11:59
第二の障害物、騎馬止めに取り付く。レース開始からだいたい15分程度経過。
騎馬止めは既に大渋滞になっている。急傾斜のところで、前が進むまで行列を作って待つことになる。
行列そっちのけで、コースギリギリのところをぐいぐいと登っていき、割り込むようにして騎馬止めに張り付くことは可能だ。しかしそうしようとすると、踏み固められていない雪に足を取られてしまう。かなり深いつぼ足になるので、結局みんな踏み跡に沿って行列を作っている。
おやびんがいた。遠くからでもすぐにわかるファッション。
カメラを手に、やってくるチームアワレみの面々を待ち構えてくれていた。どうだい、かっこいいだろう?僕ら。・・・ほぼ最後尾だけど。
渋滞にはまっている人たち。
みんなの立っている格好を見てわかるとおり、「レース」とは到底思えない、油断しきった格好で呆然と立ち尽くしている。この間にも、先頭集団は全力疾走で城に向けて高速移動しているはずだ。
すでに踏み固められた斜面であっても、まだまだ足が取られる。今年は雪が深い。
12:02
高所恐怖症の気が少しでもある人にとっては、恐怖以外の何物でもない存在らしい。特に、てっぺんで向きを変え、向こう側に向けてまたいでいくときが最も怖いのだとか。
なので、足がすくんで動きがずいぶん鈍い人もいる。早い人もいる。
僕は登山で鎖場を登ったり降りたりした経験がそれなりにあるので、この程度の登りは全然怖くない。
目の前では、歌舞伎者のUKガールが怖がっている。なので、「GO!UK GIRL!」と声をかけてみた。相手から反応はなかった。
騎馬落としのてっぺんから下を見たところ。
騎馬落としのてっぺんから「越後まつだい冬の陣」会場を見下ろしたところ。
騎馬落とし攻略終了。
登山の場合、「鎖場を通過する際は、一人が完全に鎖から離れるまで次の人が鎖に取り付いてはいけない」というルールがある。そうしないと、前の人が手を滑らせて落っこちてきたら、巻き沿いを食らうからだ。
その点、この「騎馬落とし」はそんなルールがなく、一度にたくさんの人が張り付いている。山登りをやっている自分からすると、むしろこういう光景の方が怖い。
ただし、縄はしっかりとグリップするので、鎖と違って「手を滑らせて落ちる」という人はそうそういないとは思う。
12:05
第三の障害、「堀越え」。
そりに両膝をついて、手だけで前に進む。
ここは特に渋滞はないし、難しくもないので問題なし。みんなするすると通過していく。
砦越え。
あらためて見ると、1段目はそれなりの高さがあるものの、二段目、三段目は大した高さはなかった。これは勇者様、モーニングスターを使わなくても登れるだろう。むしろ、モーニングスターをどうやって上の段に持ち上げるか、が大変だ。
砦越えの最上段から振り返ると、もうほとんどの人が残っていないことがわかる。
到着が遅れている仲間を待つグループが、砦で待っている程度だ。
ここでも僕はボランティアを数名やっておく。
12:10
ボランティアをやるべき「後続ののっとれ!戦士」がもうほとんどいない。
制限時間内にゴールができなくなるのは困るので、そろそろ切り上げて先に進むことにした。
斜面を駆け下り、会場の外へと向かう。
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