川を越え、雨に打たれ、風にあおられて【斜里岳】

霧に包まれた茶褐色の広大なガレ場と登山道の斜面

08:32
視界が開けたと思ったら、あっという間に景色が様変わりした。

一気に、荒涼とした景色へモードチェンジだ。
ついさっきまで沢で水と戯れていたというのに、この豹変ぶりはどうだ。

あともう一息、ガレ場の道を歩いて登る。
残念ながら、胸突き八丁の試練はまだ終わってくれそうにない。

霧の向こうに人影と道標が見える稜線の風景

08:34
見上げた先に、霧を透かして人影と棒状のシルエットが浮かび上がった。

どうやらあそこが稜線に向かう中継地点なのだろう。
地図上ではここに登山道の分岐はない。
「間違って別のピークを目指すなよ? ここを曲がるんだぞ?」という、親切という名の強制的な合図だ。

先行者がそこにいたという事実に、僕は密かに安心した。
ここまで他の登山客とデッドヒートを演じることもなく、孤独に高度を稼いできたからだ。
つまり、僕はこの人たちより早いペースで登ってこられたということか。
よし、もっと自分に自信を持っていいぞ、僕。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 何はともあれ"リアルタイムとは別のパラレルをーるどを往く"おかでんのご帰還めでたし。
    スマホも保険でなんとかなったようでそこもまた良し。(Fujiの一眼が心配でなりませんが…)
    それにしても"振り返れば、斜里岳は本当に楽しい山だった。"果たしてそうか?うーん、わからん。山男の思考はさっぱりわからん。今後の活躍も期待しております。

  • zennさん>
    富士フイルムのカメラをご心配いただき、ありがとうございます。
    そう言われてと気がついたのですが、この記事の最後に載せている「故障したスマホ」の写真、まさにX-T20で撮ったものでした。機動力を重視したい場面で、あえてごつい一眼カメラを取り出して構えているというのは、冷静に考えるとかなり倒錯していて面白い絵面ですね。

    先日からzennさんには「新しくカメラを買うなら?」という個別のお話をさせていただいていますが・・・いずれ、あるタイミングから「おや?記事の写真の質感が変わったぞ?」という局面が訪れるはずです。

    もし変化に気づかれましたら、ぜひ早押しクイズの勢いで「カメラ買い替えただろ!」と突っ込んでみてください。楽しみにしています!

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