もはや観光【のっとれ!松代城2017】

のっとれ!2017記念撮影

15:44
表彰式終了後、舞台のところで「チームアワレみ」と村山統合軍師殿とで記念撮影。

「ちゃんとかき混ぜてるんだけどなあ」

と村山統合軍師、弁明。

「来年は是非頼みますよ、来年も絶対来ますから!」

と、早くも一年先のことをこの場で約束する。こうなったら、こっちも意地だ。イベントが消滅するのが先か、我々が音を上げるのが先か。・・・違う違う、「音を上げるのが先」じゃなくて、「ハワイ遠島の刑を申し受けるのが先」だ。

退却

15:46
「ありゃ、もうほとんど人が残っていないぞ」

会場を後にしようとすると、びっくりするくらいにもう人がいなくなっていた。みんな撤収が早い。

15時45分にまつだい駅を出る、六日町行きの電車がある。それに乗る人が大勢いるのだろう。これを逃すと、次は1時間後。

でも、これだけの山奥を走る路線なのに、1時間に1本も便がある、というのは驚きだ。沿線人口を考えると、数時間に一本でもおかしくないレベルなのに。北越急行と地元がかなり頑張っている証だろう。

一方、僕らはというと、今回はレンタカーなのでいたって気楽だ。駐車場へのシャトルバスがなくなってしまう前に退却しなくちゃいけないけど。

屋台も、すでに撤収が完了して長机だけしか残っていない場所もある有様だ。「表彰式が終わったから、さてあらためて打ち上げでも」なんていうことはできない。

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シャトルバスに乗る人も、ほとんどいなかった。本当にみんな撤収が早い。

・・・いや、中村副将軍が乗ってきた。先ほどまで表彰式を司ってきた御年80歳の御仁だ。

おやびんが副将軍の労をねぎらいつつ、

「ずいぶんお飲みになったんですか?」

と冗談で聞いたら、

「いや、まあ、それなりに飲んじゃってハハハ」

だって。ああ、このキャラクターはお酒が入っているからなのか!と一同感心。というか、大事な舞台の前に、景気づけで昼酒を飲んじゃう、というのがユルくてなんとも素敵だ。

楽しいイベントだったことにお礼を伝え、副将軍とお別れした。

温泉
温泉

16:31
帰りは、十日町の市街にある「千年の湯」という日帰り入浴施設に立ち寄った。

「そういえば僕ら、今年は全然十日町市にお金を落としていないよな」

とか言いながら。例年、松之山温泉に宿泊して、一人1万円以上は経済貢献してきた。しかし今年は、六日町や越後湯沢にばっかりお金を落としていて、十日町には会場で飲み食いを軽くした程度。せっかくお世話になったんだし、もう少し貢献しなくちゃ。

このあたりはぽつぽつと温泉がある。どの温泉が良いのかよくわからなかったのだけど、先ほどお別れしたもぐさんから「千年の湯がいいと思いますよ」と教えてもらった。もぐさんは、時々こっちの方にやってきていろいろ遊んでいるので地の利に明るいとのこと。

ついでに、「そばや清兵衛」という、松代地区と十日町市街地との間の峠にあるお店がうまいという情報も教えてもらっていたが、ここは訪問する暇がなかった。なにしろ、営業時間が11時から15時まで。レースに出ている限り、間に合わない場所だ。

温泉

カーブを描く大きな建物で立派。どこが入り口か、一瞬戸惑う。

飲食を楽しむこともできるが、館内に飲食店そのものはない。近隣のお店4店舗から、出前が届くというスタイルだ。でも、侮ってはいけない。「宴会プラン」というものまで存在する。

泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)で、源泉掛け流し。

越後湯沢駅

18:05
一路、越後湯沢へ。

レンタカーを返却し、越後湯沢駅に戻ってきた。相変わらず、日曜夕方の越後湯沢駅は信じられない人の多さだ。一体どこから沸いてきたんだ、と毎年思うのだけど、今年もそう。巨大な駅施設なのに、まんべんなく、人だらけ。

ここで「新幹線の時間まで、夕食でも食べていこう」なんて思っちゃ駄目だ、そのお店も行列だ。数年前、駅構内でへぎそばを食べたけど、あれなんて今思えば運が良かったにすぎない。

米

魚沼産コシヒカリ3合を風呂敷に包んだもの。

数年前にここで買って、ホワイトデーのお返しにしたりちょっとした贈答品にしたらずいぶんと喜ばれたので、今年も買っていくことにした。

風呂敷自体が可愛らしいし、中に入っているのが「魚沼産のコシヒカリ」ともなれば箔がつく。お米なら貰ってイヤという人はほぼいないので、おすすめの品。

空の漬物

女性陣は、ぽん酒館で前日のうちに予約しておいた「生クリーム入り笹団子・雪子」の受け取りに向かった。

僕はのんびりとぽん酒館の様子を見て回ったが、いやあとにかく人が多すぎる。レジは長蛇の列で、新幹線乗り遅れを心配しなくちゃいけない有様。日曜夕方にぽん酒館で買い物を考えている人は、新幹線の乗車予定時刻の30分前にはお店に到着していないと危険。レジ待ちだけで10分以上は覚悟しないといけない。

土曜日午前には潤沢にあった、お漬物の試食コーナーは完全に食べ尽くされていた。お店の人は、補充する気もなければ、空いた皿をかたづける気もないらしい。それどころじゃない、レジをさばかなくちゃ!ということなんだろう。

帰りの宴会

19:06
帰省ラッシュなみの新幹線に乗り込み、指定席に悠々と着席する我々。しかし、新幹線チケット発売日である乗車予定の1ヶ月前に、きっちりと予約をとらないと上越新幹線上りの席は確保ができない。まさに帰省ラッシュと同じだ。

車中で乾杯しながら、反省会を開く。

反省会、といっても「いやぁ・・・」という嘆息しか出てこない。

「もういいか、この辺で潮時だろう」

という声は全く上がらないので、当然今いるメンバーは来年も留年、引き続きのっとれ!参戦は確定だ。とはいえ、これまでのように「今年駄目だったということは?来年ますますハワイの確立が上がるってことだよ!!」という無駄なハイテンションっぷりは陰を潜めてしまった。

「いつまで続くんだろう」

という漠然とした不安は、少しだけ感じる。そんな帰り道だった。

不安、といっても、楽しいんだから今後もウッキウキでのっとれ!には参加し続けることになる。むしろ、今年ハワイに当たってしまったら、来年以降どうするんだよオイ!ということになる。

あと数年くらいは、「ハワイが当たらなくて当然」くらいに開き直って、松代通いをリラックスして楽しめばいいかな、という悟りの境地に達しつつある。

そんなわけで、今年ののっとれ!は終了。次回は2018年3月。いやー、まさか「冬の風物詩」になるとは思わなかったなー。来年も松代かー。

(この項おわり)

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