18:07
時間はぐぐぐいと進んで一気に夕食タイム。
深く満足している。何がって、こうして「書くことがなく、一気に時間が過ぎ去った」ということに。それだけゆっくりと療養が出来たということに他ならない。これまで、チャカチャカしすぎだったんだよ。やれ宿の中の探検だの、今度はどこのお風呂に入ろうかだの、温泉街散策だの。
いかんいかんいかん。お前がやるべきことは、じっくり部屋と浴室の往復、ただそれだけだ。
そんなわけで、杜の湯以来写真を一枚も撮らず、一気に夕食時間になったというのは本当に喜ばしい。ようやく邪念を捨てたな、と。修行の成果が出てきたというか無我の境地というか。
で、夕食なのだが、箱弁当じゃなかったのには相当驚いた。あれれっ、お盆に盛られているぞ!
ご飯味噌汁その他小皿はカウンターで受け取るスタイルだけど、自分の食卓に置いてあった料理は昨日とは別ものだった。
料理を全部ずらずらと並べた図。かなり豪華に見える。すばらしい。
こんなに幸せで良いのかしら、と周囲を見渡すと、他の人たちは箱弁当だった。どうやら、「あちらのお客様は二泊目を迎えているVIPなので、ちょっと違うものを」という配慮らしい。ありがたいことです。連泊した場合料理を変えてくれる配慮があるのだな。
サラダ、天ぷら、焼き魚、刺身、煮物・・・といろいろバラエティに富んだ料理。いかんなー、ついご飯をおかわりしちゃったよ。
0:33
さらに時間がぐぐぐいと進んで深夜0時過ぎ。24時には寝るつもりだったのだけど、ちょっと失敗。24時半になってお風呂に入った。明日の朝にはチェックアウトしないといかんので、既に気がおもい。いやあ、二泊三日でも短く感じる。
2015年1月29日(木) 3日目
08:24
朝風呂をしこたま入ったのちに朝ご飯。部屋から食事会場に向かう途中に元禄湯と岩風呂があるので、とても使いやすい。
朝ご飯もうまいうまい。
09:53
9時を過ぎたくらいから、部屋の清掃の音が廊下に響く。チェックアウトへのチキンレースの開始だ。「ギリギリまで粘るぞ!まだチェックアウトしないぞ!」と頑張るが、掃除機の音がするとソワソワしてしまう。
ようやく9時50分過ぎに重たい腰を上げる。というか、「もう部屋を出てよし」と自分の戒めを解除した。さあ、東京に戻ろう。
廊下を歩いていたら、壱番館の角部屋の扉が開いていた。中を見てみると、この部屋はフローリングでベッドだった。一人部屋らしい。部屋の広さそのものは僕が泊まっていた部屋と同じだと思うが、わざわざベッドにして一人部屋にしているというのがちょっと変わっている。
板敷きなので、僕ならくつろげない。こっちの部屋でなくて良かった。
09:58
チェックアウトを済ませ、元禄年間建設の積善館本館前で記念撮影。ちょっと今回は慌ただしかったけど、気分転換と気晴らしは存分に出来たと思う。
積善館の前にある赤欄干の橋で一枚。
元禄の湯の上の階、侵入してみたかったなぁ。味がありすぎる。
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