上高地、COVID-19の間隙を突いて【徳沢キャンプ2020】

上高地ビジターセンターのガイドウォークに参加中。

いろいろ解説を聞いているのだが、今となっては何ひとつ覚えていない。

説明内容はとても興味深く、いちいち「へえー」「そうなのかー」と感心していた。僕だけでなく、いしもそうだ。それでも、記憶ってなかなか残らないものだ。ちゃんと旅が終わったら、振り返りをすることが大事。そうでないと、次から次に押し寄せてくる新しい刺激に、大事な情報が押し流されてしまう。

クマが木の幹の皮を剥いだ跡、だったかなぁ。河童橋のたもと。

清流がとても気持ちが良い梓川だけど、雨が降ったら濁流だ。

濁流になるだけでなく、いつもなら白い河原が露出している部分が完全に水没している。土手のところまで水が押し寄せている光景を見るのは初めて見た。

なにしろ、上流にはダムが一切ない。なので、雨が降ったらすぐに増水する。こんな当たり前の自然の摂理だけど、普段見慣れていないので「うわ、大変だ!」とびっくりしてしまう。

上高地バスターミナル付近のカラマツ林。

まっすぐに伸びた木がとても美しい。あと1ヶ月もすれば色づき始め、黄色くなっていく。

てっきり自然にこの地に生えていたものだと思いきや、川の流れによる土砂崩れを防ぐため、川沿いに人工的に植えたものらしい。

木の年輪を比較したもの。

木の種類は違うけど、ガイドさんが右手に持っているのが上高地の木。年輪がよく見えないくらい、細かい。

紀行が厳しい土地柄なので植物の生育が遅く、その分年輪の幅がとても狭くなるのだという。

サルノコシカケが白樺にくっついていた。

マユミ、という名前の木の実。形が面白いが、人の名前みたいなのも驚いた。

上高地は野鳥が多く棲んでいる場所だが、意識して観察していないと小鳥に出会うことは難しい。

ときどきオオルリ(ルリビタキ?)を見かけることはあるが、それ以外は木の中に隠れているか、枝の間を飛び回っていて目が追いつかない。

似たような鳥がいっぱいいるので、ガイドさんが手書きの絵でその違いを解説してくれた。

ベレー帽と蝶ネクタイはコガラ、
とさかとよだれかけはヒガラ、
太いネクタイはオスのシジュウカラ、
細いネクタイはメスのシジュウカラ、
黄色いチョッキはヤマガラ。

なるほど、わかりやすい。

感心したが、実際にこの知識を活用しようとすると、鳥を正面から見ないといけない。なかなかそれは難しい。

雨に濡れた葉っぱ。

わざわざ写真を撮ったからには何か感心する情報を教えてもらった筈なのだが・・・。

植物の繊維から作った編み物だと思う。

(つづく)

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