俺の引っ越し2013

玄関に入る

鍵が見つからずしばらくこの建物のまわりを「宝探しゲーム」。管理会社の言い間違いで、鍵を隠している場所は指示とは違うところだった。危なかった、こんな夜だから、「鍵がないんですけどー」と先方にTELしても誰も応対しないところだった。見つかってよかった。

玄関から中に入る。右手にキッチン、冷蔵庫置き場、洗濯機置き場。左手に浴室、トイレが見える。ああ、平凡な1K間取り。

やっぱり、先ほど2軒立て続けにカウンター付きの台所を見てしまったので、こういう「廊下に面してキッチンがある家」というのが野蛮に見えて仕方がない。

大して広くないキッチンだし、物を置く場所に困ったら、絶対背後の風呂場に物を置きだすぞ?ちょっとした鍋とか。で、面倒だから、風呂場のシャワーでその鍋を洗っちゃえ、なんてことになるぞ。さらには、鍋を洗った際に出た食べかすのゴミが風呂場の排水溝に詰まって、異臭を放ったりするかもしれないぞ。うわあ、いやな想像をしてしまった。ズボラな性格の僕だからこそ、独立したキッチンがいいな。

下駄箱

玄関先の下駄箱。縦に長い。横幅はないので、一足ずつ、縦に靴を並べていくことになる。

こういうのを見るにつけ、ブーツを所持する女性って大変だな、と思う。

キッチン

平凡すぎるキッチン。「ふーん・・・」という感じ。

ガスコンロがとってつけた感あり。もう21世紀なんだし、フラットパネルに近い形にはできないものなんだろうか。

一応まな板が置ける程度のスペースはあるけど、食洗機が置けるほどでもない。蛇口もお洒落とは程遠いトラディショナルなデザイン。コンロは一口。欠点がないけど、これはいい!というのもない。せめてIHコンロだったら、まだ評価が上がったのだけど。

謎のスイッチ

「これは?」

浴室の脇にあった、謎のつまみ。ためしにひねってみたら、「ジリジリジリ・・・」という音がかすかにした。

「浴室乾燥のタイマーですね、きっと」
「へー」

なるほど、これは地味に便利だ。このつまみを見ると、「常時換気扇回りっぱなし」状態から、最長90分までタイマー調整が出来た。

「でも、ワクワクするかというと、これでは大してワクワクしないぞ?便利だけど、ぞくっとする何か、はない」

給湯スイッチ

ワクワクさせられないのは、給湯スイッチもしかり。

いや、欠点なんてさっきからないんですよこの物件。でも、これまでさんざん浴室乾燥のカッチョイイボタンを見てきたので、こういう「スイッチと、湯温調整のボタンだけ」のものを見ると残念に感じてしまうのだった。

電源スイッチを入れると、大きくデジタル表示される設定温度。

「これで必要十分な機能なんだけどねえ」

そういいながら、電源を切った。おかしい、浴室乾燥なんて余計な機能はいらないはずなのに、今となってはそれがないとさびしい気持ちになっている。

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