上高地、COVID-19の間隙を突いて【徳沢キャンプ2020】

08:53
小梨平キャンプ場のトイレ。

多くのトイレは、頑丈に囲いがされていた。コロナの影響で来場者が少なかったからということもあるが、このキャンプ場はもともと繁忙期を除いて利用できるトイレや水場の数を絞っている。今年はおそらく、夏の間も利用不可のトイレが多かったのだろう。

今年はキャンプ場にクマが出没して人的被害が出たこともあって、余計トイレはオープンにしなかったのだろう。なにしろ、クマという生き物は賢いので、家の扉は平気でがチャッと開けるし、ガレージのシャッターの開け閉めもできる。

さすがに好き好んで、排泄物の匂いがするトイレに立てこもるということはしないと思うが。

08:56
上高地ビジターセンターにやってきた。

今日の午前中は、このビジターセンターが主催する「ガイドウォーク」に参加することにしたからだ。

上高地ガイドウォークは、コロナ時代をものともせずに毎日ガイドウォークを開催している。全体的に萎縮ムードがある中、ものすごく積極的だ。おそらく、こういう企画をやらないとビジターセンターの存在意義が問われてしまうからだろう。

毎日9時にガイドウォークはスタートする。月水金は大正池コース、火木土日は明神池コースとなっていて、いずれも所要時間は2時間で、現地解散となる。

ビジターセンターに戻ってこないで、現地で解散というのがむしろ良いツアーだと思う。本来なら1時間のルートを、2時間かけてゆっくりとビジターセンター職員さんの解説とともに歩む。

これまで、僕らはこの上高地の自然の中をさんざん歩いてきた。しかし、生えている木のことも、遠くで聞こえる鳥のさえずりも、何一つわかっていないことを残念に思っていた。今回、少しは知識が身につけば良いと思っている。

なお、参加費は500円、予約不要。

雨の中、数名の参加者とともにガイドウォーク開始。僕らはレインウェアを着込んでの参加だ。

まず、ビジターセンター前に生えている木の説明からはじまる。そういえば、赤い実が成っているな。

さくらんぼのような実がなっていた。

ええと、解説を受けたのだけど、すっかり忘れてしまった。

ビジターセンター脇を流れる、清水川。

湧出地から梓川の合流地点まで数百メートルしかない、とても短い川。そのせいもあって、水はとても清らか。

あちこちから水を集めて川の流れが太くなっていくのではなく、湧き出てすぐに豊かな水量になっている。

清水川の水の美しさに見とれていたが、梓川との合流地はご覧の通り。河童橋から見た様子。

濁流の梓川、清流の清水川。その違いが明確だ。まるでナイル川の合流みたいだ。

道中、いろいろガイドさんの解説を受けていたのだけど、全部忘れてしまった。なんてこった。

写真はウェストン碑。

独特の形をした、ピンク色の木の実。これもしっかり解説を受けたんだけど、なんだったか忘れてしまった。雨がざんざん振りで、そっちの印象が強すぎた。

(つづく)

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