地上の楽園を普段使い【小梨平ソロキャンプ2019】

06:06
梓川の水の流れは早く、水量も豊富だ。このあたりは標高差が殆どないので、もっとゆるやかに・のんびり流れていてもいい。でも、次から次へと水が湧き出るので、それに押されるようにして勢いがあるのだろう。

おかげで、河原のあちこちに流木が転がっている。

06:42
一足早く荷物片付け完了。まだ上高地を去るまで時間があるけれど、どうせテントなんて寝るための場所に過ぎない。テントに戻って、中でくつろぐといったことはもうしないので、片付けちゃった。

小型のテントなので片付けは早い。夜露を乾かしてから収納、なんてのは最初っから諦めた。カラマツの細かい落ち葉がいっぱいテントについているからだ。これ、家に帰ってから風呂場で丁寧に洗おう。きっちり収納するのはそれからだ。

07:08
毛布を受付に返却し、スーツケースをガラガラいわせながら上高地バスターミナルにやってきた。

朝7時にして、バスがいっぱい並んでいる。

07:17
バスターミナル二階の上高地食堂で朝ごはんを食べる。

これまでこのお店では、「和食 朝定食」「洋食 朝定食」を食べてきている。また同じものを食べるのはなんだか悔しいので、「豚汁定食」900円を頼んでみた。うん、具だくさんでこれは十分おかずになる。寒い夜を乗り越えてきた後、温かい豚汁は体に染みる。これは良かった。

07:20
9時半のバスまで時間がちょっとある。何をして過ごそう?と思ったときに思いついたのが「そうだ、上高地帝国ホテルのカフェに行けばいい」だった。1階ロビーにある、大きな暖炉を取り囲んだ風情あるカフェ「グリンデルワルト」。

何時からやってたっけ?と調べてみたら、朝8時からやっていた。よし、それはちょうどいい。バスの出発ギリギリまでここで過ごして、上高地最後の思い出を作ろう。

07:43
帝国ホテルにギリギリまで滞在するとなると、お土産はいまのうちに買っておかなくちゃ。

五千尺ロッヂの1階売店でお買い物。

へー、最近は「ご当地キットカット」というのが多く売られているんだな。「お気に入りの日本を見つけよう!」と書いてある。・・・って、ちょっと待て。「静岡・関東土産 わさび」「京都土産 宇治ほうじ茶」「京都土産 宇治抹茶」だって。長野がない・・・。外国人観光客向けなのか。

上高地レアチーズケーキなるものが売られていた。常温で持ち帰れる、というのは不思議な話だ。どうやって?と思って手にとってみたら、ツナ缶みたいなサイズとパッケージになっていた。なるほど、缶詰めになっていれば常温保存可能なのか。お土産にいいね、これ。

話がずれるが、この旅行の翌年・2020年には新型コロナウイルス(COVID-19)が流行し、観光業は大打撃を受けた。その際、東京の僕の家の近所でこの上高地レアチーズケーキが安く売られていた。「作ったはいいけれど、売れる目処が立たないので在庫処分」ということなのだろう。まさか上高地土産が、自宅近くで買えるとは思わなかった。しかも、「美しい国日本!平和な日本!誕生 晋ちゃん饅頭」と同じ売場に並んでいるとは。

ビールをはじめとする酒類は、かさばるし重たいということで土産物には向かない。

しかし、松本ブルワリーの珍しいビールが売られていたので、お世話になっているビアパブの店主にお土産として買った。「工芸の五月ビール」だって。なんだそれ?

僕は酒を飲まないんだけど、ときどき近所のクラフトビールのビアパブに行って食事と烏龍茶だけ食べて帰る、ということをやっている。お店の手間ばかり増やして、売上に大して貢献できてないなー、ということで感謝の気持ち表明だ。

08:00
河童橋を渡って梓川右岸に行き、上高地温泉ホテルの前を通ってから帝国ホテルに向かう。

正面の焼岳も美しい。今日は煙を噴いていないようだ。

08:01
昼どきになると、大正池からてくてく歩いてやってくる団体ツアー客が大勢歩く道。今はがらんとしている。やっぱり山は朝が一番だ。

上高地アルペンホテルの看板。昨年、ここで朝風呂に入ったな。

セルフカフェでドリンクバーがあるのか。300円ならば安い。

(つづく)

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