0歳児、晩秋の上高地に突入す【中の湯・明神】

大王わさび農場地図。

清流の川に沿ってわさび栽培をやっている畑だ。なので、長い滞在時間は必要としない。

もっと観光地として色気を出しても良いのに、とは思う。

一応散策コースが2つあって、その両方とも巡ると1時間ちょっとの所要時間になる。道中、わさび畑を眺めたり、梅林や桜並木があったりもする。

今、僕らがここを訪れているのは10月末。散策は・・・やめておこう。

この敷地内にはレストランが2軒ある。

そのうちの1軒、オアシス。

「わさびとよく合う肉料理と新鮮野菜」と書いてあった。

カレー、オムライス、サラダ、豚肉のグリル、ナポリタン・・・といろいろな洋食メニューがある。お子様ランチもある。

なんでもかんでもわさびを使った料理、というわけではない。それだと、食べられない人がでてきてしまう。

ここを訪れるのはわさびが大好きな人だけでなく、「わさびは大して好きではないけれど、わさび畑は見てみたい」という人もいるはずだ。

で、わさび畑。

刈り取った後で、わさびが茂っていなかった。

水はとてもきれいで透明。

川の水を引き込んで広いわさび畑を作っているのだが、そのためこのあたりは結構冷える。

12:13
お昼ごはんを食べることにした。先ほどの「オアシス」だと、せっかく安曇野に来たのにワクワク感がスクアに。なので、「湧水飯釜 大王庵」というお店に入ることにした。

なお、この季節でも客足好調で、席に通されるまで待つことになった。

「名物 本わさび飯 1,000円」が目を惹く。

小鉢料理と、具だくさんみそ汁とご飯、そしてわさびの組み合わせ。

ほかにも、「もりもりきのこ飯とごろごろ野菜の味噌汁定食 1,480円」というのも気になる。

おっと待った、この定食だとわさびは付いてこないのか。せっかくだからわさびが付いているメニューがいいな。

12:31
大王庵の店内。

飛沫の飛散防止のため、木目調のパーティションがテーブルに並べられている。2021年の飲食店では、アクリル板のパーティションが飲食店のスタンダードだが、木目調パーティションはちょっと珍しい。

向こうが見えないので、まるで何かのバリケードのようだ。

料理を注文してから届くまでの間、わさびが卓上に届けられた。わさびを擦って待っていてください、というわけだ。とんかつ屋で、すり鉢と炒りごまが先に届くのと一緒。

面白いのが「わさび八味」という調味料。「八味?七味じゃなくて?」と思ったが、そりゃそうだ、七味にわさびが加われば八味だ。

12:40
肉豆腐飯、1,280円。届いた。

いしは「出汁巻き飯 1,080円」をオーダー。

いしはだし巻きたまごが大好きで、一人でよく食べている。

具たくさん味噌汁の中に入っている人参が独特な形をしているなあ、とは思っていた。花をかたどったにしては形が変だな、と思っていたのだが、よーく見ていてようやく気がついた。ああこれ、「大王わさび農園」の「大」の文字だ!と。

料理はとても美味しかった。すりおろしたてのわさびを、ご飯の上にちょこんとのっけて食べるのは嬉しいしちょっと恥ずかしい気持ち。なんで恥ずかしいのかは自分でもよくわからないけれど。

すりおろしたばかりだからなのか、辛さよりも甘さを感じる。だから美味しく感じる。とはいえ、油断して多めに口に入れてしまうと、やっぱりおなじみの辛さにガツンとやられるので油断がならない。

(つづく)

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