川を越え、雨に打たれ、風にあおられて【斜里岳】

斜里岳の濃霧に包まれたハイマツ帯の尾根道

10:38
新道、と呼ばれる熊見峠を経由する尾根道を進む。

見晴らしがよいはずの尾根道だが、遮るものがない分、風と雨の影響をダイレクトに受ける。
修行かこれは。

先ほどから、「もう見ない」と決めたスマホを未練がましくチラチラ見てしまうのだが、いよいよ電源が入らなくなってきた。
たまに機嫌が良いと入るが、基本は沈黙。こりゃあ、本格的に壊れたな・・・。

でもそれも納得の、雨だ。

スマホが壊れたことについては、一ミリも納得していないけど。

愛機はGoogle Pixel 4a。
「生活防水くらいは付いてるだろ」と高を括っていたのだが、帰宅後に震える手で調べたら、なんと一切の防水に非対応な機種であることが判明した。

完全なる、僕の勘違いだ。
防水ケースの中で、まるで金魚を飼っているかのように水没状態にあったのだから、無事でいられるわけがない。
自業自得という言葉が、雨と一緒に体に染みる。

霧の中に続く斜里岳のハイマツ帯の登山道

10:40
霧の中に、一筋の踏み跡が浮かび上がる。

ハイマツが斜面を埋め尽くし、風に激しく揺れている。

道はゆるやかなので、無理やりペースを上げる。
景色は「真っ白」という名の虚無しかないのだから、ひたすら高速移動する以外にやることはない。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 何はともあれ"リアルタイムとは別のパラレルをーるどを往く"おかでんのご帰還めでたし。
    スマホも保険でなんとかなったようでそこもまた良し。(Fujiの一眼が心配でなりませんが…)
    それにしても"振り返れば、斜里岳は本当に楽しい山だった。"果たしてそうか?うーん、わからん。山男の思考はさっぱりわからん。今後の活躍も期待しております。

  • zennさん>
    富士フイルムのカメラをご心配いただき、ありがとうございます。
    そう言われてと気がついたのですが、この記事の最後に載せている「故障したスマホ」の写真、まさにX-T20で撮ったものでした。機動力を重視したい場面で、あえてごつい一眼カメラを取り出して構えているというのは、冷静に考えるとかなり倒錯していて面白い絵面ですね。

    先日からzennさんには「新しくカメラを買うなら?」という個別のお話をさせていただいていますが・・・いずれ、あるタイミングから「おや?記事の写真の質感が変わったぞ?」という局面が訪れるはずです。

    もし変化に気づかれましたら、ぜひ早押しクイズの勢いで「カメラ買い替えただろ!」と突っ込んでみてください。楽しみにしています!

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