法事と登山と深夜バス【伯耆大山】

大山

08:31
モンベルショップを過ぎたところにある大山寺橋で、大山山頂方面を見上げたところ。雄大な景色じゃのぅ。

ここからかなり遠いように見えるし、標高差もかなりあるように見える。実際のところ、標高差は約950メートル。往復6時間の行程としてはまずまずの規模感。

僕が育った広島には、こういう独立峰というのはほとんど存在しない。低い山々がゆったりと連なっている。なので、「おお、中国地方にもこんな山があるのか!」とあらためて驚かされる。まあ、中国地方と一括りにするのは人間の勝手なんだけど。大自然からしたら、中国地方だろうがなんだろうが知ったこっちゃない。

ちなみに、僕が通っていた高校には登山部があったのだが、日々の練習として裏山を「縦走」していた。縦走、というとどうしてもアルプスの3,000メートルクラスの山々を稜線歩き、というイメージがあるが、ここでいう「縦走」というのは標高200メートルとか300メートル程度の低山歩きだ。

登山口

08:33
大山寺橋を渡ったところに、車道脇から石段がのびていた。ここがどうやら登山口らしい。さて、いよいよ登るか。

夜行バスで既にイイカンジに熟成され発酵し、顔にはねっとりした脂汗が浮き出ている。なんだか、朝のフレッシュ感とかそういうのは全然ない。「やれしんどいのぅ」というジジイの言葉が口を突いて出る。

しかもこの後実家に帰省して、法事の準備をお手伝いしたりしなくては。喪服は実家に置いてあるから良いものの、もし喪服とか数珠とかを背負って登山するハメになっていたら、と思うとぞっとする。うっかり足元が狂って滑落死しても、「自殺」としか扱ってくれないと思う。だって、装備品がそうだもの。

さあ登ろう

08:36
大山夏山登山道、という標識の前で記念撮影。こういう写真は、自己満足のナルシストっぷりをいかんなく発揮というよりも、「何時何分に登山を開始した」というタイムスタンプをデジカメで残しておくためだ。

長袖のフリースに膝丈のカーゴパンツという、暑いんだか寒いんだかわからない格好になっている。10月中旬という時期ならではだ。馬鹿野郎、折角だから喪服着て登れ、って?やめてください、冗談にもほどがある。

靴だって、ちゃんと登山靴に履き替えているぞ。さすがに革靴で登山は無理だ。1時間もすれば、ソール部分が剥がれて使い物にならなくなると思う。

中国自然歩道

08:36
この界隈の地図。地図左下がバス停の場所。真ん中あたりに大山寺があり、その奥に大神山神社奥宮がある。それとは別に、これから登る道の近くに阿弥陀堂があったり、お地蔵様があちこちにいらっしゃるようだ。

地図が整備されている

08:39
大山登山道の地図。青色のラインが、これから登っていく「常行谷夏道コース」。約3時間20分で山頂に立てるはずだ。これが最短ルートになるのだが、下山も同じ道を使うのはつまらないので、帰りは「行者コース」と呼ばれる赤いルートに分岐して、大神山神社奥宮におりようと考えている。

石段

08:40
おーおーおー、いきなり登ってくれるじゃないかキミイ。

このあたりは大山寺関連の院やお堂が点在しているので、比較的なだらかな場所だと思っていたのだが・・・いきなり結構な傾斜だぞ。大丈夫か?このペースで登っていったら、山頂を突き抜けて宇宙まで到達してしまうんじゃないか?

いろいろ周辺に施設がある

このあたりは分岐が多い。道に迷うことはないのだけど、「いつでも諦めてええんやで」と語りかけているかのようだ。

石段がある

08:42
それにしても躊躇なく登っていくなオイ。

これ、学校の遠足で登らされたら、一発で山嫌いになりそうだ。コンクリートの石段は、足元が滑らないので良いと言えば良いのだが、面白みがないし膝に負担がかかる。

あっ、いけねぇ、「膝に負担がかかる」なんて発想そのものが年寄りの証拠で、チビッコ達はそんなこと思いもしないか。

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