川を越え、雨に打たれ、風にあおられて【斜里岳】

登山道が完全に川のようになり激しく水が流れる様子

08:03
はっはっは、この光景を見て笑ってしまう。

登山道が川になっているのか、川が登山道になっているのか。

川が登山道そのものだ。

V字谷の底を歩くなら、川が登山道でも「まあそんなものか」と思う。でも、この道はなんだ?

まるで里山歩きの、近くには畑や果樹園がありますといった風情ののどかな雰囲気なのに、川だ。
そして登山道だ。収穫したばかりのミカンを積んだ軽トラが走っていそうな景色なのに。

これまで、斜里岳と斜里川は七変化を見せてきた。その最終形態がこれだ。

びっくりしたなあ、こんな川、そして登山道、見たことがないぞ。
だって、石がゴロゴロしているんじゃなくて、川底が一枚岩なんだから。

「川を遡上するなんて、龍になった鯉のようで縁起が良い。立身出世まちがいなしだ」という比喩でこの光景を最初は眺めていたが、そんな昔話を比喩に持ち出すのが勿体ない。

目の前の景色は、それくらい特殊だ。

十二沢・上二股の看板と注連縄が張られた登山道の入り口

08:04
川の水は急速に細っていった。
地下水脈の湧出口がどこかにあったのだろう。

あ、川がなくなったな、と思ったところに、紙垂(しで)が見えてきた。
雨に濡れ、重たく垂れ下がっている。

あれっ、もう一度「ここは神域ですよ」宣言?と思ったこの場所が、「上二股」だった。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 何はともあれ"リアルタイムとは別のパラレルをーるどを往く"おかでんのご帰還めでたし。
    スマホも保険でなんとかなったようでそこもまた良し。(Fujiの一眼が心配でなりませんが…)
    それにしても"振り返れば、斜里岳は本当に楽しい山だった。"果たしてそうか?うーん、わからん。山男の思考はさっぱりわからん。今後の活躍も期待しております。

  • zennさん>
    富士フイルムのカメラをご心配いただき、ありがとうございます。
    そう言われてと気がついたのですが、この記事の最後に載せている「故障したスマホ」の写真、まさにX-T20で撮ったものでした。機動力を重視したい場面で、あえてごつい一眼カメラを取り出して構えているというのは、冷静に考えるとかなり倒錯していて面白い絵面ですね。

    先日からzennさんには「新しくカメラを買うなら?」という個別のお話をさせていただいていますが・・・いずれ、あるタイミングから「おや?記事の写真の質感が変わったぞ?」という局面が訪れるはずです。

    もし変化に気づかれましたら、ぜひ早押しクイズの勢いで「カメラ買い替えただろ!」と突っ込んでみてください。楽しみにしています!

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