ハワイからグアムへ、遠島の刑は移ろう【のっとれ!松代城2019】

のっとれ!松代城レース中

第2給水所が見えてきた。現在時刻は12:07。レース開始から約39分。

そういえば、周囲を見渡すと、走っている人は誰一人いない。小走りの人さえもいない。みんな疲れているんだ。

いや、違うな。走って少しでも早くゴールを目指す人は、もうこんな後方には残っていないんだ。僕の前後にいるのは、「とりあえずゴールできれば御の字」という人ばかりなのだろう。

のっとれ!松代城レース中

給水所で水分補給。

酸素缶も置いてあるけれど、たぶん吸ったか吸わなかったかわからないレベルだと思うので触りもしなかった。

いくら運動をしているとはいえ、先程の第1給水所からわずか15分程度の距離しか離れていない。水分補給をするまでもないのだけど、ついつい飲んじゃうのは貧乏性だからだろうか?

のっとれ!松代城レース中

飛脚さんのケツを眺めながら、松代城に向けて再出発。

「ゴールまで1,100m」という看板が出ていて、「案外まだ遠いな・・・」と空を仰ぐ。

というか、黙々と歩いている最中はどうしてもうつむきがちになるので、さっきからずっと飛脚さんのケツが視界に入りっぱなしなのだった。

もうこの頃になると、突出して早い奴とか遅い奴というのは自分の前後にはおらず、だいたい似たペースで歩いているものだ。その結果、ケツをガン見し続けるという、謎な事象が起きてしまった。

のっとれ!松代城レース中

山の上を見上げたところ。ああ、人が歩いているのが小さく見える。あそこに道があるのか。結構上るんだな。今更だけどさぁ。

のっとれ!松代城レース中

昔、「ワイヤーから吊り下げられたタイヤにしがみついて谷を一気に渡る」障害物があった「地獄谷」。

今回はそこで道が分岐となっていた。左側が、上り専用。右側が下り専用だ。

昨年は上りも下りも同じルートにしていて、混乱があったために今年はルートをわけたらしい。富士山の登山道のようだ。

のっとれ!松代城レース中

道なき道を登っていく、ほぼ直登コース。雪だからこそのルート。本来なら、スノーシューを履いて登るような道を、みんなわっせわっせと登っていく。これが最後の障害、「城壁越え」だ。

さすがに300人以上が通ったあとの道なので、ある程度は踏み固められている。なので、ツボ足で雪に足がめり込むといったことはなかった。

のっとれ!松代城レース中

この時点で、飛脚さんとはちょっと距離が開いた。もしこのままご一緒していたら、飛脚さんのケツどころか、違うものとご挨拶していたかもしれない。なにせローアングルすぎるので。

のっとれ!松代城レース中

城壁越えは急坂だけど、距離が短い。あとは頂上に向けた稜線歩きだ。

違った、つい登山用語の「稜線歩き」という言葉を使ってしまったが、これは本来順位を競うレースなんだった。歩いてちゃ駄目だろ。

とはいっても、このあたりになるとみんなトボトボと歩いている。これまでの疲労が蓄積しているのに加えて、案外この最後の坂がキツいからだ。

すぐ近くにお城が見えるので、えーい残った力を振り絞って、一気に到着しちゃえ面倒くさい・・・と思うが、足が思うように前に出ない。

松代城

12:22
ゴールの松代城、標高380メートルに到着。

11:27にレース開始だったと思うので、僕の脚力で55分。昨年よりはずいぶん時間が短縮できたと思う。やっぱり体重減少というのは、どんな筋トレにも勝るな。

松代城からの眺め

山頂からの景色。トミオカホワイト的な光景を見下ろす。よし、今年も怪我なく無事にゴールできた。これでまずは、このあとの抽選会に参加する資格は手に入った。

ゴール時に受け取った「入城の証」は抽選会の際に必要になるものだ。なので、紛失しないようにしっかりとポケットにおさめておく。

(つづく)



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