これが無料宿泊券をゲットする夢の架け橋、お楽しみ抽選券。
今晩のお楽しみ、ロビーで開催されるショーの告知ビラがあった。
今晩は二部構成で、最初に森繁昇というハワイ在住のミュージシャンによる演奏、そのあとに日進館会長・泉堅のパフォーマンスらしい。
もちろん「泉堅」というのは芸名だろう。
二人の共通点としては、両方ともクリスチャンということだ。
フロアショーご案内
ホテル本館2階フロント前、ロビーにて、素晴らしいアーティストや当館スタッフ、泉堅らによる歌(オペラ・歌謡曲・ハワイアン・ポップス・ゴスペルなど)、音楽(ジャズ・津軽三味線・クラシック・ヴァイオリン・ピアノ・アコーディオンなど)、メッセージ、手話、腹話術、漫談、民俗舞踊ダンスなど人気・元気のフロアーショーを8:00p.m.より9:00p.m.まで行っております(無料)。
当ホテル無料宿泊券が当たる抽選会も行われますので、別紙お楽しみ抽選券を忘れずにお持ち下さいませ。皆様、お誘い合わせの上ぜひご参加下さいませ。
無料宿泊券のお楽しみ抽選券は、イベントの際に抽選箱に投函することになる。さっきフロントに抽選箱が置いてあったけど、今のうちに投函、というのはダメ。パフォーマンスを最後まで見た人だけの、権利だ。
部屋に備え付けの館内案内は、最初のページに泉堅様が笑顔で登場。
角松敏生みたいないい男だ。確かにこれは、マダムたちから人気が出そうな予感。
この宿のありがたいのは、チェックインが14時ということだ。
あちこちのお風呂を、存分に楽しむことができる。かなりずっしりとくるお湯なので、風呂に何度も入って、ゆけむり館まで戻って、を何度か繰り返せばきっとグッタリする。その日の晩の快眠は間違いなしだ。不眠症治療にも良さそうだ。
一般的な宿の紹介が並んでいる中、ここでもフロアーショーのことがダメ押しで書いてあった。よっぽど力を入れているようだ。
ところで、温泉の効能一覧の中に「癌」と書かれているのだけど、これは本当だろうか。
「高地温泉は驚くほど健康によい!健康と癒やしと美容と長寿の天然温泉」と書かれた、温泉紹介ページ。
驚くほど健康に良いのか。それは驚いた。エビエンスがあるのかどうかはよくわからないけど、確かにこの景色と雰囲気は、精神をとてもリラックスさせる。あと、階段の上り下りがあるから、あながち嘘ではなさそうだ。
館内紹介ページ。
僕らが夕食・朝食で指定されている「メインダイニング・こまくさ」の他に、ダイニングは2カ所、宴会場は3つも備わっている。さすが大規模旅館。
なお、夕食は17:00~20:00、朝食は06:30~09:00とのことだった。この時間は季節や宿泊客の多い少ないによって変動するっぽい。朝夕ともに、ビュッフェ。
他にも、深夜0時までやっているカフェ&バーや、カラオケルームがある。こんな山奥なのに0時まで!と感心させられる。しかも、両方とも朝9時からの通し営業だ。
この宿、本気で長逗留する人がいるのだろう。そうでないと、昼間っからカラオケなんてやる人がいるものか。
フロント近くに、無料で振る舞われる熊笹茶があるのだそうだ。
日陰干しにした熊笹を1時間煮立てたもので、これをお茶代わりに飲み続ければ良い、と謳っている。
しかし、それがどうも変だ。「体中の血液が中和され」と書いてある。なんだよ「中和」って。血液のpHが変わる、ということか。それはすごい。
あと、「高血圧、ガン、糖尿病、肝臓病に奏功します」って書いてあるけど、薬事法は大丈夫なのか心配になる。「効果があります」ではなく「奏功します」なのでセーフ、ということなのかもしれない。
このフロアの避難経路図。
どうやら、60号室がこの宿の最果てだったらしい。
ややこしいのが、この地図には「2階」と書かれていることだ。1階じゃなかったんかい。
ほかにも、「ゆけむり館」と「ゆけむり荘」で表記のブレがあったり、そういうところでも時代の流れを感じる。
自分たちがいるフロアから外に出れば階段があり、そのまま崖上の露天風呂・極楽湯にアプローチできるらしい。それは楽でいいな。一旦フロントを経由して、玄関から外に出て極楽湯に行くとなると10分近くかかってしまう。
机の上に黒い箱があったので開けてみたら、お茶請けがいくつも入っていた。サービス精神旺盛で恐縮する。
(つづく)
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