圧巻の山、圧倒する虫【巻機山】

14:05
僕は絶望的なまでに植物の名前が覚えられない性分なので、高山植物を愛でる習慣がない。

「ああ、綺麗だな」とは思うものの、名前を特定して記憶するのが苦手だと、どうしても愛着がわかない。

せっかく、雪解けとともに花が咲き誇る季節に登っているというのに、なんとももったいない話だ。

ということで、この花はイワカガミ。

登山ではおなじみの花だが、「イワカガミ」という名前すらなかなか脳の記憶として定着しないのが残念。

だいたい「チングルマ」だって、僕の中では「白くてちっこい花」で止まっている。植物に対して申し訳ない限りだ。

白い花をたくさんつけた木が、目を引く。

ようやく高山にも春が訪れ、夏が近づいてきたこの時期に、これでもかというほど花を咲かせている。
なにをそんなに生き急いでいるんだ?と思ってしまうほどの勢いだ。

コブシなのかモクレンなのか判別がつかないが、その系統の花。

花びらが猫のスコティッシュフォールドの垂れ耳みたいに下を向いていて、やる気があるのかないのか分からない。

・・・いや、こんな厳しい環境で生きているのだから、やる気がないわけがない。

これが彼らなりの最適化された形なのだろう。

14:11
地図上で標高1,564メートルと記されているあたりを通過。

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