疲れ果てて雪国【那須湯本】

座席ピッチ

10:03
しげしげと隣の席を観察する。単なる席だ、何か殺人事件の証拠があったり宝探しゲームのヒントがあったりするわけではない。しかし、こうやってキョロキョロ周囲を見渡してしまっているのが、まだまだ心が不安定だ。とにかく、「新しい環境」のすべてを理解しないと気がすまない。こういうメンタリティが、へばる原因につながるんだ。つくづく、「何もないところに旅行」ってのは正解だったと思う。

一番最初は、沖縄の離島なんぞに行こうと考えていた。東京は寒いし、どうせ平日に休みを確保して遠出するんだったら沖縄なんていいよね、というわけだ。それでもその案を却下したのは、離島に行ったら、島の隅々までウロチョロせずにはおれず、結局ますます体調を悪くしそうだったからだ。あと、「あいつ、会社休んで沖縄行ってたぜ」というのはあまりにも世間体が悪い。「体調が悪かったので療養でした」と説明したって、理解はしてもらえないだろう。「ちんすこう」を職場土産にしたって、納得はされないだろう。

で、このグリーン車の席だが、シートピッチがゆったりしていてとても快適だ。新幹線と比べてどうなのかはわからないが、高速バスや飛行機と比べてはるかに広い。「もっともラグジュアリーな空間」と金持ちではない僕は感じてしまった。

下のフロア

二階席だけでは飽きたらず、一階席にもなだれ込んだ。

おのぼりさんじゃないんだから・・・と自分の子供じみた行動が恥ずかしい。でもそんな行為ができてしまうのは、グリーン車に客が全然いないからだ。そもそも、普通車のロングシートでさえ空きが目立つ時間帯だ。わざわざグリーン車を選ぶなんて、生まれも育ちもブルジョアでないと無理だ。そう、僕のようにね。

といいつつ、「うおおすげえすげえ」といいながらカメラを構えている自分の姿が窓ガラスに映る。

二階席が青いシートなのに対して、一階席は赤いシートなのだな。パンチラシートに座るけしからんやつらめ、と思ったが、実際にはそんなミニスカートの女性が、ホームギリギリのところを歩くなんてシチュエーションはまずありえない。もしパンチラを見た経験がある方はぜひご連絡を。ないと思うんだよなあ。男のロマン、ということであまり深く考えないほうがいいと思う。

グリーン車料金

グリーン車に乗車するための料金表がある。距離と曜日、そして事前購入か車内購入かによって値段が違う。

「おお?」と思ったのは、平日のほうがグリーン車の値段が高い、という事実。その差200円で、馬鹿にならない数字だ。なるほど通勤路線だけある。休みに遠出だ!旅行だ!せっかくだからグリーン車で奮発!という用途ってのはあまりないのだろう。やはり平日朝夕のお疲れさまサラリーマン向け、というわけだ。妙に感心してしまった。

平日、51km以上、事前購入という条件だと、グリーン料金は980円。さすがに毎日の通勤に使うとすれば自家用ジェットを所有するくらいの贅沢だが、「たまには自分にご褒美」と称して払うには我慢できなくはない金額だ・・・と、思う・・・かな?ちょっと自信ないけど。

トイレ

トイレの写真を撮ってどうするんだ?おい。

でも、感心させられた。あれっ、東海道新幹線のトイレよりも広い?って。さすがグリーン車両のトイレだけある。こういうところでも贅沢な時間をクリエイトしてくれているわけか。

洗面所

洗面台まであるぜー。チクショウ、俺の知らないところでこんな贅沢がまかりとおっていたのか。これだったら、女性の方は長い通勤時間中に「顔面工事」を心置きなくすることができるだろう。ただし揺れるので、口紅がとんでもない方向に突っ走ったり、付けまつげが耳毛になったりするかもしれないけど。

パソコンをいじる

10:06
探検終了。パソコンを広げて、「アワレみ隊OnTheWeb」の過去記事を現在のサイトレイアウトにあわせて移植する作業を開始する。

今回、パソコンすら持参は禁止にして、ひたすら現地ではボーっとしようかとも考えた。しかしそういうショック療法をやると、後でぶり返す。リバウンドする。だから、パソコンの持参はOKにしてある。

宇都宮駅

11:55
宇都宮駅到着。グリーン車、本当に快適だった。新幹線よりも安いかわりに時間はかかる。でも、快適さでは十分に満足だった。また利用してもいいかも、と思ったくらいだ。



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