
09:28
明神に到着。明神館がお出迎え。
ここは山小屋と旅館の中間、といった位置づけの宿泊施設だ。素泊まりはやっておらず、「一泊二食付き」のプランのみとなる。ただし、「相部屋」と「個室」の違いはあり、相部屋だと11,000円。個室を選ぶと、もちろんグンっと値段が上がる。
山に登るにしろ、観光するにしろ、微妙な位置にある宿だ。一体どういう人が泊まるのだろう?と思うが、宿の公式サイトによると「パワースポット明神のパワーの強いのは、午前7時ころまでです。」なんだそうだ。へー。
パワーを得たい人は是非一泊どうぞ。

明神カフェの黒板。
食べるつもりはないのだけど、なんとなく撮影してしまう。
明神といえば、嘉門次小屋の岩魚の塩焼きが名物だ。時間帯によっては提供まで結構待つことになる。「明神に来たからには、ぜひ岩魚を食べたいものだ・・・」と願っている人は、ここで岩魚定食を食べるというのも既成事実づくりになる。しかも、嘉門次小屋が1,600円なのに対して、ここは1,500円だ。風情という点では嘉門次小屋のほうがインパクトがあるけれど。

明神館前に、明神岳の峰について解説看板がある。
うん、第五峰はわかるんだ。そこから先がごちゃっとしていてよくわからないんだ。

09:32
明神橋に向かって歩く。まずは今日もかふぇ・ど・こいしょが目当ての場所だ。
橋に通じる道の傍らでは、小さな赤ちゃん猿を抱えた母猿、そして母猿を毛繕いする子猿がいた。昨年もそうだけど、今年もこの季節はよく猿を見かける。

09:36
明神橋と、その奥に見える明神岳(2263峰、五峰)。

明神橋は吊り橋なのだけど、橋をささえるメインケーブルを一匹の猿がよじ登りだした。
器用なものだ。
一体何が目的なんだろう?橋の上に人がいるので、人を警戒してケーブルを使って移動しているのだろうか?

どこかで「やっぱやーめた」と折り返すと思ったけど、あれよあれよと先へ進んでいく。
グラグラしないのかな、こんなワイヤーなのに。

主塔のところまで来たら満足して一休みするのかと思ったら、塔を乗り越えてまだ進む。まじすか。

全くの余裕だ。
それにしてもさすが猿、四本の手足でがっちりとワイヤーを掴んでいて、びくともしない。不安定さなんて全くなく、猿も余裕だ。ほら、よそ見なんてしちゃってる。

09:42
明神橋を猿より先に通り過ぎ、「山のひだや」にやってきた。「かふぇ・ど・こいしょ」がある山小屋だ。
しかし、かふぇ・ど・こいしょには人の気配がない。隠れ家的なカフェだからたまたまお客さんがいないのかな・・・と思ったら、玄関には「Closed」の札が下がっていた。あれれ。今日はやっていないのだろうか。まいったな。
(つづく)
コメント