俺の引っ越し2013

こうして俺の引っ越しは終わった。

家電は一度には搬入できず、冷蔵庫やテレビは一週間遅れで配送された。そのほか、生活が落ち着くまで一ヶ月くらいはいろいろ買い足したり、逆に捨てたりもした。

これまで掃除を完全放棄し、ゴミ屋敷と化していたおかでん家だったが、新居になってからは別人のように家の維持管理を徹底している。家事のためのToDoリストを作り、細かくタスク管理をするようになった。

タスク管理

掃除に関するタスクは50近くにもなり、それぞれが「月1度」とか「一週間に一度」などと繰り返し行われるよう設定されている。で、タスク期限が来ても実施していなければ、警告メッセージが出るようにした。おかげで、掃除はとても積極的にやるようになった。今では、いつでも誰が家にやってきても恥ずかしくないように家が維持されている。

今の僕なら言える。

「掃除は、汚れてからやったのでは遅い」

と。ビシィィッ。

汚れる前に掃除をすることで、清潔さはキープできる。汚れてからやろう、と思っていたのでは手遅れだ。その汚れを落とすのに苦労するし。だから、汚れていようがいなかろうが、定期的に掃除をしなくちゃいけないとタスク管理すると、とても楽になった。

冷蔵庫の棚を、漂白剤入りのふきんで除菌拭き掃除・・・なんてのを一ヶ月に一度やっているけど、こんなこと、タスク管理でもしていなけりゃ絶対にやらないだろう。でもそれが今だと、楽々できている。別に苦じゃない。それよりも、タスク管理表上に「期限切れ」の警告を出してしまう方がよっぽど苦だ。そうならないためにも、そそくさと掃除をしている。

このタスク管理は僕の生活のあちこちに組み込まれていて、しまいには「一週間に一度、手の指の爪を切る」なんてことまで記載されている。これを見て友達はみんな「大げさだ」と笑う。実際そうだと思うが、こうすることで、「爪が伸びていることに気がつかないで、人前で恥ずかしい思いをする」ということが一切なくなった。「あ、爪が伸びてるな。家に帰ったら切ろう」なんて思っていて、結局忘れてしまって実際に爪を切るのは数日後・・・なんてことがこれまで多かったが、今や爪が伸びていること自体がなくなった。

自分がズボラだと思う人。是非、生活のあらゆるものをToDoリスト化して、タスク管理すると良い。僕はWebサイトのTickTickというところを使っているが、無料だし、スマホアプリもあってスマホからもPCからも使い勝手が良く、とても重宝している。おすすめだ。定期的なタスクの設定や、タスクごとのジャンル分けもできる。

最後に、今回自分が買った家具・家電について、新居で7カ月使ってみての感想を述べてこの連載を終わりにしたい。

■LEDシーリングライト(Panasonic EVERLEDS HH-LC640A)

リビング用に購入。いろいろな種類があるし、値段もピンキリなのでカタログを見てもさっぱりわからない代物。アイリスオーヤマ製が安いが、多機能なパナソニック製を選んだ。

最近出来たタワーマンションを仰ぎ見ると、暖色系の明かりを使っている家がとても多いことに気がつく。なんか、良い雰囲気だし、今風なので僕も「暖色が出せる照明」を選んだ。これがとても快適。

リモコンにタイマー機能が備わっていて、起床時間をセットしておいたら、30分前から少しずつ部屋を明るくしていくことができる。起床時間になると、フルパワー照明になり、照明からアラームが鳴る。これは一度使うとやみつきになる。快適な目覚めになるかどうかはわからないが、起床時間直前に目が覚めて、「そろそろ起きる時間かな・・・」と気になった際、LEDの明るさで「あと10分くらいかな?」などと薄目のまま推測ができるのがいい。高い買い物をした甲斐があったと思う。

なお、エコナビ搭載のシーリングライトもあったが、部屋の明るさに応じて最適な明るさに自動調整っていうのがいまいち必要性を感じなかったので、買わなかった。そんなに神経質になることはないだろ?

