地上の楽園を普段使い【小梨平ソロキャンプ2019】

13:38
明神岳をしつこく見ている。角度が変わってきて、深い谷が見える。上高地や明神で見てきた光景と明らかに違い、明神岳の5つある峰を横から見ている状態になっている・・・はずだ。

でも駄目だった、どれがどれだかわからない。諦めよう。5つもピークがあるんですよー、と言われたら、むしろ全ての岩山がそれっぽく見えてくる。そうなると、数があわない。あれっ、6つも7つもピークがあるように見えるぞ?となる。

ザイルを使ったクライミング技術が求められる明神岳。僕が登る機会は今後もないだろう。それだけの体力と技術が備わっていないから。でも、この正面に見える谷の中腹右脇に、「ひょうたん池」というちっぽけな池があるらしい。そこには行きたいものだ、と淡い期待をしておく。

特にきれいな池というわけではないらしいけど、こんな岩山にひっそりと池があるって面白いから。

13:43
おっ。環境省が設置した地図が道の脇に設置されている。

ということは、そろそろ徳沢に到着だ。

13:44
徳沢到着。

徳沢を訪れるのは、これで3度目だ。しかし過去2回とも、登山の途中に素通りしただけで殆どこの地の記憶がない。今回は単なる散歩で訪れているので、徳沢ってどんな場所なのかをあれこれ見て回りたい。

特に、いずれはこの徳沢でテントを張ってみたいと思っている。現地で何がレンタルできるのか、買えるのかというのを下見するという意味合いもある。

今いる場所から右に曲がり、森の中を歩いていくと「徳沢ロッヂ」という宿泊施設がある。そして写真正面には芝のキャンプ場が広がっていて、その奥に「徳沢園」という宿泊施設がある。

13:49
徳沢キャンプ場。案外テントが張られているものだな。13時台だというのに。ここをベースキャンプ地として周辺の山に登りに行くにはちょっと不便だ。単にテント生活を楽しみたいのかもしれない。

キャンプ場。

さすがに小梨平と違って、ここに張られているテントはみな山用のものだった。小梨平ではホームセンターで売ってます系のテントがちらほら見えたけど、ここでは軽量コンパクトなテントだけだ。さすがに徒歩2時間なので、重たいテントは無理だ。

もともとここには牧場があった。上高地エリアで最初に開拓されたのがこの徳沢で、今のバスターミナルがあるあたりの開発はもっと後になってからだという。徳本峠が上高地への入り口だったので、必然だろう。

春になると牛は徳本峠を越えてこの徳沢までやってきて、秋になるとまた島々宿の方に戻っていったという。すごい大移動だ。今じゃ信じられない。

牧場跡なので、地面は木の根っこが出っ張っていたりはしない。ただ、完全に整地されているわけではなく若干モコモコしている。テントを設営するときは、地面の微妙な凹凸を気にする必要がある。

赤い屋根の徳沢園と、道路標識。

上高地から6.4キロ歩いてきたことになる。

さらにここから1時間先の横尾は、3.9キロ先。

横尾には山小屋一軒とキャンプ場がある。しかし、さすがの僕でも横尾でテントを張る予定はない。ある程度文明の利便性を享受しながらのキャンプをやるなら、徳沢が限界かな・・・と思っている。横尾は完全に山のモードだ。

13:53
徳沢園。せり出した建物は食堂兼喫茶スペースになっていて、「MICHIKUSA SHOKUDO」という。ここでソフトクリームを食べると幸せになれそうなので、後で食べることにしよう。

まずは、徳沢園の探検。

13:54
徳沢園入り口。

山小屋というよりもリゾートホテルといった感じ。2階建てなので、キャパシティはそれほど多くないだろう。

13:55
徳沢園の脇に、蝶ヶ岳・長塀山の登山口がある。

以前、中房温泉→燕岳→大天井岳→常念岳→蝶ヶ岳→上高地の縦走をやった時に下山した場所だ。

蝶ヶ岳からの下りは、濡れた靴とソックスのおかげでひどい靴擦れになり、マジで靴擦れの痛みを理由に救助要請をしようかと思ったくらいだ。大変な思い出がある。

13:58
今回の3泊4日の滞在で、ここが最果ての地。ほっと一息。

標高は1,555メートル。河童橋が標高1,509メートルなので、6.9キロ歩いても標高が46メートルしか上がらなかったことになる。本当に平坦だ。そのくせ、梓川は結構な勢いで流れている。それだけ水量が豊富、ということだ。

「氷壁の宿」と書かれているのは、井上靖の小説「氷壁」の舞台になっているからだ。

14:01
ウェルカム、と歓迎されたので記念撮影しておく。

(つづく)

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