褒美の希望は島流し【のっとれ!松代城2014】

除雪された道を進む

給水所を過ぎると、しばらくは完全に除雪された舗装道路の上を走・・・いや違った、歩く。もう一番乗りが出たことだし、今更走ったって何にもならん。制限時間までに到着すればいいや、と一人納得し、「参加することに意義があるのだ」と開き直った。既に自分がいるのは最後尾に近い位置だし。

それでも感心なのは、「平地なら頑張れる!」と僕を追い抜いて走っていく人たちだ。少しでも短い時間でゴールしたい、という願望があるらしい。すごいガッツだと感心させられる。

いよいよ山登り

走って行く人たちにどんどん追い抜かれながらも、しばらく「お散歩」していたらいよいよ雪道に突入。「ゴールまで1,900m」の標識が立っている。ここからが山道になる。

もともとは舗装道路なのだろうが、どっしり降雪している今ではその片鱗すら見えない。ガードレールがあるのかないのかさえ、判別不能だ。

動物の足跡
一面の銀世界

一面の銀世界を見下ろす。

動物の足跡が真っ白な雪の上にぽつぽつと見える。鹿だろうか?

「やー、奇麗だねえ」とカメラを構えているような余裕がある、というのが今時点の僕の心境。というか、レースなのにカメラおよび三脚を持参している時点でお気楽っぷりを露呈しているのだが。

登り坂

さすがに雪の坂道ともなれば、さっきまで舗装道路を走っていた戦士たちもペースを落として歩いていた。体力を消耗したくないからだ。多分、「雪道になったら体力を温存しなくちゃいけないので、せめて平地の舗装道路だけは頑張ろう」という作戦だったんだろう。賢明だと思う。

登っていく

こんな感じで、ひたすら登っていく。急斜面ではないし、圧雪されているので足元がすくわれるということはない。ただ、雪のせいでしん、と静かな空間の中を、一人黙々と歩くのは何かの修行のような気持ちになってくる。

日差しは強く、坂を登っていることもあって寒さは一切感じない。むしろ汗をかくくらいだ。

第二給水所

レース開始から40分経過、12:17に第二給水所に到着。

喉は渇いていないのだが、一応水を飲んでおく。熱中症対策のために・・・って、それはさすがにありえないか。

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