部屋の様子はわかったことだし、お風呂に入りにいく。
お風呂に行くだけでも、「よし、行くか。」と覚悟を決めないといけない。そんな距離感と高低差。
風呂に行くついでに夕食を食べるか、それとも一旦部屋に戻ってから再出撃するか、悩ましい。しかも、19:55からショーがあるというのだから。
- 風呂のために出撃、一旦帰還
- 食事のために出撃、一旦帰還
- ショーのために出撃、帰還
というのはさすがに無理だ。食事を風呂かショーか、どちらかに寄せないと。
結局、我々は夕食を食べてその足でショーを見る、ということにした。夕食は若干遅め、というわけだ。
5分以上歩いて、ようやく大浴場「長寿の湯」へ。
のれんの色で男湯と女湯がわかれているわけではないので、うっかり逆ののれんをくぐらないように。
10時~17時まで、外来の入浴も受け付けている。入湯料1,000円。
ただし、無断入浴発覚の場合は、罰金10,000円だそうだ。まるで駐車場の違法駐車みたいだ。
それもこれも、この大浴場は玄関から建物に入ってすぐのところにあるからだ。フロントよりも手前にある。悪いやつが悪いことをしないように、一応警告しているわけだ。
長寿の湯のスリッパ用下駄箱には、ポストイットが置いてあって珍しかった。ここに自分の名前を書いて、スリッパに貼り付けよ、ということだ。
番号札をクリップで挟む、というのは見かけたことがあるが、ポストイットというのは初めて見た。
長寿の湯の図解。
男女両方の浴室の配置がわかるので面白い。
これを見ると、男女入れ替え制をとっていないことがわかる。でもそれは納得だ、露天風呂が男女ともに備わっているのだけど、男湯の露天風呂は外の道路から丸見え・・・とまでは言わないけれど、半見えだからだ。
この図を見ると、脱衣場など特に男性の方が大きいようだ。昔の、おっちゃん達の団体旅行時代の名残だろうか。女性の方が脱衣場はスペースがあったほうが良いはずだが、どうなんだろう。
温泉成分表という、写真撮影してしまえば満足してしまい、泉質すらあとで覚えていないというシロモノ。
源泉名は
苦湯、苦湯2号、姥湯(湯畑)、鉄湯1号、ラジウム北光泉
と5つの名前が列記されている。しかし、泉質の記載は1種類だけで、
酸性・含硫黄-マグネシウム・ナトリウム硫酸塩温泉(硫化水素型)(酸性低張性高温泉)
となっていた。源泉名は違っていても、全部同じ泉質なのだろうか?
風呂上がり、玄関あたりをちょっとぶらつく。
熊の出没が確認されているので注意、という張り紙が貼ってあった。熊よけの鈴も売っているようだ。
こんな温泉臭いところでも、熊は生息するんだな。身の危険を感じないのだろうか?
あと、玄関にはブラシやほうきがいくつもぶら下がっていて不思議な光景だ。
なんだろうと思ったら、ヤマダニが付着している可能性があるから、このあたりで山菜採りなどをした人は必ず衣服を払ってほしい、ということだった。また、山菜は絶対持ち込まないでくれ、とも書いてあった。
湧き水が自由に飲めるようになっていて、ちょっと嬉しい。
こういう演出って、なんかいいよな。
逢古(おうこ)の水、という名前らしい。
(つづく)
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