もはや観光【のっとれ!松代城2017】

お店

16:35
利き酒を終え、ある人はお酒を買い、ある人は甘酒や豆乳を買い、みんなほくほく顔で雪室を退却した。

駐車場の傍らに、売店らしき建物がある。こちらも立ち寄ってみよう。うどん屋、蕎麦屋にはさすがに立ち寄らないけど。ええと、「つつみや八蔵」という名前のお店らしい。

売り物

「つつみや?」

よくわからない概念だ。「蕎麦屋」「うどん屋」というのは蕎麦やうどんを食べさせるのを生業(なりわい)にしたお店だ。では「つつみや」とは何ぞ。

「包装紙のお店かな?」

最近は観光地なんぞで、マスキングテープを売るお店がある。その延長線で、包装紙を売るお店があってもおかしくは・・・いや、おかしいだろ、東急ハンズとかホームセンターで包装紙を売るなら、ともかく、こんな林の中にある施設で、包装紙を売ったとして誰が買う?

中では、バウムクーヘンなどのお菓子や、米が売られていた。あれ、単なるお土産物屋さん?

「つつみや」という名字の方が営んでいるお店だったか、さては。

のし

店員さんに話を聞いてみたら、ここでは熨斗(のし)などの包装を承っているのだそうだ。ああなるほど、お酒というのは、冠婚葬祭に密接に関係しているものだ。なので、のしというのは大事な要素だ。

デパートやら酒屋さんでお酒を買っても、それなりの包装はしてくれるだろう。しかし、バシイッとキマったのしを作って欲しいとなると、プロの手を借りることになる。それがここ、というわけだ。酒蔵が包装屋さんもやっている、というのが面白い。

最近は、100円ショップで買ったのし袋を使うことが多い。お祝いのときでも、お悔やみの時でも。袋にのしが印刷されたものだったり、安っぽくテラテラと光る水引だったり。

「そういうものだ」と思っていたけど、いざ実物の包装を見るとびびる。すごい迫力に圧倒される。立体感が素晴らしい。これは確かに、お世話になった人やお祝いごとに使いたくなる。

面白いのは、熨斗鮑が「熨斗稲」になっているということ。そもそも、あわびをのしたものを包装紙に貼り付けたことが「のし」の由来のはずなのに、その鮑がいなくなり、かわりに稲穂が取り付けられている。さすが米どころ。五穀豊穣ということでおめでたい象徴なのだろう。

ランドセル型バウムクーヘン

つつみや、ということで、昔からののしだけではない。

バウムクーヘンのラッピングには、ランドセルを模した入れ物が用意されていた。あっ、これ欲しい!

姪へのプレゼントとして使ったら、喜ばれそうだ。バウムクーヘンを食べた後は、小物入れに使えるだろう。

ミニのバウムクーヘン2個が入って、ランドセル付きで795円。安いと思うが、理由は忘れたけど結局買いそびれた。どうしてだろう。

六日町市街

17:37
八海山雪室がある「魚沼の里」を後にする。このほか、そう遠くない場所に「八海山泉ヴィレッジ」という施設があり、そこではクラフトビールが楽しめるらしい。あわせて訪れてみたかったけど、冬の間は営業をしていないので今回はパス。ビールだと体が冷えるでしょうが!・・・というわけではないと思うので、そもそも冬はこのあたりに観光客があまり訪れないのかもしれない。

我々は、また六日町に戻ってきた。今晩の部屋飲み用に、飲み物食べ物を買い込んでおくためだ。ちょうど六日町の駅前にスーパーがあったので、そこでお買い物をする。

僕はこれまで知らなかったのだけど、六日町は「温泉郷」を名乗るくらい、湯の里らしい。町中のあちこちに足湯がある。

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