俺の引っ越し2013

現在住んでいる家の不動産屋を訪問し、確定した引越し日時の報告や、引渡し日時の調整を行った。

引渡しは、引越しの「翌日」昼に行うことにした。日割り計算で家賃が発生する以上、引越し当日にでも引渡しをした方がいい。引渡しが1日違うだけで、2,000円以上のお金がかかってしまう。

しかし、こっちはプライドをかけて私的ハウスクリーニングがあるんじゃぁぁぁ。ハウスクリーニングを終えたのちに不動産屋引渡しをしようとすると、どうしても引越し翌日となった。

原状回復について話題が及んだ際、

「まあ、国土交通省からガイドラインが出てたりしてますしね、そういうのに基づいて粛々と原状回復をしていただければ」

などと言って不動産屋にプレッシャーをかけておいた。「おっ、この人、原状回復について知識を持っているぞ。舐めてかかったらまずいぞ」と認識させるためだ。

でも内心じゃ、「敷金が帰ってこないのは当然として、一体どれだけ請求されちゃうんだろう?」とドキドキもんだ。せいぜい、強がっている。

ただ、不動産屋は表情一つ変えずに、

「おかでん様は既に10年近くお住まいになられていますし、まあそれなりに設備も痛んでいるとは思いますが」

と言ってそのまま話を流した。やべえ、「こいつ、男の独身一人暮らしだし、どうせ家を散らかしてるに違いない」とわかってるな、と内心焦る。さすがプロだ。

新居に置く家具・家電については、本来であればお店にいって実物を見て判断すべきだ。しかし、なぜかこのときはお店には全く行かず、webサイトでばっかり商品選びをしていた。実物を見ても困惑するばっかりで、何を買っていいのかよくわからなかったからだ。

新居で買うべきものを順次リストアップしていったのだが、まさに「これから親元を離れて一人暮らしをはじめます」という学生のようなリストになってしまった。鍋釜からはじまって、キッチン用具はほぼ全部だし、サニタリー系もほぼ全部。とにかく、今現在家に置いてあるものは全てが薄ら汚れ、ほこりがこびりつき、新居には持ち込みたくなかった。

そんなわけで、あまりに「1からのスタート」だったので、何をどう買えばいいのか、想像がつかなかったのだった。特に今回、「これから40歳を迎えるんだし、全く新しい生活を送りたい」と思っている。どこまでアクセルを踏んでいいのか、やっぱりダメなのかがわからない。たとえば

「やるならガツンといこうぜ。照明は間接照明オンリーにするぜ」
とか
「コタツを捨てて、ガラスのテーブルにしようぜ。F1のタイヤを土台にしてさぁ」

とか、いろいろ考えた。金がないわけじゃないので、なんだってやろうと思えばできる。ましてや、これまでの自分を否定した上での再構築なので、何をやったって正しい気がする。

家電については、カタログスペックと価格.comの口コミばかりを参考に決めていった。もうね、部屋においてみないとよくわからん。家具や日用品はもっぱらニッセンだ。

ちょうどこの時期、僕の勤め先では「クリスマスチャリティーオークション」なるものが開催されていた。

どこかからゲットしてきたいろいろなものを、オークション形式で社員に売却するというものだ。で、その収益金はどこかに寄付されるらしい。
デジカメや旅行券、レストランのお食事券などいろいろなものが出品されていたが、僕はなんとはなしに「ヘルシオ」「ホームベーカリー」「ルンバ」「ブルーレイレコーダー」に参加してみた。

どれもどうしても欲しいというものではない。どうしても欲しいものがあったら、ちゃんとしたお店で買いたい。しかも、ここに出品されているのは全部型落ち品だし。

人生初のオークションだったのだが、素人ゆえについつい熱くなってしまった。ライバルがさらなる上値をつけると、どうにも我慢ができなくなってしまい、「おい!もうこの値段だと割高だぞ?店で買ったほうがいいぞ?」と言いつつもより高値を提示してしまった。

その結果、ヘルシオミニを一位で落札。あー。落札価格は28,500円。この時点で、価格.comに提示されている市場最安値よりも高いお値段になっていた。

「ま、チャリティーだから。これで少しでも助かる人がいると思えば」

と職場の人たちに慰められる。「おめでとう」といわれないオークションって、一体なんなんだ。

ちなみにその他3品は、間一髪で落選したので助かった。

「ルンバ?ルンバなんて、一人暮らしの家においても邪魔なだけだろ!」

とさんざん言われたが、その当時は買う気満々だった。でも落選したので、ようやく頭がクールダウンされた。仰るとおりで、あんなでかいものを部屋の片隅に置いていたら、邪魔でしょうがなかっただろう。

でも、ここで物欲に火をつけられた「ホームベーカリー」は、後日新品を購入することになる。ブルーレイレコーダーもしかり。

契約の開始日は2013年12月14日だったが、どんどん前倒しで事を進めたかった。特に家電。一番気になっていたのは、食洗機が台所におけるかどうか、だった。ここについては内見時に、さすがに寸法は測っていなかった。

写真だけ見ると、置けそうな、置けなさそうな雰囲気だ。これが決まらないことには新しく買う家電一式の交渉に入れない。何しろ、新婚さんなのかというくらい家電をまとめ買いする。まとめ買いのスケールメリットを利用して、安く調達したいと思っている。

そんなわけで、12月13日の夕方、会社帰りに新居に立ち寄ってみた。さすがにもう鍵は新しく交換されているだろう、と思ったのだが・・・

がちゃがちゃ。

開かない、扉

ありゃ?まだ鍵が交換されていない。もう夜だぞ?あと数時間後には日付が変わり、契約開始だぞ?それでもまだ鍵が変わっていないって、さては忘れただろ?

折角新居までやってきたのに玄関で引き返さないといけないという事実にがっかりする。

フライングはやっぱりダメだったか。

不動産屋、忘れてるんじゃないかと思って電話を入れてみたら、「契約は明日からですよね?大丈夫です、それまでにはやりますので」と自信たっぷりの回答が返ってきた。どうやら、本当にギリギリになってから鍵を交換するつもりらしい。そこまで徹底しなくてもいいのに。ちぇーっ。

東京西川のショウルーム

日本橋にある「東京西川」のショウルームに行ってみた。ここにはマットレスの「AiR」が展示されているからだ。

折角新居に移るんだから、就寝環境を改善したかった。夜、背中が凝って詰まった感じになって、目が覚めてしまっていたからだ。熱いシャワーを背中に浴びせてようやくすっきりするという有様。でもシャワーなんて浴びたら目が覚めてしまうわけで、これはこれで別の理由で眠れなくなるというジレンマに。

Air

このAiR、お値段はシングルで4万円もする代物だが、実際にショウルームで横になってみて激しく満足した。沈み込まない、高反発なのだけど背中や腰に負担がこない。

高いとは思うが、買おうと決心した。

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