゃ絶対に思いつかないしやらない。なので、企画してくれる人がいたからこそ実現できた。おそらく僕一人なら、「鎌倉のお寺を全部制覇」みたいな企画にしてしまっただろう。

鎌倉散策、変化に富んでいてとても楽しかった。またこういう機会があれば参加したいものだ。

(この項おわり)

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