混沌の温泉場【万座温泉日進館】

志賀高原を下っていく。

1998年の長野冬季五輪の際に整備された、通称「オリンピック道路」はとても快適に走ることができる。黒姫山・妙高山を正面に眺めながら、途中ループ橋があったりするので、楽しい。

ああそうだ、妙高山というのは新潟県に位置している。今回の旅は、群馬県を起点にして、長野県、そして新潟県が見えるところまでやってきたことになる。案外大移動したな。

よし、このままの勢いで富山県まで・・・とはさすがに思わない。それは家に戻れなくなる。

特にどこか行きたいところがあったわけではないけれど、小布施(おぶせ)に寄ってみることにした。

小布施は、はるか昔に蕎麦屋巡りのために立ち寄ったことがある場所。二度程度だっただろうか?す観光客でひしめいている場所、という印象が強く、敢えて僕はここを観光しようと思ったことがない。

でも、今日はお盆期間とはいえ平日だし、こういう時こそ小布施日和かもしれない。少しは混んでいないかもしれないので、訪れてみよう。食わず嫌いはよくない。

小布施に何があるのか、よくわかっていないけれど。古い町並み、だったっけ。葛飾北斎が80歳を過ぎてから4年間過ごした、というのは知っている。あと、栗の和菓子が有名だったよな。

むしろその程度の知識で十分だ。現地に行って、あれこれ確認してみよう。なんでここが人気の観光地なのか、を。

別にそこまで鉄道好きという自覚はないのだけど、やっぱりローカル鉄道の駅に来るとワクワクするよな。で、写真を撮るよな。なんだろうね、この感覚って。

女性でも鉄道好きはもちろんいる。でも、男性のように「ごく自然に、こういうのが好き」というのとはちょっと違う気がするけど、どうなんだろう?気のせいか。

小布施観光の全体像がよくわかっていないのだけど、栗菓子で有名な「小布施堂」のあたりがどうやら中心地っぽい。なので、その界隈の駐車場を探す。

うっかり細い道に入り込んでしまうと、この辺りは道がやたらと狭い。なので、疑心暗鬼になりながら、駐車場の案内に従っていくと、住宅地の中に駐車場があった。

ご丁寧に、屋根付きの駐車場なのでびっくりだ。

一期一会の観光客向けの駐車場なのに、なんてぇ便利なんだ。あんまりこういう駐車場は、見たことがない。

コインパーキングではあるけれど、特に「脱走防止用の装置」が地面に埋設されているようなこともなく、出入り口にゲートがあるわけでもない。

前払い精算機でお金を支払い。なので、1時間でいくら、といった従量課金制になっていない。時間を気にせず遊んで来られるので、ありがたい。

ちなみに、06:00~20:00が400円、20:00~06:00が500円。あれっ、夜の方が高いのか。ちょっと不思議な値段設定になっている。ただし、どの時間帯も、最大6時間までの駐車がルールなので、一晩車を停めっぱなしにする、ということはできない。

400円を精算機に入れると、「駐車証明書」という紙が出てきた。

これを、自分の車のダッシュボードに置いておく。

さあ、小布施探検に出発。

さっそく、狭い道を歩く。

観光地らしくなってきた。

栗ようかんを売るお店、栗原風味堂。

外国人観光客向けの看板も出ている。Taxfree、だって。こんなところまで外国人観光客は来るのか!もう日本で、外国人観光客がいない場所はないな。

このあたりは建物がなく、開放的な景色。

ああ、いい天気だ。

(つづく)

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