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「越後まつだい冬の陣」の会場に戻り、お留守番をしていたおやびんと合流。
おやびんはうれしそうに、手ぬぐいを見せてくれた。何かで貰ったものらしい。「松代盆おどり」と書いてあるので、半年近く季節感がずれているけど、立派な手ぬぐいだ。
おやびんは人に対して全く物怖じをしない性格なので、自分が「?」と思ったことがあれば、見知らぬ人であってもすぐに声をかけるし、すぐに仲良くなるという才能がある。これも、その一環だろう。
お酒好きのおやびんだが、待っている間にへべれけになることなく、かいがいしく旦那たちの帰りを待っていた。聞くと、大して飲んではいないようだ。
「じゃあ、さくらまやのステージは見たの?」
と聞いたら、聞いてない、という。あまり興味がないから、だそうだ。以前、アニキこと水木一郎がこのイベントに登場した際は、大興奮でステージに見入っていたのに。もともとおやびんは洋楽のロックが好きな人なので、さくらまや(=演歌)はあまり興味が持てなくて当然といえば当然なのだが。
さあて、表彰式とお楽しみ抽選会が始まるまでの間、屋台でお昼ご飯を食べよう。
会場に戻ってきた時間がずいぶんと遅くなったけど、今年は体育館で着替えることがないので時間に余裕がある。レンタカーに着替えをはじめとする荷物は、全部積み込みっぱなしだ。
帰りがてら、十日町市にある日帰り入浴施設に立ち寄ってお風呂に入るつもりだ。その際に着替えることにしている。
窯焼きピザのお店を狙っていたのだけど、さすがイベント終盤ということもあってピザは売り切れだった。残念。
あと、トマト煮とかもうまそうだけど、皆考えることは同じ。料理待ちの人だかりが店頭に群がっていたので、諦めた。
めいめいが、好きな屋台に散らばり、好きな料理を買い求めていた。
この「越後まつだい冬の陣」は、こうやって「のっとれ!戦士」が大挙して押し寄せるからこそ、屋台が潤うという側面がある。
津南ポーク香味焼きをゲットしたよこさん。
ははは、紙皿とはいえ、これが屋台で食べられるんだもんなぁ。しかも地面に分厚い雪が積もっているような場所で。時代は変わったものだ。
ラーメンだって、どんぶりは使い捨てのスチロール製ではなく、どんぶりだ。具もあれこれ入っていて、「屋台だからこの程度で許してね」という妥協感が一切ない。すばらしい。
何を食べるか考えあぐねた結果、僕は豚饅を選んでしまった。
すでに欲しいものがあちこちで売り切れ始めているからだ。「あんぼ」も売り切れ。
何しろ、イベント終了まであと2時間を切っているし、城攻めを終えたのっとれ!戦士400名以上が一気に押し寄せている状態。これで売り切れないほうが不思議だ。売れ残ったら面倒だし、ここぞとばかりに売り切らないと。
「豚饅を食べる予定じゃなかったんだけどなあ」
とぼやきながら、大きな豚まんを食べる。これはこれで美味しかったから良かったけど、新潟で!イベントで!そして屋台で!食べるにしてはちょっと地味だった。
教訓:食べたいものがあるなら、早く食べよう。レース前であっても、食べよう。
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