法事と登山と深夜バス【伯耆大山】

コインロッカー

06:58
米子駅の構内にはコインロッカーがある。さすがに革靴とかパソコンといった登山の邪魔になるものは置いていきたいし、大して重たくはないシャツであっても、軽量化のために置いていきたい。最初からここを使うつもりだった。1.5キロくらいはあるノートパソコンをわざわざかついで登山だなんて、何のトレーニングだって話だ。

荷物をロッカーに預ける

というわけで、荷物を預ける。しばらくの間、ここでお留守番を頼む。

道中万が一があった時のために、ここに遺書でも忍ばせておくのがよいのかもしれないが・・・やめておこう、遺書を書き上げた時点で、なんかどうでもよくなっちゃって、本当にあの世に行ってしまうかもしれん。

売店

07:02
朝7時になったので、駅構内の売店が営業を開始した。駅弁だけでなく、そばとうどんも取り扱っている。

折角だから蕎麦でも一発、喰っていくかァ!という気がしたけど、バスがいつやってくるか気になる。営業開始直後なので、ひょっとしたら「釜の水が沸騰するまですこし待ってくださいねェ」なんて話になって、かなり待たされるかもしれない。ソワソワするのはいやなので、今回は見送った。

朝ご飯を考えなくちゃいけないし、山の上で食べるお昼ご飯だって考えておかないといけない。さて、どうしたものかね。

米子駅改札

米子駅の改札。当たり前だが、自動改札はなく有人改札となっている。

岡山に繋がる伯備線、境港に行く境線、そして山陰本線が通る。改札上にある発車時刻の電光掲示板は、見ていて楽しい。ダイヤの濃淡がよくわかるし、特急列車の名前が普段見慣れないものなので、「へー、こんな名前のものがあるのか」と感心させられる。

ちょうど今、電光掲示板には「特急スーパーまつかぜ4号 鳥取行」という表示が出ている。どんだけ強烈な風が吹くんだ、と想像たくましくしてしまう。「スーパー」ではない、ノーマルな運行形態の「特急まつかぜ」との違いななんなのだろう。しかし、調べてみたらノーマルまつかぜは存在しないらしい。全部が「スーパー」になっているのだという。なんだそれ。「世界ふしぎ発見」でも、ノーマルひとしくんとスーパーひとしくんがあって、その差は歴然としているのに。新型車両が導入された際に、「スーパー」になったのだそうだ。じゃあ、今度また新型車両に置き換わる時は、また名前をかえないとな。

ちなみに伯備線を走る特急列車「やくも」だが、こちらは以前「スーパーやくも」という特急が走っていたが、今は消えてしまった。今では全便「やくも」だ。電車を古いものに切りかえた・・・わけはないよな、さすがに。

米子駅前

07:03
米子駅からいっぺん外に出てみる。駅前の通りは、土曜日の朝ということもあって静か。それだけでなく、お店がとても少ない。駅前一等地に「カット&パーマ」のお店があるくらいだから、推して知るべしだ。地方都市というのはこういうものなのだろうか?

しかし、ビルだけはちゃんと建っている。みると、銀行だったりするようだ。あ、あと居酒屋も見えるな。生活必需品、ということなんだろうか。

ホテル激安

駅前のホテルに衝撃を受けた。シングル2,580円で朝食夕食無料、とな。それ、儲けは出るのか?

何か既視感を感じるなあ、と思っていたら、ああそうだ!2009年に松江の蕎麦食べ歩きをやった時、松江の駅前で似たような看板を見たぞ。そういえばあちらは松江ユニバーサルホテルで、こっちは米子ユニバーサルホテル。なんだ、系列店なんだな。

ちなみに松江ユニバーサルホテルはシングル一泊で朝食夕食付き、3,898円(2009年当時)だった。それでかなりびっくりした記憶があるが、米子じゃそれよりもさらに一回り以上安い。事故物件でもないとこの値段は無理だろ、と不謹慎なことを考えてしまったが、そんな冗談はともかくとしてものすごい価格だ。

この文章を書いている2015年9月時点で、あらためて楽天トラベルで米子ユニバーサルホテルを探してみたら、あった。サラダバイキングが付いていたり、大浴場があったり、「安かろう悪かろう」の宿ではなさそうだ。しかし、お値段はシングルで「4,862~5,232円/人 (消費税込5,250~5,650円/人)」となっていた。ああ、やっぱりそれくらいはするよね。

たった一年で値段を上げたのか、それとも看板に掲げられている値段がそもそも古い情報のままなのかはわからない。

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