0歳児、晩秋の上高地に突入す【中の湯・明神】

一方、こちらは女湯。

なんでこんなに大きいのだろう?と思うくらい、建物が立派だ。温泉街の、地元住民向け共同浴場よりも広い。これが女湯専用だ。

風呂からでてきたいしに、「中はどんな感じだった?」と聞いてみたが、「普通だった」的な回答が返ってきた。なるほど、男湯と見比べないと、コメントのしようがない質問をしてしまった。

ちなみにお風呂は15:30~17:45の間だけだ。夕食後にもう一回入りたいな、というのはここではできない。

女湯方面から山のひだやを見たところ。

明神、そして山のひだやには何度も訪れているが、こちらの角度から建物を見るのは初めてだ。「へえ、こうなってたのか」と感心する。

食堂の外にはテラス席もある。

さすがに今この時期は寒いので、テラス席でくつろぐ気にはなれない。でも、夏だったら早めにチェックインしてここでくつろぐのは楽しい。(翌朝楽しもうと思っても、チェックアウト時間が早いのでなかなか時間がとれない)

カフェ・ド・コイショはもう本日の営業を終えているが、フロントのカウンターにはお菓子の一部が運ばれていて、出張販売されていた。

食堂。

夕食の写真が残っていない。食事中、焼き上がったばかりの串打ちされた岩魚の塩焼きが届けられたのだが、その写真だけだ。なぜ料理写真が残っていないのか、覚えていない。うまく撮影できていなかったのだろう。

部屋に戻って、部屋で弊息子タケと風船で遊ぶ。

0歳児でも風船遊びを喜ぶ。でも、動体視力がとても弱いので、ちょっとでも風船が跳ねて視界から外れると、全く見失ってしまう。常に彼の眼の前に風船がある状態にしておかないと、遊びにならない。

そのため、写真に写っている二人はとても近い距離で向かい合っている。キャッチボールのようなことをやるにしては近すぎるのは、「子どもが風船を見失うから」だ。

「風船が飛んでいった方向から、風船の位置を類推する」というスキルはまだ0歳児には備わっていない。そもそも、見失ったものを探そうというほど、執着心もない。

ハクキンカイロは今回も活躍。直に触ることができないくらいの熱を半日以上キープし続けるのだから、アウトドアでは貴重な存在だ。

来たるべき夜間の寒さに備え、もう一回燃料を補給して着火する。

ふだんハクキンカイロを使うときは、ハクキンカイロ用のベンジンを使う。でもボトルが大きいので、外出先ではジッポのガスを使う。どちらでも問題なくハクキンカイロは使える。

タケは赤ちゃんなので大人の体温よりも高い。だいたい、37度弱くらいが平熱だ。

そのせいか、寝ているうちに布団から転がり出たがるので、風邪を引かないかヒヤヒヤものだ。免疫なんてほとんどないし。この山の中で体調を崩したら大変なので、タケが布団から脱走しないようにいしがタケを抱きしめながら寝た。

2021年10月31日(日) 3日目

06:55
外はまだ朝もやが若干残っている。

朝食。

おひつの中のご飯は、おこげが混じっている。最近おこげを食べていないので、ちょっとうれしい。

子供の頃のように「おこげ!おこげ!」と大喜びはしないが、ほんのりとうれしさを感じる。

山のひだやの朝食。下界の旅館ご飯のような、派手めな料理がドカンドカンとならぶことはないが、色目美しく、楽しい食事になっている。サラダの色がとても鮮やかで目を見張るし、なめこがどっさり入ったお味噌汁も口の中に唾液が溜まるビジュアルだ。

(つづく)

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