屯田兵になった【北海道ハタケ仕事2】

17時前、作業を終えて建物に戻る。ブルーがお出迎え。さすがに雨の中外に出ようとは思わないらしく、家の中でおとなしいけど、落ち着かなくあちこち動き回っている。かわいいのぅ。

女性陣がリビングで着替えるようなので、僕一人で二階に上がって着替えていたら、ブルーが「何やってるの?」と様子を見に来た。「おおかわいいやつめ。ちょっと待ってろ、相手してやるぞ」と急いで着替えをしていたら、飽きたらしくぷいっと階下へと下りていってしまった。くそー、何がしたいんだよこいつ。

下に下りたら、井川さんの娘さんから「うわあ!おかでんいた!フリスビーちょうだいよフリスビー。ダメ?なんで?おかでんキモいのに?」と理不尽な扱いを受ける。

今日も井川さんが食事を用意してくれていた。5月の時の「お茶すら自己解決」の完全自己責任状態とはうってかわっている。今回は途中お茶の振る舞いがあったし、こうしてご飯までご馳走してくださる。いやあ、ありがたいったらありゃしないが、できれば「メシは出すのでその点は心配なく」と事前に一言あると嬉しい。こっちにもいろいろ心づもりってもんがあって。

「今回もカレーみたいなの作った」

と仰っているけど、普通のカレーなんかじゃない。よくもまあ、アドリブに近い形でこんなに料理を作れるものだ。マメヒコ常連の人から聞いた噂話によると、小学生の頃から井川さんは料理が得意で、自分のお誕生会を家で開催してクラスメイトを招く際は、自らが厨房に立って料理の腕を振るったのだという。しかも、「子供が作る子供向け料理」ではなく、かなりガチなものだったらしい。

この日ご馳走になった料理。とても美味しかった。ひとしきり農作業をやったし、食事をご馳走になったしでまったりしたい気持ちがある。しかし、早く引き上げないと。飛行機は待ってくれない。

僕は今回、新千歳空港内にある入浴施設「万葉の湯」に入ってから東京に戻ろうと思っている。そのため新千歳発の便を遅めの20:25にしてあった。しかし、やはり翌朝の仕事に響くことを懸念する「まっとうな精神」の人も多く、18時台の飛行機に乗ろうとする人もいた。それにあわせる形で、レンタカーに乗れるだけ人を詰め込み、退却と相成った。

レンタカーを返却し、送迎バスで新千歳空港に降り立った。全員と出発ロビーのところでお別れしたのち、僕は一人入浴施設「万葉の湯」に向かった。前回その存在を知り、「ああーッ、風呂入って汗を流してから帰京って最高やんけ!」と悔しがった場所だ。今回はちゃんとここで小一時間過ごせるように時間調整をしてきてるぜ。へっへっへ。

しかしちょっと困ったのが、大きなスーツケースをガラガラと転がしたまんまこの施設に入ることになった、ということだ。というのも、スーツケースは機内持ち込みができないサイズなので、チェックインカウンターで預ける必要があるからだ。これからひとっ風呂浴びたあと着替えたりするし、お土産物屋であれこれ買うことを考えると、風呂前にスーツケースを航空会社に預けてしまうのはやりたくない。まさか、汚れたおパンツとか靴下を機内持ち込みにはしたくないし。そんなわけで、重たいスーツケースと共に、この中へと突撃。

・・・と思ったのだが、料金を見てびびってしまった。1,500円とな。高い!びっくりだ。

こちらとしては、飛行機出発までの僅かな合間に入れれば良い。館内着を着てリラクゼーションチェアでくつろいだりする気はない。せめて1,000円以下であって欲しいものだが・・・さすがに空港内にある、という立地条件を考えるとこれは仕方がないのだろう。

館内にはフライト情報が表示されるディスプレイがあって、さすが空港だと感心させられる。しかし、肝心の浴室内にそれはないので、やはり出発時間が気になりつつの入浴にはなる。

お湯の質はまあ・・・大したことはない。あと、露天風呂に行ってみたのだが、すっかり塀で取り囲まれており、景色はあまりよくなかった。立ち上がらないと外の景色が見えない。湯船にいると、ひたすら「キーン」というジェット音と、飛行機燃料の油臭さばっかりだ。露天風呂よりも屋内の風呂の方がむしろ気持ちが良い、という状態だった。

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