混沌の温泉場【万座温泉日進館】

日進館の夕食ビュッフェ

日進館の夕食は、ネットの口コミ情報で「精進料理のようで物足りない」という人がいる。

おそらく、さっき見た「世界三大長寿地帯」のことを宿側が意識して、わざとそういう料理のセレクトにしているのだろう。

とはいえ、僕はそんなのはどうでも良い、と思っている。別にここまできてローストビーフが食べたいだの、カリカリベーコンを食べたい、なんて思わない。むしろ、精進料理的なものの方が「非日常的で、お得じゃん!?」とさえ思う。

とはいえ、おじやと、梅干しや塩辛く煮染めた昆布といった食材だけが並ぶビュッフェ・・・というのはちょっと残念だ。精進にもほどがある。若干身構えながら食堂に向かったのは、事実。

でも、その警戒が見事に覆された。

見よ!天ぷらがあるぞ!舞茸の天ぷらだぞ!

もうね、これさえあればニッコニコですよ。何が精進だ。こんなの、生臭坊主が食べていてもおかしくないくらい、うますぎる料理ですよ。修行僧は食べちゃダメなやつや。舞茸の天ぷらは、修行する気を失わせる。

日進館の夕食ビュッフェ

ビュッフェの宿に行ったら、「まずトレイを手にとります」ということをしないで、カメラ片手にソワソワ右往左往している気がする。毎回。

飲食店で料理写真を撮る、というのは今や全く珍しくない光景になった。でも、ビュッフェレストランでカメラを構えている人はあんまりいないかもしれない。時代の最先端を行ってるな、オレ。

僕が写真付きの食べ歩き記録を始めたのは、2000年スタートの「蕎麦喰い人種行動観察」からだけど、この当時はお店で写真を撮ると、スパイ扱いされたものだ。お店に許可を取ろうとしてもイヤな顔をされるし。僕がさんざんあちこちのお店で討ち死にしてきた実績の上に、今の「料理写真をお店で撮っても違和感がない」時代になったんだぞ?(ほぼ意味のない、勝手な思い込み)

日進館の夕食ビュッフェ

肉料理はちゃんとある。ほら、肉じゃが。

こういうビュッフェ料理の写真を撮るのは、かなり難しい。

一品ずつ撮影するのは面倒だし、そこまで料理写真を撮りたいわけでもない。写真が増えてくどいし。

なので、何品かまとめて、斜めから撮影することになる。このとき、人が写りこんでしまうと、あとでモザイクをかけたり面倒なことになる。場合によっては、その人から怒られる。だから、人がいないタイミングを見計らって・・・シューティング!

なお、雑に料理を取り散らかしている場合、残飯の写真を撮っているようになる。タイミングも大事だ。とはいえ、こればっかりは運次第。

日進館の夕食ビュッフェ

その実例。

写真左のお皿は、「鯛のタタキの刺身」なのだけど、殆ど取り尽くされてしまっている。

遠くからみると、桜でんぶ?と勘違いしてしまう。

日進館の夕食ビュッフェ

おーいみんなー、アイスクリームもあるぞー。

体重激増をここで確信。

僕は、女性がよく言う「甘い物は別腹」という言葉についてあまり実感したことはない。

でもビュッフェの時は別だ!メイン料理でお腹いっぱいになった後でも、アイスなら入る!食べよう、という気になる!

でも、デザートがプチシュークリームなら、ちょっと考える。あれは「別腹」にならない気がする。

日進館の夕食ビュッフェ

写真を撮りながら、「これを撮影することに何の意味があるのだろう?」と思ったりもする。

でも、惰性で撮る。撮りつつ、料理も取る。

日進館の夕食ビュッフェ

結果、こうなった。

ビュッフェ料理の場合、いくつもの制約がある。

  1. テーブルのサイズ
  2. トレイのサイズ
  3. 皿の形状
  4. 汁を含んだ料理の種類と数
  5. 自席と料理テーブルとの距離、まわりのお客さんの数

これらを総合的に考えつつ、一度にどれだけ料理を頂いてくるか、考えることになる。

会食中、何度も料理を取りに行くのは僕は好きじゃない。連れがいる時、そうやって離席があると一瞬座がしらけるからだ。なので、できるだけ一発で、料理を取っておきたい。

今回は、トレイ2つを机にタテに並べるというトリッキーな配置にした。日進館のビュッフェ用皿は、6つのくぼみがあるお皿だった。この6つに何の料理をどう入れるか?知恵の絞り方次第だ。

日進館の夕食ビュッフェ

連れが取ってきた料理。

この人は非常に食が細く、普通の人の半分くらいしかご飯を食べない。でも、そんな人でもこれだけ料理を取っている。それだけ、ビュッフェというのは人々をワクワクさせる料理スタイルだ、という証拠だ。

ビュッフェで張り切りすぎた

二人のテーブルはこんな状態になった。なんだこれ。食の見本市か。

水が入ったコップを2杯、わざわざ用意している。これは、ビュッフェであれこれ料理を食べていたら、喉が渇くからだ。どうしても塩分が多くなるから、水で中和させる。生活の知恵だ。

日進館の夕食ビュッフェ

食後、「甘い物は別腹」をやってしまった。

結局、この日は3トレイ分食べた、というわけだ。おっとちょっと待った、デザートと思わせておいて、どさくさに紛れてカレーライスも混じっているぞ。

さすがに食べ過ぎだけど、動けなくなるほど苦しい、ということはなかった。なにせ、今日はアップダウンを含んだ徒歩移動がとても多かったから。

日進館の夕食ビュッフェ

小食の連れも、つられてなのか、元々なのか、デザートをがっつりと取っていた。

二人揃って、やたらと食べた夕食となった。コッテリした料理が少ない分、ついスルスル食べられたのだと思う。

(つづく)

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