崖下をこれ以上ジロジロ見てもどうしようもないので、「まあ、明日はいろいろあるってこった」ということにしてきびすを返す。
コースは「騎馬止め」から先しばらくの間、「越後まつだい冬の陣」会場の脇を通り抜けていく。観客の視線に晒されるエリアだ。
まずは、今は何もない平地のところにソリが並べられ、「ソリに乗って自分の両手で漕いで全身する」という「堀越え」という障害がある。
そして、その先にあるピラミッドが、「砦越え」。
「なんか昨年と比べて迫力がないような気がする」
「溶けてしまったのかな？」
ステージ上ではご機嫌な人たちがご機嫌にいろいろやっている様子。すまん、そのままスルーさせてもらいます。
ステージを見守る観客。このあと運動会が開催されたのだろうか？
あんまりゆっくりしていると、松之山温泉に行くバスの時間に間に合わない。そろそろ退却しないと。イベントも大事だけど、温泉に浸かる時間もとても大事だ。しかも今回泊まる宿は、「おっぱい風呂」というのが名物らしいぞ。おっぱい！一体どういうことだ。気になるじゃないかこの野郎。
もうち茶屋、生ビールを扱っているのだけど「うちのはデカイ!!500↑入ってます」と謳っている。ほほう、500ml以上入っていて500円、というのは安い。「雪の中で生ビールなんて売れるの？」と心配するけど、のっとれ！をはじめとして体を動かすイベントがいくつもあることだし、売れるんだろう。
何しろ、「特大ジョッキ1,000円、そのジョッキでおわかり900円」なんて書いてあるくらいで。特大ジョッキでおかわりって・・・どれだけ飲むんだ、おい。
昨年食べた、シカゴスタイルピザを売るお店が今年もあった。いわゆる「ディープディッシュ」というやつだ。キッシュみたいな、分厚いピザ。
で、そんなお店だけど、他にも「白米」が売られているんだから面白い。ここのイベント屋台は、本当にいろいろなものが売られている。
こっちはくるくるウィンナーを売る屋台。
ほう！150円は安い。
セットも売っていてお得らしいのだが、「スーパーセット」は焼きそば、くるくるウィンナー、コーンポタージュがセットで500円。なんだこの組み合わせは。変な組み合わせだし、それを一つの屋台で売っているというのも変だ。面白いなあ。
このお店は、いかゲソやワタリガニなどの揚げ物を紙コップに入れて売っていた。こういう屋台も珍しくていいよな。
カウンター上には竹筒が置かれ、「さあ飲め！」「うんめの～」などと彫り込んである。どうやら、このお店で酒を頼むとこの竹筒で飲ませてくれる・・・のかな？やたらと量が入りそうだけど。
さすがご当地、へぎそばを売る屋台もある。ただし、暖かいそば600円しかメニューにはないようだ。そりゃそうか、少々寒くてもビールは飲む人、いるだろう。でも、「冷たい蕎麦」を寒い時に屋外で食べたい人ってのはほとんどいないだろう。
ラーメン屋台ってのも、案外「プロの縁日屋台」の世界では少ないよな。茹で湯など大量の水が必要になるからだろうか？
このラーメン屋さんは、醤油味、味噌味、塩味となんでもござれだった。
看板の下には、木札が打ち付けられていて、
告 一番高いラーメン屋 そのわけは・・・食べて納得
と書かれていた。この会場内には他にもラーメンを出す屋台があるのだけど、そこより高いことについては開き直っているらしい。そのかわり味はうまいぜ、と。ううむ、そう言われると気になる。今は食べないけど。
一升瓶がずらり。やっぱりこっちの人は清酒が好きなんだなあ、と思う。焼酎のお湯割りでもええやん、という発想ではないらしい。
こうやって一升瓶が並ぶ際、越乃寒梅が真ん中に配置されているのを見ると「相変わらず越乃寒梅、人気があるんだな！」とあかる。
全部で10種類のお酒が用意されていて、カップ1杯400円。あ、「飲み比べ」をしようと思ったら、一杯400円で何杯も飲まないといけないのか。一人で飲み比べをしようとすると、あっという間に酔っ払うな。何人かで、ぜひ。
松之山温泉の温泉玉子を売るお店もある。
こちらは韓国料理の店。たこキムチとかいかキムチとか。おっと、チャミスルも売っているぞ。
商工会の屋台は焼き鳥を売っている。コンクリートブロックで土台を作り、その上にU字溝を乗せ、焼き台をこしらえていた。
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