地上の楽園を普段使い【小梨平ソロキャンプ2019】

10:30
嘉門次小屋で岩魚を食べたあと、改めて「かふぇ・ど・こいしょ」に向かってみる。

すると、「OPEN」の札がぶら下がっていた。おっ、良かった。

さっきは一時的に営業を中止していたようだ。一応、黒板には「7:30OPEN」と書かれている。

今日のケーキは、

クレームブリュレ
キャラメルチーズケーキ
シフォンケーキ
ガトーショコラ
バナナのタルト

の5種類が用意されていた。本当にパティシエがこのお店にいるんだな。

10:32
ランプがぶら下がっている店内に入る。

ランプが灯っていても、窓から差し込む明かりの補強にはなっていない。全体的に薄暗い。だから、お店の外を通り過ぎる際は「なんだか暗いお店だな」という印象を持つが、むしろ店内に入ってしまうとこの光量が心地よい。気分が落ち着くからだ。

囲炉裏、ランプ、大黒柱、むき出しの天井・・・とフォトジェニックな素材はいっぱいある。しかし、なかなか素敵なアングルが見つけられない。

たとえばこの写真。「うん、ランプがあるんですね」ということがわかるだけで、「素敵なお店感」が出ていない。自分の写真の腕前が問われるお店だ。

トイレを利用する場合は併設の旅館「山のひだや」に立ち入ることになる。「かふぇ・ど・こいしょ」は土間にあるお店だけれど、靴をぬいで廊下を歩いていく。廊下の突き当り近くがお手洗い。

屋内はしんと静かで、空気が冷たい。大きく窓が確保されているんだけれど、それでも薄暗い。

「山のひだや」のロビー。ソファと机が並べられている。

この時間に宿泊客はいないので、今は誰もいない。

この宿にはお風呂があった。「光明石」なるものが使われていて、「光明神々温泉」という人工温泉になっている。

ロビーの隣が食堂になっていた。机と椅子がずらっと並んでいる。

ここは宿泊客専用エリア。「山のひだや」は、外来の客にそばやカレーといった軽食類を提供していない。なので、ここも時を忘れたかのように静かな空間。

トイレから戻ってきて、「かふぇ・ど・こいしょ」の空間に戻ってきたところ。

ここから土間に下りるため、ちょっと高い位置にいる。おかげでお店の全体をカメラに収めやすい。

ランプが吊り下がっていることはわかりにくいけれど、お店の雰囲気はこれが一番伝わるだろう。

それにしてもお客さんが多い。ひっそりと営業している印象だったのに、大繁盛だ。まだ10:38なのに。でも、これくらいの時間に訪れておかないと、お目当てのケーキが売り切れることになる。選択肢を残しておくためにも、早めの時間に訪問するに越したことはない。

10:44
キャラメルチーズケーキ 800円とアメリカンコーヒーをいただく。

うん、おいしい。コーヒーもケーキもおいしいし、お店の雰囲気もいいし。

「これは、『わざわざ歩いてきてここまでやってきた』ということで下駄を履いた評価になっているのではないか?」

と何度も自問自答したけれど、やっぱり本当に美味しいと思う。あと、別に「下駄を履いた評価」だってなんだっていい。料理評論家ではないんだし。

それにしても、冷凍チーズケーキを下界から運んできました!というわけではないのでケーキの食感が素晴らしい。さすが自家製。

2日連続の訪問、ということでおかみさんにすっかり顔を覚えられ、お会計のときにあれこれ話をする。

「また来ます!」

と言ってお店をあとにしたけれど、これほどまで社交辞令ではない「また来ます!」という言葉はおかでん史上最高、と断言していい。上高地キャンプは自分のメンタル療養が目的だけど、「かふぇ・ど・こいしょ目当てのためだけ」に上高地訪問でも構わないとさえ思った。往復で丸1日、交通費だけで3万円以上かかるけれど。

12:48
居心地が良すぎて、つい2時間以上滞在してしまった。

お客さんはほどよく出入りしていて、満席のためお客さんが入れなくなるようなことはなかったのが良かった。おかげで、落ち着いて読書ができた。

普段の僕なら、「2時間も一か所にとどまっている」ことさえ苦手だ。せめてそれなら、パソコンで文章を書いたりネットサーフィンをやりたいと思う。でも、ここではそういうのは無し。やっていいのは、深呼吸と読書、そして飲食だけだ。

退店する際に店頭のメニューボードを確認したら、5品中3品が売り切れになっていた。やっぱり早く訪れるにこしたことはないお店だ。

(つづく)

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