冬の上高地に歩いて潜入!カフェ・ド・コイショでクリスマス【中の湯・明神】

11:35
川で何か小さな鳥が動き回っている。

よく見ると、真っ黒な鳥だ。こんな寒いのによく水に浸かっていられるな、と思うが、そういう生き物なのだから寒いもへったくれもないのだろう。後で図鑑で調べてみたら、カワガラスという鳥だった。

川の流れに逆らって泳いでいたかと思ったらいきなり潜ったり、とても良く動く。水中の魚を探しているようだった。

11:45
木の枝に、細かい毛みたいなものがぶら下がっている。

11:52
田代湿原。

ここから先は足を踏み入れないでね、という意味でポールとトラロープの仕切りがある。

ロープが張られているのは高さ2メートルくらいだろうか。ずいぶん高い。それだけ積雪が見込まれるからだろう。

焼岳が迫ってきた。

12:13
大正池。

冬の上高地にいられるのもこれで最後、ということで最後の名残りとしてここで大休止する。

見納めとなる穂高連峰を眺めながら、コーヒーを飲みつつ缶詰パンを食べる。

服装は頻繁にかわる。歩いていると暑くなるので、どんどん脱いでいく。

休むと寒くなるので、また着込む。その繰り返し。

いしは、上着が肌着だけになってしまった。フリースさえ脱いでいる。

「生命のパン あんしん」というパン。まいどおなじみ。

ネットで値段を見たら、1缶500円近くするものなんだな。保存が効く分、お値段は相当高い。

僕は会社から無償で払い下げてもらっているのでありがたいけれど、こういうのを社員数✕3日分くらい備蓄している会社って本当に頭が下がる。備蓄食料だけでどれだけのコストがかかっているんだ?しかも、どんどん期限切れになって入れ替えないといけないわけで。

なお、これを食べている時点で既に賞味期限を2年ほどオーバーしてしまっているわけで、商品名どおり「あんしん」なのかどうかは疑問符がつく。でもいまのところ体に支障は出ていないので、たぶんセーフ。

12:41
休憩を終え、出発。

休んでいるうちに体が冷えたので、ふたりともまた服を着込んでいる状態。

僕は、これから訪れるトンネルに向け、すでにヘッドライトを首からぶら下げている。

12:44
振り返って、大正池越しに穂高連峰。

これが本当に見納め。すばらしいひとときをありがとう。さようなら。

12:56
上高地トンネルが迫ってきた。

今回は敢えて上高地トンネルを避け、右手にある旧道を歩いてみることにする。

盛土と木の柵で道が塞がれているけれど、「進入禁止」とは書かれていない。歩く分には問題なさそうだ。

(つづく)

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