
07:10
牛ヶ岳山頂は、座って休憩するスペースすらほとんどない場所だ。
山頂に到着したからといって、達成感に満ちあふれることはない。かといって「じゃあ、もう帰ろう」と踵を返すのも惜しい空間だ。
もう少し余韻を楽しみたい。
せっかくなので、稜線沿いにもう少し北へ歩いてみよう。この先に記念碑があるという話だし。

キリの良いところで引き上げないと、ズルズルと下山してしまう。
牛ヶ岳から北には「裏巻機ルート」と呼ばれる道がある。沢の渡渉やヘツリを鎖やトラロープで通過する箇所があり、難路とされている。間違ってそちらに向かわないようにしないと。

枯れた池塘があった。

07:13
おっと、標高が下がり始めた。そろそろ引き際っぽい。
この先、標高が急降下することが写真からでもよく伝わってくる。

07:13
今回の山行における最果ての地に到着。
ここまでが往路。そしてここからが復路。昨日今日と歩いてきた道を、今度は同じルートで下っていくことになる。
山頂でもなんでもない場所なのだけど、見晴らしが良いということで人が立ち寄るのだろう。少し開けた空間になっている。
山の上でコーヒーを沸かしたりラーメンを食べたり、ゆっくりしたい人ならここでくつろぐのが良いと思う。ここでなければ御機屋だ。牛ヶ岳山頂も巻機山山頂も、座り込んで大休止していると他の登山者の邪魔になる。

ここから巻機山を見ると、先ほどの牛ヶ岳よりもさらに良いアングルで鑑賞できる。美しい山並みだ。

木の看板が立っている。
注意
この先裏巻機登山道は健脚向きです
下山には充分注意して下さい
と書かれていた。
その証拠に、この看板のすぐ先から登山道が不明瞭になっていた。どこに道があるのか、遠目では全然見えない。歩けばかすかに踏み跡が見えるのだろうか。
ルートファインディングの力が試される。

ガスの隙間から、山の頂がわずかに見えた。
ギザギザした岩稜の山容から、あれは八海山だろう。

下界のほうも少しだけガスが晴れてきた。わずかに町並みが見える。
塩沢のあたりなので、標高はおよそ390メートル。ここからの標高差、約1,500メートル。

07:17
これから登ろうと思っている割引岳を観察する。
北側斜面には残雪がある。うーん、御機屋から割引岳に向かう道が残雪に覆われていないか?大丈夫か?
(つづく)

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