地上の楽園を普段使い【小梨平ソロキャンプ2019】

08:09
なにか黄色いものが目の前を横切ったぞ?と思って木の枝を探してみると、キビタキがいた。

これはラッキー。自分に得点をあげたい気分。

08:14
険しい山々。霞沢岳。

川沿いには、美しいけど枯れ葉に悩まされるカラマツがびっしりと生えている。

08:20
田代橋までやってきた。ここで梓川左岸に戻り、帝国ホテルを目指す。

なにか郵便ポストみたいなものを設置している人がいた。箱を見ると、フタが2つあって、片方には「上高地散策ガイド」、もう片方には「まがもだより」と書いてあった。ご自由にお持ちください、のパンフレット置場のようだ。

どうやら冬の間はこのポストは撤去され、雪に埋もれてしまわないようにしていたらしい。5月5日になって、ようやく満を持して復活。

08:25
上高地帝国ホテル。

正面玄関とは反対側。こちらからでもロビーに抜けることができるかと思って近づいてみたが、入ることができなかった。諦めて建物をぐるっと回り込み、正面に回る。

帝国ホテルの入り口にあるお店の紹介。

うん、ロビーラウンジの「グリンデルワルト」は08:00~22:00となっているぞ。大丈夫、お店がやっていなくて途方に暮れる、ということはなさそうだ。

22時までやっているのは素敵だ。暖炉の火を眺めながら一献、というのは随分チルアウトな感じだろう。しかし残念ながら、夜間は宿泊客専用の時間となる。小梨平のテントからヘッドライト片手に「どうもー」とやってきて入れるお店ではない。

グリンデルワルトのメニューをあらかじめ確認しておく。

昨年もこのお店を利用したことがあるとはいえ、帝国ホテルともなると気分的な敷居が高い。びびらないように、予習をしておかないと。

えーと、コーヒーは950円、ケーキセットは1,700円か。これに別途10%サービス料、とお会計時に言われたらびびるけれど、親切にも税込み・サービス料込みの値段でメニューを記載してくれていた。ありがたい。というか、さすが帝国ホテルだな、こういうところは堂々としている。「実は別料金がかかるんです」と後出しジャンケンをしてくるようなことがない。

ほほう、モーニングブレッドセット、というのもあるんだな。

これまで朝ごはんといえば、小梨平食堂か上高地食堂の二択だった。でも朝8時まで朝ごはんを待てるなら、帝国ホテルで朝食もできるのか。お値段は2,000円するので相当高いけれど、朝食とカフェ利用を兼ねていると思えば悪くない値段だ。

だって今日の僕を見ろ、さっき豚汁定食900円を食べて、これからここでコーヒーだ。ほら、最初っから帝国ホテルでモーニングを食べるのと大差がないじゃないか。

ただ、パンはおかわり自由と書かれていない。パン2個だと小腹が空きそうな気がする。

08:29
1年ぶりのグリンデルワルト。まさか朝8時半にここを訪れることになるとは。巨大な暖炉と煙突が堂々たる風格で迎え入れてくれた。

お客さんが僕以外他にいないので、この空間を独り占めだ。ただし、バスの時間を考えると、残り45分程度の滞在時間となる。

(つづく)

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