冬の上高地に歩いて潜入!カフェ・ド・コイショでクリスマス【中の湯・明神】

13:35
中の湯売店脇の橋から、梓川を覗き込む。

このあたりは川幅がとても狭い。河童橋や大正池あたりの梓川をイメージしていると、「えっ、川の水がどこかに吸われてしまったの?」と心配になるくらいだ。

実際のところ、大正池の末端には東京電力の水力発電用取水口がある。そこである程度水を吸われているのは間違いない。

それにしても、河原の石が茶色い。鉄分が含まれている水が流れているのだろう。上高地あたりでは清らかな水だったけど、活火山・焼岳の麓を通っている間にいろいろな成分が混じったに違いない。でも、だからこその中の湯温泉だったり卜伝の湯、というわけだ。

温泉は湯船に入っていると「にごり湯最高!」だけど、川に流れると「なんか汚いな」という見え方になる。

13:56
中の湯バス停は、中の湯売店から少し安房トンネル側に向けて歩いたところにある。

スノーシェッドの下に唐突にある。周りに何もないのになんでこんなところにバス停が?と思うが、道路幅やカーブの関係上これ以上釜トンネル寄りにバス停が作れないのでしかたがない。

ここで、高山バスセンター発・松本バスターミナル行きのバスに乗る。

便数はとても少ない。

09:00、11:20、14:00、15:00、16:00、18:00。

1日6本だ。

午後の便が多い、というのは上高地帰りの人が乗りやすいように配慮してくれているのかもしれない。

これとは別に、新穂高温泉から松本バスターミナルに向かう便が日によって運行されていて、運行日だと2本便が増える。

新穂高温泉は、西穂高岳や双六岳を始めとする「裏銀座」エリアの山の登山起点となる場所だ。僕自身、松本から新穂高までバスで移動したことがある。

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まあ、夏じゃないと新穂高温泉行きのバスは運行されていないかな・・・と思ってバス時刻表をよく読んでみると、運行日は「12月29日~1月3日の毎日」だった。あ、なるほど、正月休みを利用して冬山登山のため入山する人がいるんだな。その人向けに便が出るんだ。

14:02
ほぼ定刻にバスがやってきた。

僕ら以外にこのバス停から乗車する人は5-6名いた。場所柄、みんな上高地帰りなのだろう。「山のひだや」でご一緒した人は一人もいなかったので、日帰り上高地だったらしい。

15:18
70分ほどで松本に到着。早い!

通常だと、上高地から新島々までバスで65分、そこで15分~20分ほど待って、アルピコ交通上高地線(鉄道)に乗り換えて30分という時間がかかる。新島々までのバスは、あっちこっちのバス停に停車する。しかしこの特急バスは、がんがん素通りするので小気味よい。お陰であっという間だ。

松本駅前の看板に表示されている「ただいまの気温」を見ると、「21度」となっていて笑ってしまった。暑いじゃないか、松本は!

15:19
せっかく下界に戻ってきたんだし、打ち上げをやりたいよね・・・ということでお店を探す。

おっ、駅ビル3階に入居している山賊焼きのお店、「松本からあげセンター」が駅前にもお店を構えているんだな。「からセン」というカジュアルな名前になっている。

駅ビル3階のお店は混んでいることが多いので、このお店はありがたい。「松本を去る間際に、やっぱり山賊焼きを食べたいな」と思った時には重宝するだろう。

「からセン」も良さそうだけど、「打ち上げだ!」と腰を落ち着けて飲食する場所という感じではない。なので、別のお店を探した。

バスターミナルの隣に、「松本つなぐ横丁」という屋台村があることがわかったので、そこを目指す。

へー。11店舗が出店しているんだな。

「松本つなぐ横丁」の中。いろいろなお店が並んでいる。

僕らは沖縄料理の屋台に入った。なんでだったか、理由は忘れた。

いしは緑茶、僕は何か信州っぽいものを、ということで「信州コンコード100%」というぶどうジュースをオーダー。

まずはこれで乾杯。

(つづく)

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