浴室の隣がトイレなのだが、ウォッシュレットだったのでびっくりした。今回、僕が見てきた一連の物件の中でウォッシュレットがついていたのはここだけだった。前に住んでいた人の置き土産なのかもしれない。ウォッシュレットをつけるくらいの遊び心がここの大家にあるなら、もっと他のところも気が配られているはずだ。
ここには小窓がついていた。駐車場からこの建物を見た際に「倉庫みたい」と形容したが、駐車場側から見える小窓がこれだった。
ベランダ、と呼ぶにはちょっと厳しいけど、一応あることにはある。床がしっかりしていないので、うっかり荷物をここにたくさん置いたら、底が抜けそうだ。物置としての用途は期待できない。せいぜい物干しと、プランター置き場くらいか。
トイレの横は収納スペースが2つもあった。この物件においては、収納に困ることはなさそうだ。それにしてもなんだ?白いカーテンがだらしなく放置されているぞ。ちゃんと片付けろよ、おい。
これは一体なんのカーテンだろう?と担当者とあれこれ議論したが、どうやら浴室の前、三角スペースのところにつっかえ棒をつけてつり下げるものらしい。これを取り付ければ、三角スペースが脱衣場になります!というわけだ。えー、なんか微妙。でも、まあ仮にだ、女性が家に泊まりにきたとすると、「ちょっとシャワー浴びてくる」となったときに着替えができる場所があったほうがいいよね、ということだ。へー。ほー。まあどうでもいいけど。
最初は、「卓球台でも置ける」と思っていた部屋。実際に広く、ここならL字型のソファを配置してもいいくらいだ。ガラス製のテーブル置いて。・・・だが、ベッドをどこに置く?
「片方の壁は全部クローゼットになっているから、こっちにテレビ台は置けないよね。ってことはそっち側になるんだけど、そうするとベッドが置けない」
「窓を半分ふさぐ形で置くしかないですね。それか布団か」
「えー」
ベランダのある壁からキッチンまでを計測してみたら、約250センチだった。ベッドを200センチとすると、50センチ程度は隙間ができる。うーん、そこにテレビラックを突っ込むしかないか。
となると、ベッドは限りなくコンロに近づくことになる。炒め物や揚げ物をやったら、布団が盛大に油で汚れてしまう。ちょっとありえんだろそれは。料理を作るときは、ビニールシートをベッドにかぶせてからどうぞ、ということか?忙しい朝であっても?
「さあこの11帖、おまえならどう使いこなす?」
と挑戦状を突きつけられている気がした物件ではあったが、本当によく考えないと、広いようで案外広くない物件かもしれない。ペンディング。
【7軒目:ロフト付きの物件】
次の物件を目指す。駅から徒歩5分、ということで、これも至近だ。今回は、駅から遠い物件は一切考慮していない。
雑然とした駅前を通り抜けるとすぐに静かな住宅地。それは良いのだが、ラブホテルの横を通っていくというシチュエーションなので、あんまり嬉しくはない。今回の引っ越しに際して、「友達を気軽に招ける、人の交流点としての家」が念頭にあった。なので、折角来てもらったお客様に、「おかでんの家?ああ、ラブホの脇を通っていった先にあるよ。目印はラブホだから、すぐわかるよ!」と紹介されたらかなりがっかりだ。
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