憧れの遠島の刑【のっとれ!松代城2016】

トーマスやってきた

そろそろ下山しようか、という頃になって、歌舞伎者パフォーマンスで出陣前の会場を暖めてくれた「薄ら笑いを浮かべる機関車トーマス」がやってきた。ほぼ最後尾くらいだと思う。

そうか、機関車だから、我々という列車を一番後ろから押していたのか。ありがとうトーマス。

心なしか、よたよたしているように見える。

トーマスゴール

頭から段ボール製と思われる着ぐるみをかぶっているので、そりゃ苦しいに決まってる。視界は狭いし、息苦しいし、熱が籠もるし。よくぞここまで!と呆れる。

レース開始時点で、トーマスの顔部分は外せばいいのに・・・と思うが、そうなるとトーマスがトーマスではなくなってしまう。歌舞伎者は、レースもその格好で出走しなければならないので、このままの格好で走らざるをえないのだった。どうやって砦とか乗り越えられたのか、全く想像がつかない。

時代劇チーム

一方、時代劇パフォーマンスをしていた歌舞伎者集団は、人数が多いこともあって延々と記念撮影と勝利の余韻に浸っていた。何故か宣教師が大奥の女性に祈りを捧げている。

トーマス下山

トーマス氏、ゴールしたと思ったら一息つき次第とっとと下山をしていた。もうすっかり山頂は撤収モードに入っていたからだ。

トーマスの顔は、リュックサックのように背中に背負えるようになっていた。よく考えられている。しかしこっち見んな。

我々も下山する。既にこの時点で、これから登ってくる戦士とすれ違うことはなかった。全員ゴールしたらしい。

山菜が生えてくる勢い

それにしても雪がないことよ。なにしろ、コース脇の日だまりには、既にふきのとうが芽を出しているんだもんなー。

雪解け中

第二給水所があったところが見えて来た。行列ができているのは、会場行きの送迎バス待ちの人たちだ。

「やばい!もう最終バスが出てしまったのか!?」

と焦ったが、まだ大丈夫らしい。

帰りのバス待ち

やってきたバスに乗る。

ああ、帰りはなんて極楽なんだ。行きはあれだけ苦労したのに、あっという間に会場に戻れる。

バスに乗って変える

車中、トーマスの薄ら笑いにずっと見つめられ続け、弱った。

あれっ、勇者様だ

会場に戻って着替えを済ませ、また外に出てみたら、先ほどのトーマスが解体されてあった。そしてその脇には、巨大な抜き身の刀を背負った勇者様の姿が。

あれっ、この勇者様、昨年見かけた人だ。ということは、昨年の勇者が今年のトーマスだったのか!毎年、リキ入っているなあ。

勇者と記念撮影

「昨年の勇者様だったとは気づきませんでした」と声をかけたら、「全然気づかれませんね」だって。そりゃそうだ、まさか機関車トーマスとは。

折角なので全員で記念撮影。こうやって参加に回を重ねていくと、「ああ、昨年のアレが今年も」っていうのが増えてきて、楽しみが分厚くなってくる。

会場に戻る

さて、身支度が済んだことだし、表彰式&抽選会があるまでご飯でも食べてのんびりしよう。ただいまの時刻は14時。表彰式の開始は14時半なので、あと30分ある。

会場は、レースを終えたのっとれ戦士をはじめとして結構な賑わいだった。

屋台を物色

屋台を物色するよこさん。いろいろなものが売られているので、目移りする。

池谷そば

ちなみに僕はこの「池谷そば」でへぎそばを食べた。そのときの様子はこちら。

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僕が酒飲みだったら、レース後の余韻を最大限楽しむためにここでジャブジャブ飲んでいたと思う。しかし今やすっかり飲まなくなったので、お蕎麦なんぞで満足しちゃってるわけで。

いや、昔の僕だったら、レース装備に缶ビールを忍び込ませ、山頂で祝杯をあげていたかもしれん。

ラーメンを食べる人々

立ったまま各自買ってきたラーメンやらなんやらを食べる。おや、誰一人祝杯をあげようとはしないのか。

お酒を買うたっぴぃさん

・・・と思ったら、小腹を満たしたたっぴぃさんが動いた。今朝方、おやびんが試していた竹酒のところに行き、オーダー。

「竹酒、もう飲んだ人がいるから敬遠・・・じゃないんですか?」

手酌

「自分で注いでもいいですか?」

たっぴぃさん、店員さんに交渉している。ああなるほど、この蛇口を自分でひねりたかったのか。

ビール好きなら誰しもが「自分の手でビールを生ビールサーバーから注ぎたい」という願望をもっていると思うが、清酒好きなら蛇口をひねるという願望があるのかもしれない。

ついにその願望叶う!

のはずだが、いくらくるくると蛇口をひねってもチョロチョロとしかお酒が出てこない。どうやら、この竹は無限にお酒を醸し続けてくれる魔法の筒ではないということだ。

「もう売り切れですか?」

まさか、筒ごと交換になるのだろうか。竿だけ屋さんのように、軽トラで会場に運び込んだ竹筒?

お酒を注ぎ足す

と、思ったら、店員さんがおもむろに脚立を引っ張り出し、よじ登って竹筒にお酒を注ぎ込んでいた。あ、やっぱり単純にそういう仕組みでしたか。

「たっぴぃさん、これって一升瓶から注がれたお酒がストーンと蛇口にやってきますよ?竹酒、じゃないですよもはや」
「それは言わないの!雰囲気だけでも楽しまなくちゃ」

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