24時間温熱をくらえ【四万温泉】

2015年1月28日(水) 2日目

朝の元禄の湯

07:41
二日目朝。とても快適に寝ることができた。床下暖房のせいで少々暑いとは思ったけど、寝汗をどっぷりかいて喉がからから、ということはない。

長風呂を繰り返しているので、身体は疲弊する。その分、がっつり寝ることができる。僕が温泉療養をすごく推奨するのは、「入浴によるリラックス効果」だけではない。熟睡できることで、身体が楽になることもあるからだ。

朝ご飯までの間、早速朝風呂のために元禄の湯に向かう。ストイックなまでに風呂アンド風呂だ。

元禄の湯は誰もいなかったので、ゆっくりとお風呂に入る。いくつもある湯船に入り放題だ。

蒸し風呂

蒸し風呂を覗いてみる。引き戸の奥に、こんなタイルの椅子がある。で、引き戸を閉めて、真っ暗な中をじっとする。これは高度な修行だと思う。ごくぬるい蒸気がほんのり漂う中、じっとしていないといけない。ここで20分でも30分でも平気で過ごすことができるようになれば、そりゃあ療養大成功の証拠だ。でも今回の僕は、そこまでの悟りの境地は無理だと思う。

朝食

08:10
朝ご飯を食べに大広間に向かう。さあ、一日の計は朝食にあり。しっかり食べよう積善館。

朝ご飯も箱弁当スタイルだけど、夜同様にお盆にご飯とお味噌汁を載せて着席する。ご飯のかわりにおかゆにすることもできるので、おかゆでお願いしてみた。

おっと、箱弁当箱に入りきらない焼き魚がテーブルにあるぞ。もうこうなると、箱スタイルである必然性というのがよくわからない。ヨーグルトや温泉玉子も別皿だし。

朝食全景

弁当箱オープン。そしてこれが朝食全景。すげー。誰だよ、「積善館の食事は量が少ない」って身構えていたヤツ。これで十分じゃないか。

お皿も趣向が凝らしてあるし、これ以上何を求めることがあろうか。大満足の朝食だ。

階段を登る

09:34
朝食を食べたあといったん部屋に戻ったが、一息ついたらあらためて山荘の湯へ。

本館と山荘は本館2階の地下トンネル経由でエレベーターで繋がっているが、本館3階から山荘に通じる階段もある。山の斜面を、エスカレーターのように登っていく階段なので、これはこれで楽しい。

「一人エスカレーター!」

といいつつ、なめらかに階段を登ってみることに腐心してみる。おおおかでん、今日はご機嫌じゃないか。

山荘の湯

9:40
貸切風呂「山荘の湯」は今日も空いていた。2つ浴室があるので、昨日使わなかった方に入ってみた。こちらも丸い浴槽。

温泉成分は館内のどのお風呂に入っても一緒なので、特に驚きはない。

館内ツアー

10:30
今日は館主自らの解説による館内歴史ツアーがあるのだという。それは渡りに船だ、ということで参加してみることにした。昨日、「薄暗くひとけのないエリア」だった本館3階が集合場所。なんだよそれ、「体育館の裏に来て下さい」以上にドキドキさせられるな。告白とかされたらどうしよう。

行ってみたら、昨日までは何もなくがらんとしていた部屋に、プロジェクタとスクリーンが据え付けてあった。これで映像を見ながら解説をしてもらえるらしい。それは嬉しい。

いろいろ解説を受ける

11:04
で、実際に解説が始まったのだけど、僕がもっとも知りたかった「今は使われていない建物の謎」については解明できなかった。というのも、途中で急激におなかがキリキリしはじめたからだ。しまったぁぁぁぁ、昨晩飲んだ便秘薬が、よりによってこのタイミングで効果絶大だァァァァ!

途中、ごっそり20分くらいトイレのため離席してしまい、肝心の話を聞きそびれてしまった。あああ。しかも途中で抜けたので恥ずかしいやら申し訳ないやら。周りのお客さんは私服姿なのに、僕だけ浴衣姿なのでただでさえ目立つのに。

限られた時間の中で聞けた話はどれもとても面白かった。本館の、元禄の湯の前にある柱は若干えぐれているカ所があるのだけど、昔はそこに馬をつないでいたのだ・・・とか。

実際に館内をいろいろ案内してもらいながら、ここはこうだ、とか昔はこうだった、という話は「へええ!」というのばっかり。願わくばもう一度参加したいものだ。チクショウ便秘薬め。

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