地上の楽園を普段使い【小梨平ソロキャンプ2019】

にこやかなお昼ごはんだったけど、まだ何か始まったぞ。

お湯を沸かしたと思ったら、そこでスパゲティを茹で始めた。おっと、「シメパスタ」なのか。

そんな概念がこの世に存在していたとは・・・ッ!

そういえば、バゲットが出てくるでもなし、炭水化物料理はこれまで出てこなかったな。

周囲にいる「ふつうのバーベキュー客」たちは、鉄板で焼きそばを焼いたりしている。我々のグループだけ、スパゲティ。

茹で上がったスパゲティに、先程炒めていたきのこと緑黄色野菜を混ぜる。ああそうだ、アンタの存在をわすれていた。ここで出てくるのか!

ということで、混ぜ合わせて出来上がった安曇野きのこパスタ。すべてにおいて圧倒される料理だった。どれも「見掛け倒し」ではなくて美味しいし。作ってくれた井川さんに感謝。

おっと、丁寧にデザート皿も作られていたぞ。いちごと、みかん?はっさく?

何しろ、食材を下ごしらえしていた水回りエリアには全く足を踏み入れなかったので、どういう食材がどの程度あったのか全然わからない状態だった。

16:06
みんなと別れを告げ、また新島々駅に戻ってきた。会場だった公園からは車で15分~20分程度だった。本当に運の良いところで遠足御一行様は野外パーティーを開いていたものだ。

新島々のバスターミナルには、待ち合い用のベンチ背面に大きなYAMAPの広告が出ていて、目を引いた。最近の登山は、SNSやスマホの時代だ。国土地理院の紙の地図を予め購入し、磁北線を地図に書き込んで、それを防水用の袋に入れて山に持参・・・というのは今では時代遅れになりつつある。もちろん紙の地図はもっとも信頼性が高くて大事だけれど、その地図を気軽に買える本屋さんが町の中に減ってきた。

それと入れ替わりに、YAMAPやヤマレコといった、「地図情報を見せます、GPSであなたが今どこにいるかわかります、他の人の登山記録を参照できます」というソーシャル・ネットワーク型登山サポートサービスが出てきた。

僕は両方とも全然使っていないのだけれど、北アルプスの主要玄関口の一つである新島々にここまでバーンとYAMAPの広告が出ているのを見て、この手のサービスの勢いを改めて感じた。

16:10
上高地行きのバス。本日二度目の乗車。

まさか上高地発でこの片道1時間10分弱のバスルートを往復することになるとは思わなかったぞ。

そういえば、バスの中ではWi-Fiがつながるんだった。

ためしに繋いでみたら、NTTBPのサービスとして繋がった。

17:29
上高地バスターミナルに到着。おい、もう日没前だよ。キャンパーである僕にとっては今日が終わっちゃうよ。えらいことだ。

安曇野遠足の仲間とお昼ごはんを食べられたのはとても良かったけど、やはりとても時間の効率が悪かった。本当に半日費やしちゃった。楽しいかったけれど、上高地から下山して俗世間に戻ってしまったのはちょっと惜しかった。やっぱり、上高地に入ったからにはずっと下界を意識しない時間を過ごしたほうが良かった。

チケット売り場で、帰りのバスのチケット手配と整理券を確保した。5月5日の09:30発。

早いな・・・と思う。でも、夕方には新宿文化センターにたどり着かなくちゃいけない。そこで僕が愛するH ZETTRIOのライブがあるから。ライブ開始時間から逆算すると、上高地を09:30発じゃないと間に合わないのだった。さすが、上高地。山深い。

(つづく)

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