24時間温熱をくらえ【四万温泉】

雪道

13:14
散歩を再開する。お昼ごはんは食べたことだし、このまま宿に戻ってまた温泉地獄に堕ちるのが正解。でももうちょっとお散歩したい気分なので、引き続き川の下流方面へと歩を進める。

四万温泉協会を過ぎたところで、道は河原に向けて分岐している。四万温泉を車で訪れた観光客は、この河原が駐車場になっているので、利用することになる。

お店

13:15
銀泉茶屋、というお店があった。ここでも焼まんじゅうが売られているようだ。

うーん、焼まんじゅうは気になる。

食べたいけど、さっきカレーを食べたばっかりだし、やめておく。先客が誰かいれば、つられて買っていたかもしれない。お店って、つくづくサクラの存在は大事だ。行列ができるラーメン屋にますます行列ができるのと一緒。駅前のストリートミュージシャンが、演奏前に呼び水として帽子の中に自腹で小銭を入れるのと一緒。

川

13:19
月見橋を渡る。

四万温泉には5つの地区があり、この橋をもって積善館がある新湯地区は終わり、ここから先は山口地区と呼ばれる場所になる。

橋から下流方面を見ると、対岸には山口露天風呂がある。ここは、無料で入浴できる露天風呂で、混浴だ。以前、アワレみ隊がワカサギ釣りのためこの地を訪れた際、利用したことがある。

張り紙

13:20
露天風呂に入るつもりはなかったのだけど、懐かしさから近くまで寄ってみることにした。すると、対岸に渡る橋のところに、「冬期の間、休業とさせて頂きます」という張り紙が貼ってあった。ありゃー、やっぱりこの寒さだ、露天風呂なんて酔狂なやつはいないだろうということで閉鎖してしまったか。

行けない

がっちりと、橋に通じる歩道の途中に鉄柵が閉じられていた。何がなんでも行かせないぞ、という強い意思を感じる。よーし、そっちがそうならこっちだって考えがある。頼まれても行かないぞ。

なんだ、お互いwin-winじゃん。

おそらく、対岸の露天風呂に通じる橋を除雪管理しなくちゃいけないし、わざわざ冬の間維持する必然性がないのだろう。

元露天風呂

未練たっぷりで鉄柵から対岸を見てみた。風呂を囲むようにすだれが吊り下げられている。混浴露天なので、外から見られないような配慮だろうか?でも、事実上ほとんど目隠しにはなっていない。よーしよーし。

いやお前何で気合入ってるんだよ。

奥のトイレみたいな建物が男女別の脱衣所、手前のあずまやはひさしの下が湯船になっていて、雨でも露天風呂を楽しむことができる。

・・・のだが、なんだか様子がおかしい。あれ?

先ほどの張り紙や看板を再確認してみたところ、この山口露天風呂はいつのまにか「山口川音の足湯」にリニューアルされていた。知らなかった!

以前この露天風呂に入った際、対岸の宿や道路から丸見えやんけ、というのが仲間内では笑い話となっていた。また、脱衣場から浴室までほんの少しだけ距離があるので、すっぽんぽん即湯船にダイブ、というわけにはいかない。無色の温泉ということもあって、こんなところに入浴する女性はかなりの豪胆な人だったはずだ。または同行した彼氏に頼み込まれてしぶしぶか。

そういう「あけっぴろげ」なところが問題になったのか、それとも混浴露天でけしからんことをやった輩がいたのかは知らないが、結局今は足湯になったという。温泉街の町中で足湯というならわかるけど、こうやって集落から少し離れた場所で足湯ってかなり残念感がある。

共同浴場

そんな貴方に朗報。この足湯に通じる橋の道路向かいに、「上之湯」という共同浴場がある。いかにも共同浴場でござい、といった建物がお出迎え。

入浴してみようかと思ったけど、中に誰か入っていたのでやめた。

さあ、そろそろUターンしよう。温泉街の末端まで歩いていくと、相当時間がかかる。

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