疲れ果てて雪国【那須湯本】

思いに浸るおかでん

バスは那須高原の観光スポット総ざらえ状態であちこちに立ち寄っていく。大回りもするので、「えっ、そっちに向かうの?」と思うことも何度かあった。

大きなリゾートホテルの玄関先がバス停になっていたりもする。こういうホテルに泊まる場合、バスで直接乗りつけ、バスでそのまま帰宅することもできるのだな。雑念を振り払い、ひたすら療養するならばこういうのもありだ。お風呂はただただ、ホテル内の風呂。ただし、こういうホテルの場合、施設が広いが故にムラムラと探検欲求が湧いてくるに違いない。さらに、「陶芸教室」などさまざまなアクティビティがあるとなりゃ、療養どころじゃなくなる。

それを考えたら、素朴で何もない今回の宿は本当に良かった。思い立ったらすぐに風呂に入ることができたし。大きなホテルだと、大浴場にたどり着くまでに結構時間がかかるけど、今回は外湯にかかわらず内湯感覚だ。で、こじんまりした民宿では普通味わえない立派な風呂場を堪能できたのだから最高。

雪原

11:27
車窓からみえる雪原を眺めつつ、終わりつつある療養生活を振り返る。

やはり、今回の2泊3日は大成功だったと思う。あくせくしすぎて神経質になっていた気持ちを少しなだめることができた。そしてそれは、「我慢する」「苦労する」といったプロセスを経ずに、「温泉でのんびりすること」で実現できた。率先して不自由な環境を楽しみ、楽しんだ結果心と体が楽になった。さらに、生活リズムを整えつつ、一日三食食べて過ごしたのだから健康的だった。

那須湯本という場所のチョイスも最高だったと思う。都心から遠すぎず、交通のコストがさほど負担にならなかった。また、心をざわつかせる観光スポットにはアプローチしづらく、一日中宿周辺でゴロゴロしていたというのも良かった。やっぱり、いくら療養だといっても気持ちはワクワクする。温泉街や土産物屋があったら、ついついそっちに心が向いてしまう。それが那須湯本にはほとんどなかった。

平日だったのも良かったのだろう。人がほとんどおらず、静かに時間が流れていた。

今回は2泊だったわけだが、まだ「気を緩める」コツはつかめていない。そのきっかけをわずかに感じ取ったくらいだ。だから、2泊3日といわず、3泊以上の日程を組むとより効果が実感できそうだ。ただ、さすがに3泊というのは時間的にも費用的にも大変なことなので、実際にできるかどうかはわからない。

雪がなくなる

11:54
東北道に乗る頃には、周囲の景色からはほとんど雪がなくなっていた。

バスがゆっくり那須高原を走っている間に雪が少しずつ消えていく。そのさまが、なんだか「夢の世界」から「現実の世界」に引き戻していくリハビリのように感じられた。だんだん、見慣れた光景・見慣れた世界へと戻っていく。

バスターミナルという名の操車場

12:31
高速道路をひた走っていたバスは、いったん鹿沼ICで下道に下りた。ここにある「鹿沼バスターミナル」でも停車するからだ。・・・と思ったら、バスターミナル!といっても単なる駐車場だった。町中でもない、かなり辺鄙なところ。こんなところでお客の乗降はなさそうだ。何しろ、バスターミナル行きの地元のバスがそもそもない。高速バスの乗務員が交代するための場所らしい。

レモン牛乳ソフトの店

13:05
また高速道路に復帰。途中、佐野SAでトイレ休憩が入った。

ここで、栃木名物である「レモン牛乳」のソフトクリームを買った。レモン牛乳は栃木のソウルフードとも言える飲み物だが、そのソフトが売られている場所は案外少ない。で、その数少ない売り場がここ佐野SA(上り)。下りのほうは売られていないので注意。下りで売られているのは「アイスクリーム」だ。

レモン牛乳ソフト

13:09
買ったった。

味はそのまんまレモン牛乳なので、敢えてコメントするまでもない。まあ、絶品のうまさとは到底いえないけど、なんか嬉しくなるおいしさだよな、これって。

休憩時間は本当にトイレに行くくらいしか設定されていないため、すぐにバスに戻る。バスの中で食べよう。



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