地上の楽園を普段使い【小梨平ソロキャンプ2019】(その01~20)

13:01
ビジターセンターから河童橋に向かう途中にある、清水川。

今年も湧水がこんこんと湧いて、澄み切った水が川底を余すところなく見せてくれている。

この川はすぐ目の前にそびえる六百山の麓を水源として、梓川と合流するまで全長が300メートルほどしかない。そのため、「わきたて100%」な水が豊富に流れ、淀むことなく美しい。

もちろん一眼レフ野郎としてはこの清流を激写しないわけにはいかないのだが、水面なんて素人が写真を撮るもんじゃないな。いくら少々良いカメラであっても、全然イイカンジには撮れない。

13:02
河童橋と焼岳。

今日も河童橋は観光客でいっぱいだ。そして、河原にも人が大勢下りている。河原に下りるための階段は用意されていないのだけど、堤が緩やかな傾斜なのでみんな自力で河原に出ている。

河原に下りたからといって、特になにかやることがあるわけじゃない。せいぜい、梓川にちょこっと手を漬けて、適当に「つめたーい」とか言う程度だ。実際はそこまでキンキンに冷えてやがるわけではないのだけれど。

やっぱり人間って、河原があるとついついそこに行きたくなる生き物なのだな。

河童橋から岳沢、奥穂高岳。

誰もが撮影する構図で、今更僕が撮影するまでもないとは分かっている。分かっているけれど、河童橋の上に立つとついカメラを向けてしまう。それだけ、目の前に迫っていて、「さあ撮りたまえ」と言われている気になる。そんな存在感がある山と谷だ。

13:07
あちこちに、除雪した雪が積み上げられて雪山として残っている。GWの上高地開きに向け、急ピッチで道路などを整備したことがわかる。ありがたい。

もし除雪がされていなければ、今平気で歩いている道路さえもズルズルぬかるんでいたり、朝方は凍ったりしていたかもしれない。

13:09
梓川右岸を歩いて下流に向けて歩いていく。河童橋から何軒か、建物が並んでいるのでそこでお昼ごはんを食べようと思っているからだ。

やってきたのは、西糸屋山荘。二階の白い柵が目印。

この宿はふつうの旅館と、廉価な二段ベッドなどで雑魚寝スタイルの別館の2タイプを備えている。

西糸屋山荘の入り口。「営業中」の文字が見える。

扉入ってすぐのところにポテトチップやコアラのマーチといったスナック類が置いてある。さらに中に入ったところにはお土産を売る売店があるようなので、スナック類は別扱いだ。「河川敷でちょっとお菓子を食べたいな」という人向けに訴求しているのだろうか。

西糸屋山荘の食事処は「GREEN POT」という名前のお店だ。

コーヒー400円、生ビール450円など。りんごタルトやおやきも売っているようだ。りんごといえば長野県の名産品だ。「せっかく長野に来たのだから、長野名物を!」と思っているひとはぜひ。でも、上高地でりんごは収穫できないので食材全部を松本から運んできているけれど。

一旦視察を終え、いまいちピンと来なかったのでパス。どうもここでお昼ごはんをガッチリ、という感じではなさそうだ。ティータイム、という気分ではないからなぁ。

次にやってきたのは、河童橋たもとにあるホテル白樺荘。ここには「レストラン ラ・ベルフォーレ」と「カフェ小梨」がある。レストランの方はホテルのメインダイニングとしての位置づけのようだ。外部観光客向けの看板は出ていなかったと思う(見落としただけかもしれない)。

調べると、名物はジャンボ・モンブラン。お値段もジャンボで1,850円だとか。

カフェ小梨のほうは、手堅いメニューだ。そば、うどん、カレーを中心に構成されている定番パターン。

ここでざるそば1,050円を食べたいとは思わないが、「信州のそば餃子 620円」というのにはちょっと惹かれた。なんだそれは。「そば寿司」というのは、太巻きの中の酢飯が蕎麦という料理で存在するけれど、まさか餃子の中に蕎麦が入っているとは。

「蕎麦とかカレーとかうどんとか言われてもなあ、いまいち盛り上がらないなぁ」

と思っている僕みたいな人向けに、「山賊バーガー」「ローストビーフサンド」といったメニューがお出迎え。おっ、ええやんけ!

立派なホテルな割には、値段が手頃だ。バニラアイスなんて320円だし。それでも高いって?いや、よく考えてくれよ、ここは上高地だ。全部の食料、調理するための機材、そして人を下界から運び上げないと営業できないんだ、しかも営業期間は一年のうち半年しかない。これでも十分安いと思う。

・・・とはいえ、この上高地を維持運営している皆様のお手間に思いを馳せすぎて、金銭感覚が狂って高い食事をするのは駄目だ。なぜなら僕の財布の中身は有限だから。上高地にやってきたら、財布の中身が増えるんならともかく。

幸い、宿代が1泊800円(+毛布レンタル200円)と激安なので、少々メシにお金をかけてもバチは当たらない状況にある。本当にテント泊って最高だな。

一応このお店の情報を確認したのち、次のホテルに向かう。次が大本命だ。

(つづく)

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