法事と登山と深夜バス【伯耆大山】

木道が分岐

10:48
まるで合わせ鏡のような光景だけど、実際の景色だ。

山頂直前で木道は二手に分かれている。どちらの道を選んでも、山頂に到着するのは一緒。山頂直下の避難小屋を挟む格好で木道がのびているので、こんなことになっている。どっちかが正解でどっちかが不正解、間違った方を歩くと死が待ち構えている・・・ということはないと思う、多分。

正面奥に避難小屋、そしてその奥の丘には人がたくさんいるのが見える。あの丘が山頂・・・なのか?山頂にしては地味すぎる。

山小屋

10:49
大山頂上避難小屋。山の上にこんな平坦な場所が確保できたのか、と感心させられる。それゆえに小屋は比較的ゆったりとした作り。色気は全然なく、実用性重視といった感じだ。

でも、今気がついた。「色気がない」といっても、ここはあくまでも「避難小屋」だ。避難小屋で色気があるところってあまりない。そうか、避難小屋だと思ってあらためてこの建物を見ると、随分立派だな。

山頂直前

10:49
避難小屋は後でお邪魔するとして、まずは山頂を目指すことにする。避難小屋の脇をすり抜けると、丘に向けて少々の登り。やはり人が集まっているので、どうやらここが山頂になるらしい。

山頂に集う人

10:50
山頂らしきところに到着した。とんがったてっぺん、という形ではなく、まるで合唱コンクールのひな壇みたいな木道の段差。こんな山頂は初めて見た。山頂に到達した人は、ここでどう過ごしていいのか微妙な顔付き。

大山山頂

10:52
あったあった、大山頂上の石碑。これにて伯耆大山登頂。ひな壇のてっぺんにあるので、なんだか変だ。

本来伯耆大山の山頂は剣ヶ峰の1,729メートルなのだけど、現在はそこには足を踏み入れることができない。もともと地盤が緩い山である上に、剣ヶ峰までの稜線歩きの道が細くて危険だからだ。なので、現在では便宜上、その手前にあるここ、弥山(1,709m)が伯耆大山の山頂という扱いになっている。

剣が峰方面

10:55
大山山頂で記念撮影。バックにもっと高い山(剣ヶ峰)が見えているというのが謎の光景だが、一般的に立ち入ることができるのはここまでなのでこれは仕方がない。

ここから際立ち入り禁止

10:56
山頂脇には、剣ヶ峰に繋がる稜線の登山道があった。稜線上にはロープが張られ、「立入禁止」の看板が掲げられている。以前は「警告」程度だったようだが、今では正式に「禁止」に格上げとなっている。それだけこの奥がヤバい、ということだ。

「ラクダの背」と呼ばれるここから先剣ヶ峰までのルートは、日本の登山道の中でも有数の難所らしい。もちろん、冬山とか道なき道を進む、といった登山だともっと難易度が高い場所はいくらでもあるわけだが、「登山道として存在している、普通のルート」としてはすごいらしい。ここから見る限りだと、そんなにヤバそうには見えないのだが、一山超したあたりから激烈になるようだ。なにせ、数十センチしか幅がない稜線の道で、歩くとガラガラと道が崩れるのだという。

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