混沌の温泉場【万座温泉日進館】

風光明媚

草津白根山のお釜あたりが見える。その一帯だけはげ山になっているので、すぐにわかる。

そういえば、「(新潟県と群馬県の県境にある)谷川岳から、縦走して野反湖を経由しつつ志賀高原を目指す」というトレイルルートがあると聞いたことがあるが、もしそれができるならきっと楽しいだろう。ただし、道中には気の利いた山小屋はないし、登山道がどれだけ整備されているのかもよくわからない(僕が知らないだけ)。たぶん、熟練者向けのコースだろう。

スカイリフト

リフト乗り場の建物の上から見た、志賀高原。

リフト、いい仕事してやがるぜ。ガクン!と標高を下げている。おかげで、この山頂の景色の良いことといったら、ないな。まるで、飛行機の上からの景色のようだ。

志賀高原なんて屁みたいなもんですよ、という気持ちになる。それにしても、素敵な場所だなあ。

ここで何日も過ごしたら、何か憑きものが落ちるような気がする。ただし、天気が良い時に限るけど。

山座同定

山座同定版。

今日は8月にしては雲が少なく、天気がそこそこ良いのでよく見える。同定のしがいがあるぜ。

・・・と思ったけど、山が多すぎる!さすが長野県。しかも、正面に北アルプスがあるので、まあ山の多いこと多いこと。

雲海

でも、なんとなくわかっちゃうんだよな。後立山連峰が屏風のように連なっているのがわかる。

正面に白馬岳が見えるぜ!で、その左に不帰(かえらず)キレットがあって、唐松岳があって、八峰キレットがあって五竜岳へと続く。

一人で興奮するけど、山に疎い連れは、「五竜?唐松?キレット?」と何一つわからない。そりゃそうだ。

横手山山頂

横手山山頂はひろびろ。

我々が上ってきた山の斜面とは別の斜面には、スキーゲレンデがある。日本で最も標高が高いゲレンデ、なんだそうな。あれ?そうなの?

てっきり、白馬の八方尾根あたりが一番高いんだと思っていた。でも、調べてみたら八方の一番高いところは1,831メートルで、全然低かった。

横手山山頂

横手山頂ヒュッテが見える。

せっかくだからあそこまで行ってみよう。

横手山山頂

「日本でい一番高いところにあるパン屋さん」を標榜していた、横手山頂ヒュッテ。もちろん宿泊もできる。

しかし、今や槍ヶ岳山頂直下の槍ヶ岳山荘(3,080m)でもパンを焼いているので、「日本で一番高いパン屋」とはいえない。正確に言えば、「通年営業で、日本一標高が高いパン屋」となるのだろう。

まあ、似たような話は温泉にだってある。「日本で一番標高が高い温泉」は、立山のみくりが池ヒュッテだけど、「通年営業で一番標高が高い温泉」は八ヶ岳中腹にある本沢温泉になるし、「日本で一番標高が高い露天風呂」は白馬鑓温泉、ということになる。いろいろ言い方があって、面白い。

意味不明な「元祖」「本家」とは違って、明確な基準があるので、僕はこういう呼称は良いと思っている。

看板

ロッジの傍らに、車が置いてあるのでちょっと驚く。この山頂には私道ながらも道が通じていて、下界と行き来ができる。もちろん、関係者限りだけど。

で、もっと驚いたのが、環境整備金として600円を支払えば、この車で送り迎えしますよ、ということだ。へー、そんなサービスがあるのか。

リフトは怖くってねぇ、という人とか、ご高齢の方とか、ありがたいと思う。しかも往復で600円なら、安い。

看板

山頂ヒュッテの看板。

ずいぶん昔からこの看板だと思うけど、ここのご夫婦は今はどう変わっているのだろう。

お客様へのお願い

ヒュッテでは熊よけのために犬を飼っていますよ、という注意書き。

熊をもおびえさせるための犬なので、れっきとした番犬だ。「ショコラ」とか「ポチ」と名前をつけるような、愛玩犬ではない。なので、こういう注意書きがわざわざ書かれている。昔っからそうだ。

でも、今回は犬はみかけなかった。お散歩中だったのだろうか?

ヒュッテの中

大繁盛する、横手山頂ヒュッテ。もちろん、お目当ては雲上のパン屋さんのパンだ。

メニュー

そうだ思い出した、「横手山頂に行くとお金がすごいかかる」という印象を持っていたのは、以前ここでパンを食べたからだ。スカイレータ-やリフトが高いんじゃない、パンが高いんだ。

もちろん、標高2,300メートルの山の上でパンを焼く、という手間暇を考えたら、1,300円くらいで高いとか抜かすな、と思う。妥当な値付けだと思う。現に、こうしてたくさんのお客さんがパンを求めて押し寄せているわけだし。

とはいえ、山の上でパンを食べる・・・というのは、「風情」だ。「旅の思い出」だ。山の上でパンを焼いたからといって、味がうまくなるというわけではない。思い出にどれだけお金を払えますか?というのは人それぞれ。

(つづく)

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