地上の楽園を普段使い【小梨平ソロキャンプ2019】(その01~20)

08:29
一瞬、「時間を勘違いしてた!のりそびれたッ!」と焦った「せせらぎ号」だけど、きっちりと08:30出発に向けバスのりばにやってきた。

座席は予約制で、web予約ができる。片道3,600円。かなり高い印象を一瞬持つが、長野から高速道路に乗って松本まで行き、そこから上高地まで一直線だ。3時間弱の移動となるので、これくらいのお値段となるのは当然だろう。

乗車を待つお客さんの出で立ちを見ると、ガチ登山勢、という方は見当たらなかった。みなさん比較的軽装で、気軽に新緑の上高地を楽しもうという風情だった。でも服装や靴を見ると、登山用具メーカーのものだったりしっかりした装備だ。

09:13
長野インターから長野自動車道を南下し、途中一回の休憩時間をはさみ、上高地を目指す。

長旅のおともに、ということでフリーWi-Fiが用意されているのがすばらしい。

アルピコ交通の高速バス路線図。

かなりいびつな形をしている。さては上高地に行く路線だけ、びょーんと出っ張っているんだろうな、と思ったらここには書かれていなかった。期間限定路線だからなのか。

11:00
やっぱりテンション上がるよな、新島々を通過したあたりから。よっしゃ、上高地だ!という気になる。なので、ずっと車窓にかぶりつきですよ。道中に見える川、ダム、お店、駐車場、崖、全てが愛おしい。

上高地の玄関口となる釜トンネルの入り口なんて、幸せの絶頂ですよもう。このトンネルを抜けたらその先が上高地だぁぁぁぁ、と気分が盛り上がる。だから、ここの写真を欠かさず撮る。撮ったからといって何ら資料的価値はないとわかっていても、たぎるんだよね。

トンネルの前には警備員さんが2名も立っていて、一般車両がうっかり上高地に紛れ込まないように見張っている。ここから先は、限られた車両だけが入ることができる神聖なエリアだ。そして、下界とを隔てる結界がここだ。

「バスに乗らないと、下界に下りられない(正確にいうと、タクシーに乗るという手段もあるが)・・・」ということが、腹をくくって上高地で過ごすぞ、余計な周辺観光とかしないぞ、という諦めと決意につながる。

この時代、「何かを諦め、選択肢を減らす」ということがいかに大事なことか。選択肢が多すぎると、人は不安になる。

11:21
上高地バスターミナル到着。やったーッ、今年も上高地だ。

この、今年「も」という言い方をするのがいい。情報過多の時代のなか、ルーティンとなるイベントが存在するということがいかに素晴らしいことか。人生を定点観察できる場所と時間、というのは今後もぜひ作っていきたいと思っている。

11:22
まず、路線バスの最終便時刻を見ておく。新島々は18時、さわんどは17:05、平湯温泉は18時。この時間をすぎると、完全に上高地は静寂の世界になる。そして日没を迎え、寒さとの戦いともなる。いいね、楽しみでしょうがない。

生きている、ってことを実感できるから。苦行ではなく、楽しみながら。

11:23
おみやげ処ピッケルは今年も元気に営業中。

午前8時半までのお買い物で10%オフだ。覚えておかなくちゃ。

11:25
バスターミナルから河童橋に向かう道。

広々としてよく整備された道だが、さすがにビタッと真っ平らというわけではなかった。少々のわだちがあった。まあ、これくらいならスーツケースをよけつつ歩くことができる。

わだち以前に、砂利道をスーツケースでゴロゴロいわせるのはあまり向かないようだ。路面抵抗がかなり大きくて、面倒くさい。いっそのこと、スーツケースを手で抱えたほうが楽なくらいだ。

11:28
河童橋、そしてその奥には岳沢。

おかでん戻って参りました!今年も3泊、よろしくおねがいします!

自分が死ぬまでに日本百名山を踏破する、という夢を僕は持っている。なので、本来なら「せっかく山方面に行くなら、まだ未踏の百名山に」という気持ちになる。でもこのGW期間、冬山装備を持たずに登れる百名山というのは限られてくる。だからこそ、今この「オレ的閑散期」にキャンプを堂々を実施するというわけだ。夏になったら、百名山をグイグイ登ってみたいものだ。

11:29
五千尺ロッヂの前は、相変わらず人がいっぱいいる。団体旅行の方が河童橋までやってきて、記念撮影をして、ひとまず「さて、この後出発時間までどうしよう」と溜まる場所がここだ。

中国の方が今年も多いようだ。遠目では同じアジア人ということで日本人と大差ないのだけれど、服を見るとそれと気づく。色彩感覚が日本人のセンスと異なるからだ。日本ではありそうだけど見かけない、という色の服を着ていたりする。これは国ごとの流行りすたりの違いなのか、それとも民族的に目の色彩を感じ取るセンサーが異なっていて、心地よく感じる色が異なるのか、不思議だ。

(つづく)

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