■ドラム式全自動洗濯乾燥機(Panasonic NA-VH300L)

今回買った買い物の中で、一番のヒットだった。生活の質を激しく向上させた立役者だ。兄貴からは「一人暮らしにはオーバースペック」「電気代の無駄遣い」とぼろくそにけなされたのだが、そんなことはない。一人暮らしだからこそ、必要だった。

これまでの生活だと、洗濯が面倒でなかなか洗濯機を回さなかった。回したとしても、衣類を干すのが面倒で洗い物を洗濯機に入れたままにしてしまい、生臭くなってしまうことも多発した。干したとしても、部屋干しが多く、やっぱり生臭かったし。

それが、洗濯乾燥機になったことにより、全て解消された。スイッチを押せば洗濯から乾燥までノンストップで3時間程度。タイマー予約を使えば、帰宅したら乾燥がちょうど終わった衣類を取り込むことだってできる。おかげで洗濯が全然苦ではなくなり、洗濯頻度は上がるし、生乾きの臭いはなくなったし、良いことだらけだ。

16万円近くした高額商品だが、敢えて買う意味はあったと思う。

頻繁に洗濯ができるので、衣類のストックを少なくすることができるし、衣類を雑に扱わなくなった分、「シーズンごとに衣類を買い換え」なんていう無駄な事が減った。

■冷蔵庫(日立 R-S300DMVL)

今回の引っ越しの直接の引き金を引いたのが「冷蔵庫の故障」だった。小さい冷蔵庫はもうイヤだ、大きなものがいい、と思ったが、やはり単身者向けの家において冷蔵庫置き場は小さかった。

各メーカーのカタログを子細に検討したが、どこも「横幅」を気にはしているものの、「奥行き」ってさほど重視していないことがわかった。逆に僕は奥行きを気にしていたので、おのずと選択肢は限られた。

自動製氷機付きの冷蔵庫じゃなきゃイヤ、という条件もあったので、そうなると300リットルくらいのクラスが妥当な選択肢だった。

出来るだけ今回はパナソニック製の家電でそろえたかったのだが、パナソニックの冷蔵庫はエコナビ搭載とか言う割には他社と比べて消費電力が大きかった。奥行きも比較的あったので、候補から外れた。結局、これは日立製を選んでいる。

300リットルの冷蔵庫は一人暮らしには大きすぎではないか?と思われたが、いざ使ってみるとこれでも足りないくらいだ。自炊する人にとっては最低限クラスなんじゃあるまいか。このサイズだと何がいいって、沢山作ったお味噌汁やカレーを、鍋ごと冷蔵できるということ。これまでの2ドア型の小型冷蔵庫だとそれができなかったので、頻繁に「怪しいカレーを食べて、翌日おなかを壊す」ことをやらかしていた。それが無くなったのは健康面でも大変によろしい。

なお、野菜庫を使いこなすほど自炊頻度は高くないので、ここは醤油やみりん、小麦粉といった調味料入れになっている。これはこれで便利。

■空気清浄機(Panasonic F-VC70XJ-W)

旧居がとてもほこりっぽかったので、新居では家の掃除をちゃんとするだけでなく、ほこりを積極的に発生させない仕組み作りを取り入れたかった。そんなわけで、吸塵機能を謳っているパナソニックの空気清浄機を買った。

空気中にふわふわしているほこりを吸うだけなので、劇的に室内のほこりが減るということはない。しかし、エアコンのフィルターが全然汚れなくなったので、やはり効果はあるようだ。

明かりセンサーと人センサーが備わっているのが便利。部屋を留守にすると自動的に停まる。寝ようとして明かりを消すと、やっぱり停まる。
これが部屋にある以上、アロマキャンドルとかは使えないだろう。全部臭いを吸われてしまう。なお、部屋で焼肉をやったときは、半日近くゴーゴー動いていた。

地味に良い買い物をしたと思ったが、買って数ヶ月でカタカタ異音がし始め、結構やかましくなった。購入7カ月目にして修理工場送りに。価格.comの口コミでは、中国製だから作りが悪い・・・などと書かれてはいたが。

■ズボンプレッサー(Corby 3300JABK)

