憧れの遠島の刑【のっとれ!松代城2016】

ハワイ抽選中

大歌舞伎者賞は大人数で時代劇コントをやっていたグループに贈呈され、表彰式は終了。

引き続いて、名物男・村山統括軍師による抽選会が開始となった。頼むぜオイ、体調があんまりよくない中頑張ったのは、ここでハワイを引き当てるためなんだよ!毎年ここに来ているのは、ハワイがあこがれだからなんだよ!今回当たらなけりゃ、女房子供を借金のカタに入れなくちゃいけねぇんだよ!

この日完走したのは462名だったそうだ。つまり、5/462=約1パーセントの確率でハワイってわけだ。しかも我々チームアワレみは4名が完走している。ってえことは、4%の確率でこのメンバーのうち誰かがハワイってことだよ!こりゃあもう当たるしかない!

祈る人々

酒責めの刑や釜茹での刑などの各賞が発表になっていくが、全然ヒットしない。信じられん、何故かすりもしないのか。当たらない理由でもあるというのか。

最初のうちは、「いやいやまだまだ!今当たらないってことは、(抽選会の一番最後にある)ハワイに当たるってことだよ!」と強がってみるが、だんだん意気消沈してきた。ハワイの抽選に入る前の段階で、既に「今年もやっぱりダメか・・・」という気分になってきた。それだけ、この抽選ではいろんな賞が用意されていて、大勢がにこやかに壇上に上がっているということだ。

ハワイ当選者

ハワイの抽選もつつがなく終わる。

途中、番号が読み上げられたが、既にその戦士は会場を後にしていたために権利を喪失、再抽選が行われ別の人が選ばれる・・・というハプニングもあったが、それでも我々のところには全くお声がかからず。

あーあーあー、ステージの上では、5名がハワイっぽい首輪をぶら下げてもらってご満悦だぞ。僕らのうち誰もあそこに立っていないのはなぜ?

唖然としたまま、閉会のあいさつを聞く。

おしまい

万歳三唱。

いや、一応万歳はしますけどね、この「ハワイが今年もダメだったかーッ」という気持ち、一体どこに向かえばよいのやら。あーあーあーあーあー。

退却する人々

終わりになり、全員がゾロゾロとステージ前から引いていく。

これまで過去2回は、閉会式の途中で会場を脱出してほくほく線に乗り込んでいた。しかし今年は電車を一本遅らせたので、いたって余裕だ。余裕すぎて、あと一時間はのんびり過ごせる。

記念撮影中

ステージ上では記念撮影が繰り広げられていた。入れ替わり立ち替わり、ステージの赤絨毯で撮影。ええのう。

撤収された屋台

屋台は、既に閉会式・抽選会の段階で撤収をしてしまったところもあるようだ。がらんとしてもぬけの殻になっているテントがいくつもあった。早い。

あまりもの配布中

一方、在庫処分とばかりに道行く人たちに料理を振る舞う屋台もあり。アットホームだ。

ちんころと記念撮影

荷物を取りに体育館に戻ったら、全身白づくめで赤い唇、謎のキャラクター「ちんころ」がいた。この人も歌舞伎者としてエントリーしていたのだが、一体なんなんだこれは。ステージパフォーマンスではよくわからなかったので、聞いてみることにした。

このちんころ氏には若くて奇麗な女性マネージャーがついていて、なんなんだこの謎のコンビは、と驚かされたが、その女性マネージャーがスマホで「ちんころ」なるものの実際の写真を見せてくれた。

ありゃっ!スマホを見ると、とってもちっちゃくてかわいらしい、白い工芸品だった。動物の形をしている。これは・・・犬か。どうやら、「小さくて可愛い犬」のことを、この十日町界隈では「ちんころ」と呼ぶんだって。で、それをしん粉(米粉)で作ったものが、知る人ぞ知る郷土名物なんだそうだ。

「ちんころ」は米粉で作られているので基本は白いのだけど、器用に細工が施され、色付けもされている。手鞠と一緒のものもある。・・・ああ、それでか。この目の前にいる、相当キモい「ちんころ」がパフォーマンス中、紙ふうせんを手にしていたのは。

「ちんころをもっと知ってもらおうと思って応募したんです」

とマネージャー氏は言うけど、あまりにも実物とこのパフォーマーの容姿が違いすぎて、ほとんどの人は理解できなかったと思う。今こうやって裏話を聞かせてもらって、手を叩いて納得している次第で。

なんでも二人は大学生で、関東の方から「ちんころの普及のため」にこっちに移住して活動しているんだそうだ。えええ、ちんころのために人生を捧げているのか、そりゃすげえ。お見それしました。

新潟県は現在「大学生の力を活かした集落活性化事業」というのを手がけているので、ひょっとしたらその事業に応募したのかもしれない。

「よし覚えたぞちんころ」

全員でちんころポーズ(?)をとって記念撮影。来年もこのちんころと会えると嬉しい。

チームアワレみ記念撮影

「今回の最大の成果は、ちんころという存在を知ったことだな」

などと言いつつ、最後は会場前ののぼりをバックに記念撮影。

しかし悲しいかな、その数時間後には「ちんころ」という名前の記憶が随分怪しくなってしまい、「ええと、なんだっけ、あの●●●」と4文字が3文字に省略され、単なる卑猥な言葉に成り下がってしまった。名前がちょっと紛らわしすぎるんだよな。4文字中最初の3文字でもうおなかいっぱいというか。なので4文字目をすっかり忘れてしまう。

まつだい駅

まつだい駅まで戻ってまいりましたよ。

昨年は会場からこの駅までダッシュして、「のっとれ!まつだい駅」状態だったのに、大違いだ。

まつだい駅構内は道の駅でもある

まつだい駅は道の駅も兼ねていて、かなり広い。売店もあるので、時間を潰すにはもってこいだ。

時刻表

ええと、時刻を確認。

15:48六日町行きの便はもう既に行っているので、我々が乗るのは16:47。あと37分も時間があるぞ、のんびりしよう。

これを見るとわかるが、ほくほく線はド田舎路線で間違いないけれど、便数は思った以上に存在する。しかし、油断していると結構待たされることになるので、時刻表チェックはぬかりないようにしなければならない。

だいたい、「のっとれ!」が開催されるのはダイヤ改正の日だったりするので注意が必要だ。当日になって、「あれっ、当てが外れた!」という事がある。

冷蔵庫

土産物屋で物色。

よこさんが昨年惚れ込み、今年は既に越後湯沢駅でお取り置きをお願い済みの「生クリーム入り笹団子」。ここでは売られていなかった。土産物屋に行けばどこでも売っている、というものではないのだな。あらためてよこさん、「お取り置きしておいてよかったー」とつぶやいていた。

この界隈の名物である「あんぼ」も売られている。

乾杯

電車が来るまでの間、ひとまずここで乾杯。新潟限定醸造のサッポロビール、「風味爽快ニシテ」。僕はノンアルコールビール。

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