もはや観光【のっとれ!松代城2017】

シャトルバス

09:13
松代支所の駐車場入り口のところに、シャトルバスが待機していた。ここから「越後まつだい冬の陣」会場までは徒歩で15分から20分はかかってしまうので、シャトルバスがピストン運行している。

これに乗って、現地を目指す。

ちなみに松代支所の駐車場は、比較的車の数は少なかったと思う。会場から松代支所に向かう途中の路上に路駐している車が結構あったので、そのせいかもしれない。でも、路駐していてお巡りさんに反則切符を切られるのはたまらないので、我々はちゃんと駐車場に入れておいた。

あっ、でもひょっとしてこの界隈の道路は、駐車禁止エリアになっていないかもしれない。都会に住んでいると、「世の中全部、駐車場以外に駐車したらアウト」という思い込みをしてしまう。

会場を目指す

シャトルバスを降り、会場を目指す。

車に荷物を置きっぱなしにしているので、みんなほぼ手ぶらだ。サイフとスマホを持参しているくらいだ。これまでとは大違いで、気楽だ。

しかしうっかりしていたのが、室内履きを忘れていたということだ。冬の体育館は極寒で、日が照っている外よりも寒い。あと、トイレ用のスリッパが存在しないか、あっても少ないので、男性トイレの場合、床にこぼれたオシッコをソックスで踏みつけてしまう。来年は必ず、簡易的なものであっても室内履きは持参したい。

「うわあ、今年も雪がないなあ」

一同、ため息が出る。昔はこの、会場に通じる道は雪で覆われていたのに。去年、今年と雪がない。もちろん除雪の賜物なのだけど、だとしてものどかだ。のどかすぎる。

そもそも、「のっとれ!松代城」のコンセプトは、「松代城を占拠した冬将軍をみんなで追放し、松代に春をもたらす」というものだ。でもすでに、我々が頑張る前に春が訪れつつある気配。こういうのも温暖化の影響なのかねぇ。

会場の階段

体育館に向かう階段も、毎年「うわあ」と驚き、ため息をつく定番ポイント。

これ、4年前の時は「滑り台になるんじゃないか?」というくらい雪に埋もれていた記憶があるのだけど、今じゃ雪一つない。

これも、スタッフの皆さんによる除雪のおかげなのだろう。怪我をしなくて済むのでありがたいけど、雪がないと不安になる。

さすがに今朝いた六日町と比べると、山奥のこちらの方が若干気温が低い。とはいえ、春の到来はもうすぐだ。

受付所の看板

今年もお恥ずかしながらやってまいりました、のっとれ!松代城。

この「受付所」と書かれた看板を見ると、なんだか照れ笑いを浮かべてしまう。すいませんん、今年もお世話になりますよ、と。

受付

体育館の前で受付を行う。

150番刻みで受付場所が違い、それぞれの受付には紙で印刷した帳簿が用意され、来場者の指名と突合している。

500名定員のイベントだけど、当然500名全員がやってくるわけではない。お金を期日までに振り込まなかったために参加資格取り消しとなる人もいるからだ。そしてもちろん、当日都合が悪くなって、レース会場に現れないという人もいる。

今年の出走者数は何名だったっけ?後で公式記録を確認してみると、招待枠の「歴代城主」を含めてエントリーが490名、当日レースに出走したのが457名、完走457名だそうだ。なんてこった、誰一人脱落者なく、制限時間内に完走してるのか。なんてユルい「雪中鉄人レース」なんだ。

体育館

体育館の中。今年も相変わらず、ずらっと20名ずつ並んでいる。

並ぶヘルメット

一人ひとつずつ、ゼッケンと軍手(お持ち帰り可能)、ヘルメットとビニール袋が用意されている。今年は、レース参加者4名分を僕が一括して申し込んだので、4名が連番になっている。これまでは一人一人がバラバラに申し込んでいたので、番号が全然違っていた。

エントリー開始日の0:00に申し込みをしたのだけど、37番。どうすればもっと早い番号になるのだろう。メールエントリーなので、エントリー開始きっちりに申し込んでも番号は早くならないのかもしれない。それよりも、銀行に入金するタイミング次第で番号が決まるのかもしれない。

よし、だったら来年は37番よりも若い番号を目指すぞ!

・・・レースで好成績を残すことができないので、ゼッケン番号で頑張るという意味のない方向に向かってしまっている。

資料

一人一人の荷物セットのほかに、紙が一枚ついていた。なんだろう、これは。昨年まではなかったものだ。

見ると、会場内の屋台街「食い倒れ横丁」の人気投票なのだそうだ。小判型のプラスチックがセロハンテープで紙に貼り付けてある。これを投票券として、良いと思ったお店に一票を投じてください、とのこと。

ただしこの小判投票券、塗装が非常に簡易なもので、張り付いたセロハンテープを剥がしただけで黄金の塗装がはげた。あと、あまりに軽くて存在感がないので、ポケットに入れているうちに見失ってしまった。ドンマイ。

ルート

自分のポジションを確認したところで、大会ルールの確認をしなければ。

体育館の壁面に張ってある、コースレイアウトをみんなで確認しに行く。

「あ、今年も地獄谷渡りはないのか!」

早速目についたのが、このレースで最もわくわくさせられる障害物、「地獄谷渡り」のところに×印がつけられていたことだ。今年も雪が少なくて、準備できなかったのだろうか?

「そうかー、まだ一度も地獄谷を渡ったことがないですよ」

おーまさんが残念そうに言う。昨年から参加のおーまさんは、この障害物を体験したことがない。ちなみに一昨年は、待ち行列が長すぎたために、「地獄谷を歩いて迂回してもよし」ということになり、よこさんは歩いて迂回している。なので、地獄谷体験というのは、ここにいるメンバーはあまり多くない。

今年の障害物は、

馬落とし→騎馬止め→堀越え→砦越え

の4つ。昨年は雪不足によって取りやめになった「馬落とし」が今年は復活している。そして、ルートは一昨年までのものと同じに戻っている。

ゴールまで3.6km、最大標高差200m。

タイムスケジュール

10:30 全戦士競技説明(体育館内)
11:00 戦士入場(歴代城主、外国人、歌舞伎者、一般戦士の順)
①市長あいさつ
②歌舞伎者ステージパフォーマンス
③戦士宣誓
11:30 スタート
13:00 競技終了
(帰りは、体育館行きバス(第2給水所付近)が出ます)
13:30 新城主着替え(新城主は体育館2F会議室へ)
14:10 戦士集合(体育館前)
14:30 凱旋(全員で入場)
14:30 表彰式・抽選会
15:25 閉幕式

という段取りだ。今年も一緒。レース制限時間は90分、ということがここからわかる。年によっては60分だと事前宣告され、「やべー、結構走らなくちゃ!」と覚悟していたら、当日蓋を開けてみると90分でした、ということがあったけど、今年はきっちり90分。

勇者様の抜け殻

壁際に、なにやらステンレス製の箱のようなものが置いてある。なんだこりゃ。

「あ!勇者様だ!」

よこさんがいち早く気がついた。

勇者様とは、毎年歌舞伎者として出場している方で、基本はRPGに出てくる戦士のような鎧甲胄を身につけ、ベルセルクに出てくるような大きな木製の刀を持っている(キャラクターの正式名があったはずだけど、何度聞いても覚えられない。便宜上「勇者様」とお呼びしているけど、許して)。

よく見ると、段ボールの中から、トゲが突き出たフルフェイスマスクが見えるし、床に転がっているのは腕かスネの部分の防具だろう。ってことは勇者様、今年はさらに新しい武器を仕込んできた、ということか。

そういう状況を把握した上であらためてこの「箱」を見ると、柄がついているし、箱には大きなトゲがついている。どうやら、これをハンマーとして振り回し、敵を殴りつけて撲殺する魂胆らしい。なんて凶暴な。

おまわりさーん、これって銃刀法違反にはならないんでしょうか。

ならないだろ、さすがに。

「鈍器」ってそもそも銃刀法の対象になるんだっけ。そんなのが認められてしまうと、竹刀を持ち歩いているだけでお巡りさんに捕まってしまう。竹刀だって、当たりどころが悪ければ十分に殺人兵器だ。

勇者様が戻ってきたので、お話をさせてもらう。向こうがこっちのことを覚えているかどうかわからないけど、なんか賑やかな集団だ、ということと、自衛隊の迷彩服を着た奴がいるぞ、ということで頭の片隅には残っていると思う。

聞くと、昨年の夏くらいからこの「新型兵器」の開発を行ってきたらしい。のっとれ!にどこまで力を入れてるんだこの人は。かっこよすぎる。

この兵器を持たせてもらったが、びっくりするくらい重たい。ハリボテなんて言わせない、説得力ある重さだった。車で来ているから運べたんです、と教えてくれた。そりゃそうだ、これを電車で運ぶのは無理だ。それこそ、お巡りさんがやってくる事案だ。

「これで今年の歌舞伎者を狙うんですか?」

と聞いたら、今年は歌舞伎者パフォーマンスには出ない、とおっしゃる。えー、こんな新装備を仕込んだのに、もったいない。レースに出るだけにこの不便な格好をするとは、なんたるサービス精神!

「毎回ステージに立ってますけど、たまにはステージの下からパフォーマンスを見てみたいな、と思って」

と微笑みながら勇者様はおっしゃる。そして、新兵器の「箱」にひょい、とのり、

「こうやって台になるんですよ。人が多くて前が見えにくかったら、こうやって上に乗ればよく見える」

そこまで考えているのか。さすが、場数を踏んでいる方は違う。

「ところで勇者様、これまでにハワイとか、その他いろいろな賞を受賞した経験はおありですか?」
「ないんですよそれが」

あー、僕らだけじゃないのか。

僕らは4年目だから、そろそろハワイが当たるだろう、という甘い考えがあったけど、現実はそんなものじゃない。勇者様は、我々どころじゃない回数、このレースに参加しているけど、それでも成果ゼロだ。厳しいのぅ。ハワイはさすがに「遠島」というだけあるのぅ。

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