身だしなみをちゃんとやらなくちゃ、ということで買ったもの。最近はズボンプレッサーを知らない人も多いようだ。実物を見て、「これ何?」という人が結構いたのには驚いた。

昔家にあったのは地べたに置くタイプのもので、場所をとるやら、面倒やらでイヤなものだった。しかし縦置き型のものに買い換えたら、すっきり場所をとらないし、家に帰ってきたらそのまま簡単にズボンプレスができるので楽だった。

もう今では製造メーカーが限られているようで、調べた限りでは東芝製とCorby製しかなかった。ちなみに東芝製は足がとても出っ張っていて場所をとるので、Corby製一択。

■テレビ(Panasonic VIERA TH-L39C60)

これまでの家にはテレビが無かった。パソコンに映していた。

新居に引っ越しするにあたって、テレビを新たに買ったのだが、最近の薄型テレビ事情ってのがさっぱりわからず、困惑しっぱなしだった。

安物の39インチを買ったのだが、音を出してみてびっくり。スピーカーが貧弱すぎて、画面に映っている人が何を喋っているのかよく聞き取れない。口コミでも酷評されてはいたのだけど、まさか「喋っている内容を理解できない」レベルまで聞き取りにくいとは思わなかった。まるで、障子の向こうにあるテレビの音を聞いているみたいだ。

仕方がないので、シアターバーかシアタースピーカーを買おうとしたが、安物テレビを買ったのが災いした。そういう外付けスピーカーをつけるための端子がなかった。単にHDMIで接続すれば良いのだと思っていたけど、そんなに単純なものではないのだな。

結局、ヤマハのアクティブスピーカーNX-B55Hを買って取り付けて、この問題は解決した。ステレオミニジャックでテレビと接続しているのだけど、オートパワーオン・オフの機能があるので電源についてはノータッチ。しかもBluetooth機能があるので、手持ちのウォークマンの音を飛ばすことができて便利だった。

■オーブンレンジ(SHARP AX-CX3-R)

ヘルシオ。「ヘルシオミニ」という名前の割にはやたらとでかい。

折角のウォーターオーブンだが、あまり使っていない。手入れが少しだけ面倒なのと、ウォーターオーブン機能を使おうとすると15分近くかかるため。

クッキーを焼いたり全ての機能を使いまくったが、結局は電子レンジ機能をメインに使っている。わざわざお総菜の唐揚げを温めるのに、ウォーターオーブン機能は使わない。

庫内がフラットなデザインなので、掃除が楽でかなわん。これなら、使うたびに拭き掃除をする気になれる。

■掃除機(TWINBIRD TC-E117W)

掃除機は、TWINBIRD製のスティック型サイクロン掃除機が安い割には吸引力が優れている、とのネット口コミ多数。というわけで、買ってみたが、実売価格3,000円程度なので笑ってしまった。

作りは非常にちゃちい。さすが安物。でも、口コミ通りそこそこの吸引力があり、狭い家の掃除をする限りは全く問題なかった。スティック型なので、押し入れの収納も楽で良かった。

吸引力がある分、当然排気もすごい。狭い室内でこれを使うと、むしろ部屋のゴミを散らかしてしまうのではないかという危惧感もあるが、まあいいや。

■ベッド周り

ベッドは狭い家においてかなり場所を取るものなので、場所を有効活用したかった。ベッド下部に大きな収納棚がある、いわゆる「チェストベッド」を選んだ。そのため、高さは40センチくらいあり高い。「チェスト(椅子)」と形容されるゆえんだ。

部屋には一切本棚や衣類タンスは置かないことにし、必要なものはこのベッドの棚に入るだけ、と決めた。そのおかげで部屋は比較的広々としている。

ベッドの高さがあるので、厚みのあるマットレスは使えない。なので、薄い「AiR」はとても都合が良かった。AiRは、ものすごく快適で、買って既に8カ月近く経つが、未だにベッドに横になるときわくわく感が持続している。背中の凝りが解消されてはいないのだが、心地よいのだけは間違いない。

とまあ、こんな感じ。他にもいろいろ買った物はあるけど、きりがないけどこの辺で。

おかでん40歳、相変わらず一人身で気軽に暮らしてます。結構快適です。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください