憧れの遠島の刑【のっとれ!松代城2016】

夕食会場

お風呂から上がったら、まもなく夕食時間となった。食堂へと向かう。

正直、まだお昼に食べた「爆弾おにぎり」が胃袋にとどまっているような気がするのだけど、宿メシは別腹だ。そういうことにしよう。このあと、カツ丼を食べるのかもしれないし。

夕食会場はお座敷だったのだけど、テーブルの下にはラグが敷いてあった。ざぶとんだけでは寒い、という配慮だ。ありがてぇ。

夕食

夕食全景。

食事が始まってしまうとお皿がとっちらかってしまうので、食事会場に到着するやいなやこういう写真を撮るに限る。しかし、写真撮ったりッ!と思ったところで、出来立ての料理が厨房から追加で運ばれてくることが多々あり、その都度もう一度写真を撮り直し、ということになる。

「本当にこれで出てくる料理は最後だろうか?」とソワソワしながら、もう食べちゃったほうがいいのか、それとももう少し醤油をいじったりしながら時間稼ぎをしたほうがいいのか、悩むことが多い。

皿数を数えてみたら、料理が14皿もあった(お新香含む)。かなり多い。さらに、固形燃料を使った加熱料理が2つ。そのうちのひとつが釜飯だった。

以前、「一人あたり固形燃料を使う料理が3品」という豪華な宿メシを食べたことがあるが、一斉に200名くらいの人が固形燃料に着火したもんだから大変。大広間が酸欠になりかかった。

さすがに今回はそういうことはなかったものの、固形燃料料理が複数あるというのはやたらとゴージャスな印象を受けるものだ。

紙かと思ったら大根だった

お刺身には、乾燥を防止するために薄い紙がかぶせてあった。お刺身を食べるためにめくろうとしたら・・・

「あれ?これは大根だ」

そう、紙ではなく大根を桂剥きにしたものだった。こういう演出もゴージャス感あるよな。いや、どこがどうゴージャスなのかというのはこの際置いておいて。

また来たぞ、山愛。

夕食を食べたのち、いったん我々は男性部屋と女性部屋に分かれた。さすがにすぐにカツ丼!というわけにはいかない、ということなので、一息入れてからというわけだ。しかし、こういうモラトリアムはたいてい「面倒だからもういいや」という気持ちに傾きがちだ。まあ、そうなるんだろうなあ、と思っていたが、案の定女性陣は部屋から出てこなかった。女性の場合、身支度に時間がかかる生き物だ。いったん「くつろぎモード」に入ってしまうと、そう簡単に外出なんてできない。

一方の男性陣だが、カツ丼をまだ見たことがないおーまさんに実物を見せなければ、と妙な義務感と高揚感を感じていて、何が何でもいかねばというモードになっていた。どうやら閉店が21時のようだから、遅くとも20時半までにはお店に行かなくてはならないだろう。

若干腰が重いのは事実だけど、エーイと気合を入れて、身支度して宿を出る。

カツ丼健在

店頭の「かつ丼 980円」が相変わらずすばらしい。昨年から値上がりしていない。もちろん今回はこれを食べるつもりだ。昨年はカツライスを食べたので、今年はかつ丼を食べようと思う。

今年かつ丼を食べたら、来年は豚バラナメコ丼(850円)もいいなあ。

お品書き

店内に入り、メニューを眺める。昨年と何も変わっていないと思われる。三人とも、何の躊躇もなく「かつ丼」を頼む。メニューにはきっちり(250g)と書かれていて、なんとも頼もしい。

丼を待つ間、このメニューを眺めながらワクワクを蓄えておく。

「980円払えば、250gのかつ丼が食べられるわけですよね?そこで不思議なのが、やきそばが880円ということなんですよ」
「いったいどんな焼きそばが出てくるんだろう?海鮮焼きそばとか?」
「それだったらそう書いていると思うので、普通にキャベツと豚肉のソース焼きそばではないかと思うんですがねェ・・・」

謎だ。

しかも、「玉子丼」が750円。このやきそばよりも130円も安い。

「ということは、やはり具だくさんに違いない」
「または、量がものすごく多いとか?」

量が多いといっても限度があるだろう。どうなっているんだ、一体。

「そういうのを気にし始めると、一品料理の『盛り合わせ』は3,500円ですよ。唐揚げ、カツ、エビフライ等でこの値段って、一体どれだけ入っているのだろう?」

なだれが発生するくらい、茶色い揚げ物が山積みになっているのだろうか?一度見てみたいものだ。

料理を待つ

料理を待つ二人。

カツ丼1

お待たせしました、かつ丼980円ですよと。

丼が大ぶりなので、写真ではさほど量が多く見えないのだけど、しっかりとカツが250gですよ。

少なくとも、夕食後にこれをわざわざ食べに行くのは40歳を超えた大人がやることじゃあない。

カツ丼2

肉厚なかつを見よ。見事じゃのう。

重さもさることながら、この厚みがこいつの醍醐味。

カツ丼3

かつ丼を堪能中

準備中の看板

わざわざ食べに来た甲斐があるもんだ。相変わらずかつ丼はうまいのぅ、と言いながらお店を後にする。お店の前には、既に「準備中」の看板が出ていた。僕らの胃袋ももう「準備中」。翌朝のご飯までしばし休憩・・・えっ?この後部屋に戻って宴会?よく食べるなぁ、うちら。

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